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B級おもしろ映画館

古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

今年も早11月下旬になろうとしている。

昨年のガンの手術以来、何やかやと病院通いが続いている。

今年は白内障の手術もやってもらい

以来視野が鮮明になり広がったような気がしている。

70歳で仕事からは完全リタイア。

以来77歳までは何ともなかった身体に

次々と色んな事が起きている。

今の所、何とか誤魔化しながらもやっている。

これ以上悪くならない事を祈っている。

 

一年の終わりに毎度のことだが見る映画ある。

 

☆ 私が1年に一度は観る映画 ☆

 

 「ハタリ!」     監督・ハワード・ホークス、主演・ジョン・ウェイン 

 

 「グレート・レース」 監督 B・エドワーズ、主演・ジャック・レモン

 

 「素晴らしき哉!人生」 監督 F・キャプラ、主演J・スチュワート

 

この三本、どれも映画の楽しさが溢れている。

「ハタリ!」と「素晴らしき哉!人生」は

ベスト・テンに入るような映画でないが、笑い、泣き、

生きる事の素晴らしさを、さりげなく教えてくれる。

 

「グレート・レース」は、徹底してふざけた映画。

そのバカバカしさに呆れてしまう。

これも映画です。なかでもP・フォークの怪演は必見!

年に一度、暮れも押し詰まった頃に見ることにしている。

 

この三本を映画館ではなく、家で見るのはある覚悟がいります。

トータルで上映時間6時間かかります。

私は疲れない環境を整え、体調を万全にして

お茶とお菓子を用意し、見ることにしています。

 

一年、今年も生き延びた思いを感謝しつつ

これらの映画を見ようと思っています。

またもや昭和の話です。

昭和の映画黄金時代、

映画興行は、ロード・ショーに始まって2番館、3番館と落ちて行って

その後名画座などで上映していた。

一般的には指定席などなく、

入れ替え制の完全指定などは

「クレオパトラ」や「マイ・フェア・レディ」等の超大作に限られていた。

そんな中、忘れられないのは週末のオールナイト興行だった。

オールナイトは、今も現存する神戸の新劇会館で始まったと言われる。

昼間上映している映画を、そのまま朝まで上映していた。

神戸では昔からあったので不思議ではなかったが

それ以外の地域では、ヤクザ映画の流行と共に盛んになった。

オールナイト興行に反対の声が上がっていたのは

上映している映画がヤクザ映画が多かったからだろう。

その前から神戸に住んでいた私は、土曜日の仕事が終わり

定時制の高校へ行き、授業が終わるのが9時過ぎで

そこから新開地へ出て深夜映画を見る。

日曜の明け方に下宿に帰り、3時間ほど仮眠を取り

朝の9時には、三ノ宮か新開地の興行街に走って行った。

そこから日曜の一日かけて、ひたすら映画を見ていた。

土曜から日曜にかけて、多い時は10本位は見ていた。

映画館で見るしかない時代、映画も一期一会だった。

それだけに真剣だった。全くハズレの作品も必死に見ていた。

貧乏勤労学生にとって、映画代も馬鹿に出来なかった。

あまり疲れすぎて、湊川公園で寝て知った時は

警察に保護された時もあった。

今のシネコン全盛時代には考えられないと思う。

完全指定、入れ替え制、革張りのシート、映画を見るには

今の方が何倍も快適です。

それだけにたまにロード・ショーで「シャイアン」を見た時などは

超満員のなんば大劇場で、早く出ろよと立ち見の人に

睨まれるのを無視して、2回続けて見てしまった。

どちらが良かったが?

この答えは映画の内容で決まると思います。

両方の時代を経験出来て、良かったとは思っています。

 

今日は病院の定期検診の日。

採血で始まり、CTやら何やらと検査が続いた。

幸いな事にガンの再発もなく、異常なしとの事。

次回は2月中旬。3か月後と大分間隔があくようになった。

長生き願望はそんなにないつもりだが

もう少し映画を見る時間が欲しいと思っている。

 

 

 

 

 

「太陽の下の10万ドル」  1964年 129分 フランス  モノクロ

  監督・アンリ・ヴェルヌイユ

  出演・ジャン・ポール・ベルモンド、リノ・ヴァンチュラ

 

舞台は北アフリカの砂漠地帯。

登場するはジャン・ポール・ベルモンドとリノ・ヴァンチュラの

巨漢二人にゲルト・フレーベ。男の匂いがプンプンする。

監督はメロ・ドラマからコメディ、それにアクションまでも

器用にこなす職人監督・アンリ・ヴェルヌイユ。

これだけで男の汗の匂いと、砂漠の砂ぼこりで

見ている私の喉はどうにかなりそう。

10万ドルの荷物を積んだトラックで逃げるのが

ジャン・ポール・ベルモンド。

追っかけるのがリノ・ヴァンチュラとゲルト・フレーベ。

砂漠を舞台のアクション・コメディが始まる。

ラストは意外なオチが用意されていて

男どもの苦笑いが砂漠に響き渡る。

ベルモンドとリノ・ヴァンチュラさん、

サルとゴリラの戦いと言えばお二人に失礼かもしれないが

イカツイ顔の二人の対決は面白過ぎる!

129分と少し長い気もするが、

滅多に見られない男たちのバカ騒ぎは結構楽しい。

「地下室のメロディ」で大ヒットを飛ばした監督が

再度、男たちの争いを面白、可笑しく描いている。

1960年代、普通に面白いこんな映画が山のようにありました。

この作品、意外にもDVD化されていて、今は廉価版も出ている。

 

妻が外出中の為、体調が回復してきたドン様とお留守番。

コンビニのおでんでもと買いに行ったのだが

値段の高騰に驚いた。

いつもは5個くらい買うのだが、今回は少し減らした。

何でもかんでも値上がりかと溜息が出る。