背教者 | エホバの証人研究(ブログ)

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ものみの塔 (jw.org) に関わるすべての人に向けてひたすら情報を提供します。


ものみの塔の本拠地のアメリカはとても「自由」な国で
「聖書に書かれている」と言えば、とりあえず個人の自由として
尊重される傾向があります。

その風土はコーランを焼き捨てる計画をしてしまう
牧師が出てしまうことにも表れています。

そんな風土で育った人が大半を占める統治体の成員ですから
「背教者」と呼ばれる人を中傷する記事を掲載することに
躊躇しません。

しかし今のヨーロッパの風土は違います。

例えばイギリスには宗教的憎しみを煽る活動を禁じる法が
あります。

そんな中、ものみの塔の2011年の7月15日の記事に関する
訴えに基づいてイギリスの警察は調査を行いました。

イギリスのテレグラフの記事に出ています。

ものみの塔の2011年の7月15日の記事では、
背教者は一律に感染症にかかっている人に例えられ、
彼らは「精神的な病気(mentally diseased)」と
呼ばれています。

エホバの証人をやめようとする人に対する厳しい
制裁が注目されました。
以下テレグラフの記事の一部を翻訳します。

元長老のアンガス・ロバートソンは
「人々をいじめるために使われる聖書の適用の
仕方が問題だ」と述べた。

しかし協会のスポークスマン、リック・フェントンは
問題とされる記事の表現を擁護し、村八分にすることは
「個人が自分自身で決定している問題だ」と述べる。

「エホバの証人は誰でも自分の気持ちを自由に表現
できるし、質問することもできる」と彼は言う。
「もし誰かが自分が一度は受け入れた聖書に基づく
教えに楯突く気持ちになったら、我々は彼らに
出ていく権利を与えている」



デンマークでも状況は同じです。

デンマークで宗教法人として認められるためには
幾つかの条件をクリアーしなくてはなりません。
その条件の中には信者の人権に敬意を払うこと、
特に宗教と信条の自由を認めることが要求されており、
宗教を変える自由も含まれています。

デンマークの新聞記事には「エホバの証人が宗教法人
として認められたことは不思議だ」と述べています。

ヨーロッパのエホバの証人は自分たちが狭量な組織に
いるのではないことを示す必要があります。
彼らは実情を率直に伝えるのではなく言葉巧みに説明
する必要があります。

たとえばエホバの証人の長老たちは
輸血を受け入れて排斥されるような立場の人が現れた
としたら、彼らを「排斥にした」とではなく、彼らが
「自ら断絶した」と述べるように指導されています。

自由を尊重するという組織が、自らの立場を
自由に語れない状況にあるというのは皮肉なことです。


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