念願の 押入れが開くようになりまして…
(これって至極当たり前の話)
そうしたら、
山のように ここ二年間 着る事も出来なかったばかりか、
存在まですっかり忘れていた
沢山の衣類が 出て参りました。
とくに、
セーターがゴロゴロと出てきて、枚数たるや、10枚ほどありました。
うち、7枚がカシミヤ
3枚がアクリルとナイロンと少しの毛のミックスでした。
今日くらいの気温だと、まだカシミヤは早いです。
それで、キャメル色の化繊メインの薄手セーターを着てみました。
ところが!
頭や腕を通す時の静電気がハンパなく、髪が乱れ、しばらくは直りませんでした。
静電気が帯電している状態の時に、どんなブラシで収めようとしても無理でして、
ラ・カスタの獣毛ブラシでさえ歯が立ちませんでした。
部屋の温湿度計を見たら
なんと!27%ではありませんか!
バージンヘアに近い細さの 超ストレートヘアーは 扱いにくいです。
静電気には、歯が立ちません。
カシミヤセーターは、とくにユニクロの物などは 非常にデリケートで、すぐに毛玉になりますので、ついつい丈夫なアクリル中心のセーターばかり着ていたのですが、
もうかれこれ保存期間もふくめて4〜5年ほどになりますので、
潔く、手持ちをこの冬は着倒して、毛玉だらけにしてしまおうと思います。
持っているだけ、
しまってあるだけ、
でも、確実に劣化しますし、
1〜2回しか着なくてもカシミヤはクリーニングには出さなければいけないのですから、
今年は快適と、温かさ、ヘアケア などの様々な意味を込めて
カシミヤ三昧で過ごそうかと思います。
最近では、
何かが上手く行かないときには
難しい方ではなく、
簡単な方を選択して対処しよう
という路線に変えました。
そう、
化繊を着るために
加湿器で静電気を防ごう
ではなく、
静電気の立たない素材以外はやめよう
と言った路線です。
静電気で逆立った毛髪は
ものすごいダメージを受けて
キューティクルははがれ、
毛根もアタックされます。
デザイン重視で選ぶと、
若者のブランドの化繊セーターはスタイリッシュなのですが、
ジャケットやボトムの合わせ方次第でカモフラージュ出来ますので、
この冬は
化繊セーターをすべて断捨離しようと決めました。
若い頃には
こうした選択をしなければならない日が訪れる事など
微塵も考えることなく、
化繊であろうが静電気にも悩まされずに、
着たい放題でした。
さて、
なにも、カシミヤでなくとも、
ユニクロで安く売っている、エクストラファインメリノ
くらいの ウールでも良いのではないか?
と思われるでしょう?
でも、私はそうではないのです。
なぜか?
続きます。