Asahi Weekly (No. 2619 Sunday, June 30, 2024)のEnglish Expressionのコーナーに以下の文章がありました。
“Let’s split the bill today.” 「今日は割り勘にしよう」
“No, worries! I will pick up the tab. I’m loaded today.”「心配ご無用!勘定は僕が持つよ。今日はたんまりお金があるんだ」
“What’s come over you? You’re always hard up for money.” 「急にどうしたんだ?いつも金欠病にかかっているくせに」
今回取り上げるのは loaded UK/ ˈləʊ.dɪd /US/ ˈloʊ.dɪd/ です。本誌では「(be) loaded = 「大金持ちの」の意味。お金が体に詰め込まれているというイメージから」と記述がありました。
『ジーニアス英和辞書(第5版)』には 「①<車などが>[荷物を]いっぱい積み込んで、満載で②<食物・作品などが>たっぷり含んだ③たんまり金を持った④<議論・質問などが>[一方的に]有利な、不利な⑤<言葉・質問などが>わなにかけるような、裏の意味を持つ。⑥フィルム[弾]が入った。⑦[叙述]酔っ払った。⑧(野球で)満塁の」とありました。
LDOCEでは “1 GUN/CAMERA containing bullets, film etc. 2 FULL a loaded vehicle or container is full of things. 3 RICH [not before noun] informal very rich. 4 WORD/STATEMENT a loaded word, statement etc has more meanings than you first realize and is intended to influence the way you think. 5 DRUNK [not before noun] American English informal very drunk”と定義されています。
Etymonlineで語源を調べてみると1660年代、「荷物を積んだ、重荷を負った」という意味の過去分詞形容詞で、動詞のloadから派生したものです。
また、同じ文中にある (be) hard up for money=「金銭的に困っている」も合わせて覚えておきたい表現です。(Capricorn)
*①は日本語特有の数字表記です。(UG)