私が専業主婦になった いきさつを書いて来ました。
それを、
自分の中で、非常に不本意で、
自分でそれを許せない
と言う状態が 20年近く続いていました。
今でこそ
専業主婦 と言うのは
誰もが手に入れられるものではない希少価値の身分であり、
憧れの対象
ですが(笑)
つまり、時代が私に追いついた?(笑)
これは冗談です。
そう、
今の時代は、なりたくてもなれないのが専業主婦。
夢の専業主婦、
なのです。
有閑マダム
と言う呼び方さえ されるほどですものね。
働かずに、適度に家のことをしていれば、友達と出歩き、高級ランチやショッピング三昧でも、エステやサロンも行き放題でも、誰にも叱られません。
こんな生活を保証される女性は
極めて少数派で、類稀な身分なのです。
奥様…と言うヤツです。
でも、私はそれを絶対に許せませんでした。夫がいくら稼いでくれても、私が社会的に認知される事がなければ、私は不幸だったのです。
じっさい、
同じ大学の同窓生は、みな
その道の第一人者になり、男性よりも上に立っています。
同窓会が惨めでたまりませんでした。
そんな気持ちで専業主婦をしていても、幸福であるはずがないのです。
さて、
引っ越した先が、
まさに、転地療養の適地
と呼ぶにふさわしい場所でした。
景観も良く、
マイナスイオンの満ちる湖畔の住宅地に
広さも快適さも十二分の家を建てました。
そこが終の住処となる、
と夫にも太鼓判を押され、
最後の引っ越しだからと、力を振り絞り、引っ越しをしました。
家を新築するにあたり、
床を補強し、防音装置を施したピアノ🎹レッスン室を作る事を条件に、大変な引っ越しに同意し、それが叶いました。
私は音大卒ではありませんが、
教員免許がありますので、
基本的なことは教えられるのです。
大好きなカワイのグランドピアノ🎹も購入しました。
スタインウェイと迷いましたが、工場まで選びに行き、
KK「カワイコイチ製」を選びました。
スタインウェイか、KKのピアノは、個人的に、ヤマハよりも好きで、音のきらびやかさ、輝きが違うと感じるのです。
そこで、ピアノと、声楽の基礎を教える教室を開きました。
近所の子どもたちが
たくさん習いに来てくれましたし、
出張レッスンも承ります とチラシを出したら
その生徒もたくさん見つかり、
しかも出張レッスンの生徒さんは 子どもの頃に習いたかったけれど、習いそびれたシニアの方々が多く、
生徒でもあり、友人でもあり、
と言う貴重な関係になり、
さらに、
私のことを口コミして下さり、
明確には内容は言えませんが
信用だけで依頼される、ある意味シークレットな仕事も舞い込んで来たり。
それらの収入を合わせると
正社員の女性以上の収入が手に入るようになり、
頼りにされ、評価される日が
遂にやって来たのです。
なによりも
私の人柄と能力を口に出して褒めて下さる方々ばかりで、やっと日の目を見た感じになりました。
その喜びと、
適度な忙しさ、緊張感、良い環境、と相まって、
なんと、あの入院以来 患っていた 慢性肝炎も、一時は克服出来たかのように思えました。
健康な40代を過ごしているうちに、金銭的余裕もあるので自分に磨きをかけているうちに、
20代と間違われる事さえ しばしばあるような 見た目も実現していたのでした。
しかし…
またもや大きな試練が…
続きます。


