誤った二分法(False Dilemma) | エホバの証人研究(ブログ)

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誤った二分法(False Dilemma)
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エホバの証人が真の宗教じゃないとしたら
どれが真の宗教なんだい?


そのように考えることがありますか?

非論理的な考えの一つに
誤った二分法(False Dilemma)
というものがあります。

これは選択肢を両極端に考えてしまうために正しい結論に至ることができない考え方の一つです。

宗教の選択で言うならば,宗教は「真の宗教」と「偽りの宗教」しか存在しておらず,ある宗教が偽りであることが判明したら別のところに「真の宗教」が存在するはずであるという考え方にあらわれます。

誤った推論の中には考えを単純化してしまうという点があります。
「Aは間違っている。だからBが正しいと結論づけられる」といった考えです。

このような「白黒思考」ではなくても,物事をあまりに単純化してしまうことはよくあります。

例えばモルモン教会は以下のように説明します。
使徒パウロは教会が「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって、キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である」(エペソ人への手紙2:20)ことを宣言していました。にもかかわらず、使徒と十二使徒評議会の職はすべて、私の知っている限りでは、ほかのキリスト教会には存在していません。これは私にとって注目すべき違いであると思います」(「キリストの特別な証人」エンサイン1984年5月49ページ)。
http://morumon.net/%E5%8D%81%E4%BA%8C%E4%BD%BF%E5%BE%92


聖書の中で教会は「十二使徒」の上に建てられたという記述があるのは確かです。しかしそれによってモルモン教会が真のクリスチャンであることが証明されるわけではありません。

エホバの証人もこれに類する推論で「真の宗教」を判断していないか吟味してみるのは大切なことだと思います。