飽きる事なく古い映画ばかり見ています。
配信の映画もたまに見る事がありますが
もう一つ、心に残る様な作品がありません。
一つには映画の各分野におけるプロがいないという事でしょうか?
監督、脚本、撮影、美術、衣装からタイトル・デザイン一つにまで
見事なプロ達がいました。それらを統括する製作者には
信じられないような化け物のような怪物が控えていた。
「史上最大の作戦」等のような、本物の戦争かと思える様な作品も
ダリル・F・ザナックと云う怪物プロデューサーがいました。
今の映画に映画のプロがいないような気がしてなりません。
それに撮影技術が進歩し過ぎているようです。
それやこれやで見るのは古い映画ばかりになってしまいます。
毎回、名作と言われるような作品を見ている訳ではありません。
昨日見たのは「荒野の3軍曹」&「5月の7日間」の2本。
名作でも傑作でもないでしょう。
でも、面白いんです。
「荒野の3軍曹」は、シナトラ一家が西部劇の巨匠
ジョン・スタージェスを担ぎ出してのオフザケ・ウェスタン。
「5月の7日間」は、当時まで新鋭だったジョン・フランケンハイマーが
バート・ランカスターやカークダグラス、フレデリック・マーチなどの
重量級スターを駆使してのクーデター・サスペンス。
見終わって、その面白さが何とも心地良いんです。
酔いしれる程の面白さに圧倒されます。
それは、芸術とか何とかではありません。
映画特有の楽しさに溢れていて、
心の奥底まで満たされるようです。
この気分を味わいたく、今日もせっせと映画を見ます。
昼間は暖かく過ごしやすかったが
朝晩の冷え込みは、爺さんには堪えます。
とにかく暖かくして寝るしかありません。
来年3月まで、約5ヶ月間、頑張りましょう。