A姉妹とB姉妹は旧友どうしで
若いころに子育ての面でも協力していた仲です。
しばらく会わない間にB姉妹は”覚醒”していました。
A姉妹はB姉妹の覚醒については知りません。
ある日,彼女はA姉妹からのメールを受け取りました。
以下は海外の掲示板に投稿された内容を訳したものです。
このメールは短めに書きます。
届いていないかもしれないので。
これを読むことを快く思うかはわからないけど書きます。
昨年の秋にわたしは輸血を受けるか
それとも死ぬかの難しい選択を迫られました。
そしてわたしは輸血を選びました。
医療連絡委員は現実的な解決策はもっていませんでした。
16回の緊急輸血によってわたしの命は取り留められました。
長老たちと話すことになったとき,彼らはわたしが
弱かったのか。それとも邪悪だったのかを問題にして
いました。
そして輸血が複数回だったことで,
わたしは邪悪な者と判断されました。
王国会館でわたしが「もはやエホバの証人でありません」
と発表されたのか,排斥されたと発表されたのか
わからないけど,わたしがとても親しくしていた友達が
二度と声をかけてこなくなりました。
それまで彼女とその娘は週に一回はお見舞いに来てくれ
てました。
長老たちは輸血の選択なんて一度も経験したことないのに,
死のほうを選ぶことは躊躇しないと言ってました。
とても不思議に思えました。
彼らは他の事柄に関しては霊的にそれほど強いわけでは
ないのに,いざ選択すべき時がきたら死を選ぶのかしら…。
まあとにかく,集中治療室に50日間拘束される体験は
本当に恐ろしいものでした。
このメールに対する返事は期待していません。
わたしもわかるから。
わたしはあなたのことを考えてるの。
子供たちはどうしてるかしら。
もうあなたも孫ができたかしら。
体に気を付けてね。
それじゃね。
愛をこめて
-署名A-
A姉妹とB姉妹は このメールを機会に
新たな交遊関係が始まります。
輸血がらみのこういう話って意外と聞く機会ないですよね
封印されがちだと思います。
感想はまた次回に書こうと思います。