都市伝説の検証(3) フリーメーソンな話 | エホバの証人研究(ブログ)

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そういえばフリーメーソンの話題を忘れていました。

ラッセルの墓に関連して語られる話題と言えば
ラッセルとフリーメーソンの関係です。

「メーソン」という言葉は新世界訳聖書では列王第二 12:12と22:6 に出ており「石工」と訳されています。フリーメーソンを訳すと「自由な石工」という意味になります。これはフリーメーソンが石工の職人組合から始まっていることによるとされています。

フリーメーソンは世界を裏で支配していたなどという陰謀説の話題として語られることがあります。しかしこれは都市伝説にすぎません。

フリーメーソンについてお知りになりたい方は以下の動画をご覧ください。

この番組のすべてを見る場合はここをクリック

ラッセルとフリーメーソンの関係

ラッセルはフリーメーソンについて何度か言及しています。

最も詳しく扱われたのは1913年の大会のレポートです。
これはラッセルの大会での講和を記事にしたものです。

Special 1913 Convention Report p.120
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神の神殿 - C.T.ラッセルの講和 1913年大会レポート p.120
わたしは、この特別な機会に我々のメーソンの友と意見が一致している点について話をしたいと思います。なぜなら我々はメーソンに献堂された建物で話をしているわけですし、我々もまたメーソンでもあるからです。わたしはフリーメーソンです。わたしは自由で受け入れられたメーソンです。それは、この点をもっと詳しく話をするならばのことです。というのは我々のメーソンの兄弟たちは、自分たちが自由で受け入れられたメーソンであることを好んで話すからです。彼らは彼らの形式で話をしています。そこでわたしも自由で受け入れられたメーソンであるといいます。我々みんなもそうだと思います。しかしそれはメーソンの兄弟たちが言うようなスタイルに倣っているのではありません。我々は彼らと言い争っているわけではないのです。わたしはフリーメーソンに反対する言葉は何も語りません。事実、わたしの親愛なる友たちの幾人かはメーソンでもあります。そしてわたしは彼らが部分的に貴重な真理をもっているということを認識することができます。

ラッセルいわく

「わたしはフリーメーソンです」

しかし、ラッセル自身がフリーメーソンのメンバーになっているという意味ではなくて、文脈を見ると自分は聖書的な意味でのフリーメーソンだと主張しているにすぎないことがわかります。

ラッセルはフリーメーソンではないにしても、なぜここでフリーメーソンについて良い印象を与える話を始めたのでしょうか?

その理由は続く部分を見ると明らかになります。

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日本語訳
我々はメーソンの友たちと神殿とその意味、善きメーソンであること、そして我々のメーソンの友たちが象徴に使っている偉大なピラミッドについて語り、その偉大なピラミッドが意味していることについて話をしました。我々のメーソンの友たちは仰天していました。

ラッセルはメーソンの友人たちとピラミッドの話題で話をしました。

そしてピラミッドにまつわる真理で意気投合したエピソードを語っています。

このように考えていくと

ラッセルは世界を裏で支配する陰謀に加担する怪しい男というよりも

単なるピラミッドオタクだったということがわかります。

彼はそれ以上でも、それ以下でもなかったのです。

$エホバの証人研究-C.T.ラッセル ピラミッド
ピラミッドを訪問するラッセル一行


それにしても

彼の怪しい墓のモニュメント、初期のものみの塔の怪しいマーク。

単なるオタクには思えません。

それについてはまた次に検証したいと思います。