歳を取った親がとても愛しく、
可愛い💕
こんな感情を話す友人がいましたが、
今までは、
ふぅん…そんなものかな
という気持ちでした。
さて…
しばらく老親が滞在していました。
本当は、日光の常宿を予約してあったのですが、
90になる、持病がある親が
誰か分からない人々が各地から訪れて
すべての部分の掃除までは行き届かないと思われる 今の宿泊施設の現状では
安心して連れて行く訳にはいかないな、
と判断した私達夫婦は、
じゃあ、
別荘マンションにいらっしゃいよ!
という事で
日光の常宿を諦めさせたわけです。
食事は、
私が三度三度、
腕によりをかけて準備し、
それはそれは満足してもらいましたし、
眼前の富士山⛰や
駿河湾、
日没、
夜景、
これを堪能してもらいました。
会う度に どんどん小さくなり、
父親も ついに私より(私は148センチ)小さくなっていました。
母親も、小人のようです。
歩行も やっとこさではありますが、
階段も坂道も
まだまだ ゆっくり歩けます。
自立していてくれて、親孝行を喜んでくれる老親が、
最近では
見た目も行動も
可愛くて仕方ありません。
実家まで迎えに行き、
別荘マンションに連れてきて5日間もてなし、
また実家まで送って来ました。
不完全な親ではあるが、
それなりに力いっぱい私を含む3人の子供達を育ててくれて、
まだ元気でいてくれる両親。
枯れたように小さくなっても
まだ読書が大好きで、自分磨きにも余念がなく
子どもたちのために
あれこれ気を配ってくれる 両親。
この5日間で
私の中に、
今までなかった 感情が 湧き上がるのを感じました。
親を実家に送り届け、
また別荘マンションにもどり、
さっきまで親が日向ぼっこをしながら座っていた残像を思い巡らしながら、
両親が可愛くて仕方なくなりました。
身嗜みにも まだきちんと気を配る
清潔感のある両親。
お世話もほとんど要らず、
送迎程度の事でよい。
これが まだまだ続くことは難しいけれど、
いま、可能な限り
両親には 残されたときを幸せに生きてもらうために
私に出来る最高の親孝行をして行きたいと
心から
思いました。