※被災地への支援情報を、記事末尾に記載しています。
すでに世界中で報道されている、トルコ南東部・シリアの大地震。
イスタンブルにいる私たちは揺れも感じず無事で、被災地方に親戚などもいませんでした。
早朝のM7.7の揺れのあと、午後にも同県内の別の断層でM7.5の地震が起きたため、震源地カフラマンマラシュ県を中心に、近隣10県で大きな被害がでています。
揺れを感じた県はさらに多い
現時点で、約6000棟ちかい建物が倒壊し、約6000人が死亡、約3万4000人が負傷と伝えられています。
捜索救助活動がつづいていますが、数字はさらに増えるでしょう。。。
もともと冬かなり冷え込む地域ですが、不運なことに、地震当日もその翌日、翌々日の今日も、トルコ全国は吹雪です。
この寒さが、寝間着のまま瓦礫の下敷きになった人々に、さらなる追い討ちをかけた形となりました。。。
トルコは七日間の喪に服しています。
世界中から救助部隊が到着し、支援物資もどんどん運ばれ、他県に避難する人向けに無料の飛行機が飛び、税金の支払いが半年延期されるなどの対策が取られはじめましたが、亡くなった命は還ってきません。
半旗になっています
私たちはトルコ南東部が好きで、よく旅行に行ってましたので、この美しく特色豊かな地域に起きた悲劇が、ただただ悲しいです。
震源地のカフラマン・マラシュ県は、「のびるアイス」ことマラシュ・ドンドゥルマスMaraş dövme dondurmasıの発祥の地。
本場のアイスは、羊乳🐑とサーレップ(地中海に自生する蘭の根の粉)を使い、固いため斧でカットされ、ナイフで切りながら食べます。
行ったのが昔のため、ブログに記事がありません
最初の震源地に県境をこえて近い、ガーズィアンテップ県は、日本人にも人気な美食とピスタチオの街。
この街のシンボル、ガーズィアンテップ要塞Gaziantep Kalesiは、
今回の地震で、一部が崩れ落ちてしまいました。
これまた震源地に近いアディヤマン県は、とっても不思議な世界遺産、ネムルット山がある場所。
地震でここ、どうなってるんでしょう。全然報道がないんですが。
誰も山を登って確認する余裕ないんですかね
1人でも多くの人命が救出されますように
おすすめの支援先
◉AKUT 捜索・救助協会
捜索救助を専門とする、トルコの非常に信頼されているNGO。まさに今、現場で救助している人たちに支援できます
◉ AHBAP
アダナ出身の歌手が創設した慈善NGOで、草の根的で真摯な活動が非常に高い評価を受けています。
◉ NPO法人 Stand with Syria
被災したシリア北東部は、反政府派の人々が暮らす非政権支配地域のため、支援から取り残されやすい地域。そこへの支援を行なっている日本のNPO。
◉ AAR Japan 認定 NPO法人 難民を 助ける会
以前からトルコの震災時にも救援に駆けつけていた日本の信頼できるNPO法人。私も仕事で少しだけ関わったことがあります。
◉特定非営利活動法人 ピースウインズジャパン
国内外の社会課題に苦しむ人々・動物を支援する日本の信頼できるNGO。トルコにも出動決定。以前に仕事で関わったことがあります。
他にももちろん、赤十字、ユニセフ、国境なき医師団(特にシリアに入っている)、トルコ大使館、AFAD(トルコ災害緊急事態管理局、大使館への寄付はここへ行きます)などが有効な寄付先です。