鞭打ちの刑 | エホバの証人研究(ブログ)

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箴言 23:13
ほんの少年から懲らしめを差し控えてはならない。
あなたがむち棒でこれを打ちたたくなら,彼は死なないであろう。



2001年にアメリカのシカゴで事件が起きました。

ラリー・スラック(Larry Slack)と妻のコンスタンスは12歳のラリィ(Laree)を1.5メートルの電気コードの「懲らしめの鞭」で打ちたたき殺してしまいました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Murder_of_Laree_Slack
https://sites.google.com/site/chilrenstempletepages/God-Bless-Our-Lost-Angels/12-year-old-laree-slack

きっかけは、外食に出かける前に財布が入ったジャケットが見当たらなくなったことでした。

娘のラリィが熱心にジャケットを探さなかったことと、家の中に衣服が散らかっていたことが重なり両親は逆上します。

そしてラリィが標的になります。

ラリィは数回電気コードで鞭打たれました。しかし父親の怒りはさらに増します。ラリィが打ちたたかれる際に身をよじってよけようとしたからです。他の子供にラリィを押さえつけるように命じ、40より一つ少ない鞭打ちの刑が始まります。

ラリィが泣き叫ぶと、父親はタオルを口の中に入れるよう他の子供に命じます。

そして他の子供にラリィのパンツの下ろすよう命じ、39回のむち打ちを何度か繰り返します。

そして合計160回を超えるむち打ちの後、内蔵の外傷と内出血で死亡しました。

父親のラリーは背中だけではなくお腹も打ちました。


報道によるとこの両親は「敬虔なエホバの証人」でした。

協会の広報担当のJ.R.ブラウンはこの両親はバプテスマを受けたエホバの証人であるが、集会にあまり来ていなかったことを強調しました。


広報のJ.R.ブラウンにとっては、事件そのものより、スラック夫妻が「敬虔なエホバの証人」と表現されていることがショックだったようです。




その後、事件が起きたシカゴの地元の新聞には、J.R.ブラウンの意見を反映した記事が掲載されます。記事は一部次のようになっていました。


シカゴ・サン・タイムズ紙 2001年11月14日

エホバの証人の国内スポークスマンのJ.R.ブラウンによるとエホバの証人のクリスチャン会衆として知られるグループは子供の訓練の受け入れられる方法として 体罰を認めていません

「この事件は宗教とは無関係です」とブラウン氏は述べます。「これは聖書的な教えでもありません…人の命を奪うことは罪です。残虐行為と虐待は罪です」と語りました。




エホバの証人が「体罰を認めていない」とは初耳です。


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