4月の日本映画専門チャンネルで
三船さんの「価値ある男」が放送される。
日本公開の時に一度だけ見ただけで、今や何も思い出せない。
この映画、彼の最初の外国映画(これはメキシコ映画)。
「価値ある男」 1961年
「グラン・プリ」 1967年
「太平洋の地獄」 1968年
「レッド・サン」 1971年
「大陽にかける橋」 1976年
「ミッドウェイ」 1976年
「1941」 1980年 (年度は日本公開年)
以上7本が日本で普通に公開された作品。
これ以外にも、「大統領の堕ちた日」 「将軍」 「インチョン」
「武士道ブレード」 「最後のサムライ・ザ・チャレンジ」 「シャタラー」
「兜KABUTO」 「シャドウ・オブ・ウルフ」 「ピクチャー・ブライド」
以上9本の外国映画がある。
上の7本は、殆ど主役級の出演である事が素晴らしい。
世界の三船と呼ばれ、多くの俳優から尊敬され
会ってみたい日本の俳優のナンバー・ワンだった。
この中では「グラン・プリ」と「太平洋の地獄」が素晴らしかった。
単なる侍ではない、一日本人としての存在価値を
スクリーンの中で表現した唯一の日本人だった。
下の9本は「インチョン」のように日本では公開されず
ソフトも出ていない作品もあるが、見ようと思えば何とかなる作品。
作品としての評価は首をかしげたくなる映画もあるが
黒澤作品とは違う晩年の三船さんを知る事が出来る。
晩年になってからは、世界の三船と評価された頃と違い
彼の演技の評価が変わって来た所があって、気の毒な気がしていた。
私は彼の出演作は好んで見ていた方でした。
黒澤作品は勿論ですが、稲垣浩・監督、岡本喜八・監督の
作品も楽しく見ました。「どぶろくの辰」 「風林火山」 「無法松の一生」
「血と砂」 「暗黒街の顔役」と、面白い作品が沢山あります。
「独立愚連隊」のような、おかしくなった連隊長の役にも
面白がって出演するような所もありました。
日本人にはない大きなスケールの俳優だったと思う。
不世出の大スターだったと思います。
東京オリンピックの中止がなくなったとたんに
東京でのコロナウイルスの感染者が急増している。
今、世界のマスコミや、多くの人がヤッパリと思っているでしょう。
慌てて記者会見などをやっているが、疑惑は消えないでしょう。
人の命とオリンピックを秤にかけたつけが回って来ていると思う。
暖かさが本格的になって来た。
山の上の桜もそろそろ咲きそうになって来た。
明日にでも山の下の河川敷に花見にでもと思っている。