ながらく輸血拒否についての記事を投稿してきました。
ここからしばらくの間、「エホバの証人の習慣と信条」の幾つかを
記事にしたいと思います。
第一弾は「排斥制度」です。
この排斥制度は輸血拒否と同じく各国で公序良俗に反するものとして
問題視されています。
フランス、デンマーク、ドイツ、そしてロシアなどでエホバの証人の
法的認可に関して訴えがなされる動きが近年ありました。
問題点としては輸血拒否、子どもへの宗教の強制、排斥制度などが
指摘されます。
宗教的な不寛容につながる問題に対しては欧州人権裁判所が
エホバの証人を救済する場合があります。
しかし同時に北欧など人権意識の強い国では、エホバの証人の
組織そのものがその成員の人権を無視していることに
疑問の声があがることが少なくありません。
宗教の自由は尊重されるべき人権に含まれます。
しかしその自由を尊重してほしいと願うのであれば、
その宗教をやめる自由も同じように尊重するべきです。
ところがエホバの証人には制裁をうけることなく宗教をやめる
自由が与えられていません。
とはいえ、エホバの証人にとっては人権よりも聖書の言葉が
重要かと思いますので、記事の中では特に聖書的根拠を
中心に書いています。
排斥制度の現状についてはレイモンド・フランズの
In Search of Christian Freedom がとても参考になりました。
またインターネット上の率直なコメントも大変参考になっています。
排斥については、ものみの塔の出版物だけでは実態がわからない
部分が多々あることを調べていて痛感させられました。
また、ものみの塔が誤解させるような仕方で引用している
歴史家エドワード・ギボンの著作は資料が著作権切れと
なっており全文が掲載されている Google を参考にしました。
著者: Edward Gibbon
The History of the Decline and Fall of the Roman Empire
著作権切れ資料がネット上にどんどん公開されているので、
助かります。ものみの塔にとってはやりにくい時代になったのでは
ないかと思います。
詳しくは以下の記事からご覧ください。
エホバの証人の習慣と信条 – 排斥
エホバの証人研究http://www.jwstudy.com/docs/