#54 介護業界に外国人の人材受け入れがスタート&JWMTO副理事長が番組に登場 | 走れ!介護タクシー JWMTO Presents

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#54 介護業界に外国人の人材受け入れがスタート&JWMTO副理事長が番組に登場



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本日のお題【入管法の改正のお話&番組初登場のJWMTO"副"理事長に聞く研修のお話】


ゲスト 関澤俊夫さん(JWMTO理事長)
後半ゲスト村越信一さん(東京都荒川区・介護タクシー「ピクニック」
            兼JWMTO副理事長、福祉移送ネットワークアイラス理事長)

パーソナリティ JWMTO理事の原田一樹&タレント、ラジオDJの沖直実
以下「原田」「沖」「関澤」「村越」



【向こう5年で、年間1万人以上の外国人を受け入れる】


沖「今日のお題でございますが。」

原田「えーとこれ、年末に国会とかでね、この番組でそんな国会なんて大それた
   話をするのはあれなんですけど、介護の人材が不足して、とにかく入国管理法っていう
   要は外国人の方が日本に入ってくるときの、日本に住むような時の法律
   それが、去年の国会で可決されたじゃないですか。改正されて。これ新聞とかでね
   テレビでもいっぱい言ってましたよね。

   で、我々に関係する所で行くと、介護の人材。施設とかで働く人
   そう言う人達が、1番その外国人を受け入れる、業種になってるのね。
   それが5年間で、最大6万人ぐらいまで。受け入れるんですって。
   ということで、さあ世の中変わってくるぞと。これ今年からそうなりますから。」

関澤「6万人で間に合うかな。」

原田「たぶん間に合わないでしょうね。本当はね。」

沖「それだけ日本の方が、介護の仕事につかない、ってことですかね。」

原田「もう少ないんですよ。ただね、あのお隣って言うか台湾あるじゃないですか
   お隣の国。あそこはね、もうずいぶん前から、もともと人口が少ないので
   外国人を受け入れてたわけね。東南アジアの人とか。
   それがもう25万人働いてるんだって。

   これ僕テレビで見たことあるけど、確かに言葉もなんか頑張って中国語覚えてさ
   介護施設で働いてんのよ。それはも台湾ではもう当たり前のスタイルになっちゃってるみたい。

沖「今確かになんか、メイドさんっていうのかな、お掃除してくださるメイドさんを
  割と東南アジアの方だったりを雇ってる、あの芸能人の方とかいらっしゃいますよね。」

原田「セレブの人たちね。メイドさんを雇える。」

沖「日本人ではなく、その外国の方を雇ってるとか。」

原田「あれってどこに言えば雇えるの・・・。メイドさんって。」

沖「私も分かんないんですけど・・・」

原田「昔お手伝いさんって言ってたよね。お金持ちの家がさ。」

沖「そうですよね。
  こんなに、日本人なんか、職につけないとか、仕事がないって言ってる人が
  こんなに多いのに、でも介護の仕事につかないもんなんですね。」

原田「うん。簡単に言うとね、給料が安いんですよ。介護職員。これもう有名な話だからね
   皆さんよくご存知だと思うんだけど、平均でね、合計で23万ぐらいなんだって。」

沖「月?」

原田「月。月の平均がね。
   で、実際の他の業種と比べると、平均で7万円ぐらい低いんだって。
   しかもね、それが上がってかないんですよ。」

沖「なんでだろうね。」

原田「あのね、仕組みから言うとまず、介護保険の仕組みってあってさ、
   あの、国っていうか介護保険って、まあ健康保険と一緒の仕組みだよね。
   みんながまずお金を出し合って、その財源の中から分配するわけじゃない。
   利用者に対して。で、それって限界があるでしょ。元々入ってくるお金に上限があるから
   その上限の中から、支払うわけだから、当然上限決まっちゃうわけですよ。

   普通の仕事みたいに、何て言うのかな一生懸命働いたから、給料が上がるとか
   売り上げが上がったから給料が上がる、っていう種類のものと全然違うのね。
   いくら頑張ろうが、そこは変わらない法律で決まっちゃってるから。」

関澤「ただ介護保険料も上がって来てるからね。少しその報酬の方も上げて・・・」

原田「そうなんですよね。」

沖「6万人の外国人を受け入れる、お金があるなら、今の日本人の介護の方にプラスして
  あげればいいのにとか、思っちゃうんですけど。」

原田「そういう多分意見も多分あるんだと思うのね。
   ただ絶対数がもう足りないの。」

沖「そっか。高齢者社会だから。」

関澤「まだまだまだ、足りなくなってくる。だから2025年になると
   おそらくもう、受ける側も難民者、だから介護難民かなり増えるっていう。」

原田「施設に入れない。入りたくても入れない。あとはそのなんだっけ
   訪問介護に来てくれない、来てほしいのに来る人がいない。」

関澤「絶対介護者が足りなくなる。」

沖「とにかく少なくなって、老人が増えるわけですもんね。」

関澤「ただね、フッと振り返ると10年前はね、ものすごいヘルパーさんの数いたのよ。
   もう本当に、あの雨後の筍のようじゃないけども、本当ヘルパーを持ってる人
   ヘルパーの資格を取るっていうの、振り返ると10年前、たくさんいたの。

   ただ、色々なことがあって、景気が良くなってきたでしょう。
   そうするとそこで、踏みとどまらなくて、他の職種に行ってしまう。
   だから今原田さん言ったように、報酬が低いから、高い方にどんどん行ってしまう。」

沖「だから介護でも、これだけ稼げますよ、っていうモデルがあったりすると
  ちょっと夢の職業みたいに、なるんですかね。」

原田「だから一部ではそういう、なんか介護の会社がね、やってる会社っていうか組織が
   その別の事業もちゃんとやったりして、より高い給料をあげられるような仕組みに
   してるとこも、一部ではあるらしいの。でもほとんどのとこではそれ無理なんだよね。

   だけど、僕なんかがもう、関澤さんなんかもね、思うと思うんですけど
   あの、ちょっと施設があまりにも立派すぎるとこが多いかな。」

関澤「そうね。そういうところにお金かけすぎちゃってね。」

原田「こんなにホテルみたいに立派にして、中で働いてる人もの安い給料で働いてるのよ。
   確かに、消防法とか色々あるから、大事なんだよ。その、スプリンクラーつけなきゃ
   いけないとか、いろんなお金は確かにかかるのは知ってるんだけど
   なぜこんなに廊下が広い?とかね。どうしてこんなに、車が通れるような廊下で・・・。」

関澤「すごい大理石みたいなね・・・」

原田「なんで大理石使ってる・・・??。みたいなのね。」

沖「でもあれでしょ、入るためのお金はすごいとるじゃないですか。
  何千万とかかかる。」

原田「それは施設によるんです。あの有料老人ホームで、入る時の入居金っていうので
   すごく高くとるとこはあります。」

沖「そういうお金って言うのは、いわゆる介護してる介護者の方に、介護職員の方には
  あんまり反映されないもんなんですかね。」

原田「ただね、その本当に入る時に何千万とか、僕が聞いてる中で一番すごいのって
   あの、入る時に1億円以上払う施設ってあるんです。日本で。
   それはもう日本で最もセレブな人たちが入る施設。」

関澤「それこそホテルみたいな。」

原田「そういうところは確かにね、職人さんの給料もそれなりです。
   ものすごいが大手がやってます。その代わりね。
   ただそういうのないじゃない。そんなのごく一部でさ、一般はもう社会福祉法人だとか
   NPOだとか、いろんなそういう非営利団体みたいのがやってて
   介護報酬で、ギリギリ給料払ってるの。」

関澤「ただね、よく新聞の記事なんかで目にするのが、その、内部留保金。
   社会福祉法人なんかでも、最近内部留保金が多い。こういうところもあるんだよね。」

原田「出せ、って話になってますね。お金貯めすぎだからあんたたち出せと。
   非営利なんだから、っていう風にはなって来てる。」

関澤「内部留保金って、そういうところに要るの?そういう法人には、っていうのがあるんで
   もっともっとやっぱり人件費に回すとか、そういう風にしたほうが良いと思いますね。」

原田「それは本当に思います。」

関澤「たまに新聞の記事になるよね。」

沖「あれですよね、外国の方からしたらじゃあ日本語も覚えて、大変ですよね。」

原田「で、12月の終わり、半ばの新聞なんだけど、この人材ね、介護職員の。
   訪問介護は基本的に外国人はあまり使わない、ということらしいの。
   で、本当に言葉が達者で、技能が介護福祉士の資格も持ってて、技能が達者な人だけが
   訪問介護できるんだって。で、その他は施設。だからほとんどの人が施設で働く
   感じになっちゃうらしい。」

関澤「病院なんか行っても、結構多いですよ。」

原田「訪問介護ってね、一人で行くでしょ。たった一人で行ってサービスするから
   あの本当にスキルがちゃんとしてないと、料理作るにしても外国人の人がさ
   たとえば東南アジアの人が来て、日本の料理を作れるかって言うとやっぱりかなり高い
   技術の勉強しなきゃいけないんだよね。言葉もそうだし。」

沖「でもそれでもやっぱりその、本国のお給料よりは
  こちらのお給料の方が良いってことなんですかね。」

原田「良いんでしょうね。だから来たい人はおそらく。」

沖「ありがたいですよね。私たちも年取って、お世話になるわけだから
  その時に、そういう方たちがいらっしゃらないと本当にね。」

原田「実際にすごく頑張る職員さんも多いらしい。凄く頑張って一生懸命やる。」

沖「ありがたい、って話ですよね。本当にね。」



【介護業界の中にある、介護タクシーという選択】


沖「でなんか、介護タクシーに関してもやっぱり、人材不足ってことなんですよね。」

原田「そうです。これはもう何回も番組の中で(言ってる)。」

沖「これ聞いてる方にね、若い男性、女性もね。女性も増えていらっしゃるということで
  若い男性女性、やっぱり人から本当にありがとうって言われて、嬉しいって皆さん
  おっしゃるお仕事ではあるのでね。」

原田「特にね、若い方、若い人ってまあ、若いって言ったって
   20代も居れば30代もいるんですけど、まあ我々のあれで行くと
   40代って、割と若手なりますよね。」

関澤「そうね。40代本当若手。」

原田「意外と若手扱いですよ。40代の人はね。30代の人がいたらもう珍しい。
   ありがたい、喜ばしいですよ。」

沖「力持ちがやっぱり必要なのでね。」

関澤「たまに見かけるよね。」

原田「いますよねたまに。」

沖「利用者さんが大柄な方も増えてきたということなのでね。」

原田「体力のしっかりしてる人ね、丈夫な人ね。」

沖「是非ね、来て頂ければと思いますけれどもね。」

原田「あのやっぱり若い方って、特にじゃあ20代の話をしちゃうとね
   あの、いろんな可能性があるじゃない。仕事の中に。」

沖「そりゃユーチューバーがあんなにお金稼いじゃったりしちゃうんですもんね。」

原田「そうそう。いろんな仕事の可能性があるから、介護タクシーもその選択肢の中に
   1個に入れてくれると。うれしいなと。やってみてさ、ぶっちゃけね、若い人って
   やり直しがきくから。」

沖「二足のわらじ、ってありなのかな。
  たとえば土日だけ介護タクシーをちょっとやるとか。」

原田「そういう人もいます。たまにいる。」

沖「二足のわらじとかもしかして。自分が空いてる時間は介護タクシーとか。」

原田「もちろん仕事してはそういうやり方だと伸びないけどね。」

沖「お給料的にはちょっとわかんないけど。」

原田「もちろんそれも不可能ではないでしょう。」

沖「いろんなやり方があるからね、選択肢の一つで。」

原田「可能性があるって言うことはつまり、やってみたら楽しいかもしれないじゃない。
   我々もそうなんだよね。やってみてわかったから。やる前は分かんなかった。」

沖「やっぱり大変そう、っていうイメージが。」

原田「楽しいのか大変なのか。」

沖「うんうん。なんかそうなイメージがね。」

原田「楽なのかしんどいのかって、全然分かんなかった。
   で、やってみて楽しかった、っていう感想があるので、もちろん理事長もそうだし。」

沖「あとほら、組織に入りたくない方が、例えば一人で介護タクシーとか
  やってらっしゃるっていう方も。ちょっと人間関係が大変だって思うような
  原田さんのような方はですね、一人でできる介護タクシーみたいな、お仕事がね。
  人と交わるのが嫌だ、って方は向いてるかもしれないしね。」

原田「私は人と交わってますよ・・・」

沖「面倒くさい人間関係が嫌だから、っていう方だって、ちょっといらっしゃいますよね。」

原田「ある意味個人事業主っていうことなので、自分でお店をやるのと同じですから
   なんか、飲食店・・・あそうだ、まめキャブさんてね、よく出てくれた荒井さん
   あの人もだって、飲食店やろうか介護タクシーやろうか迷ったんでしょ。
   で、奥さんのおすすめで、介護タクシーやったって言ってたね。」

沖「だから何が向いてるかってね、本当にわからない。
  もしね、そういう選択肢の一つに、皆さんこういう介護タクシーも入れていただければと
  思います。よろしくお願いします。



【放送開始1年からついに、副理事長がゲストに登場】


沖「さて満を持してのね、登場でございます。
  今回ゲスト、JWMTOの副理事長でいらっしゃいます。
  そして福祉移送ネットワークアイラスの理事長でもいらっしゃる、村越信一さん。
  よろしくお願いします。」

村越「こんにちは。よろしくお願いいたします。」

原田「よろしくお願いします。」

関澤「やっと来たね。」

沖「副理事長って初めて。」

原田「副理事長が、満を持して。」

関澤「12回言ってやっと来た。」

村越「どちらかと言うと私は、テレビ受けするタイプなのかな・・・!?」

沖「言うね言うね~~!!!言いますね~!緊張するって言ってませんでした!?さっき。」

原田「テレビ受けって・・・」

村越「緊張してますよ・・・」

沖「なんか、屋号が、"ピクニック"さんという。」

原田「ご自分の介護タクシーの屋号が、ピクニックというなんか、楽しい。」

沖「楽しげな名前で。」

原田「ちょっと・・・イメージ違うでしょでもね。ピクニック・・・」

沖「でもなんか真面目なイメージはちょっとありますけどね。村越さん。」

村越「そういうね、外出したりとか、そういうお手伝いをしたいということで
   ピクニックという名前で。」

原田「なんかこう、サンドイッチってイメージだよね。ピクニックって言うとさ
   バスケットにサンドイッチ。」

沖「全然関係ないですけどね・・・。
  なんか色々なことをやってらっしゃる、っていう風には聞いてるんですけれども。」

原田「あのね、アイラスさん、っていう団体。
   東京に本部があって、事業者数がまあ多いんですよ。いっぱい居るっていうか
   なんていうか、人の団体のことなんで僕あんまり知らないけど・・・」

関澤「関東じゃ大きい団体。」

村越「167事業者。」

原田「大きいんです。でね、ここはなんて言うんでしょう、あの、研修会って言うかさ
   あの、いろんな開業、0から開業する人に対してでもその、いろんな勉強会とか
   研修会、いっぱいやってらっしゃるって話は、常々伺ってますんで
   今日はちょっとそういう話を、どんな研修会やってるか。」

沖「実際、どんな研修が多いんですか?」

村越「研修って言いますとあの、新規開業者さん向けと、あと実際にもう開業されてる方
   別れると思うんですけどね。

   新規開業者の方にはね、あの実際にオリエンテーションなんか含めて
   この業界の、実際の、本当の姿ですよね。そんなに稼げるもんではありませんよと。
   そういう話を最初からさせていただいて、その中で、志を持って開業される方を
   我々は受け入れるようにいたしまして。そうですね。

   あと開業前にね、タクシーから来る人も少ないですけども、まあほとんどがね
   あの、畑違いのところからやってくるわけですよ。ですからまあ介護の経験もない
   車の運転の経験もない。そんな中でね、実車研修とか、きちっと行いまして。」

原田「最初は何から始まるんですか?やっぱりなんか、勉強的な・・・」

沖「学問的な?」

原田「オリエンテーション?」

村越「最初はオリエンテーションですよね。どんな人か、っていうことで。
   この業界の事をお話して、それで実際契約して。」

沖「例えば介助の仕方とか、担ぎ方とか、抱っこの仕方みたいな?」

村越「担ぐというか、動かし方ですね。」

関澤「基本介助の仕方ね。」

原田「車いすの押し方とか。」

沖「そういうところからか。」

村越「介護保険のね、ヘルパーさんの資格を持ってるからまあ多少慣れはしてるんですけれどもね
   でもやっぱり実際に、現場でやるって事はまあ、全然違いますからね。」

原田「あと実車って言うのは一緒に乗るわけですよ。」

村越「そうです。6日間ほど乗って、先輩の車に同乗して、実際にどういう業務やってるか。
   そんな中で、6日間のうち二日間は、自分の車。我々逆実車と呼んでいるんですけど
   自分の車を持ち込んで、先輩のお客様、またコールセンターからの仕事をやってもらうと
   いうことですね。」

原田「先生がつくと。」

村越「そうですね。実際自分の車でやるのが一番だと思うんですよ。」

沖「そうですよね。その、患者さんをお運びするやり方とか。」

原田「車の種類もさ、違ったりさ、するじゃない。」

村越「最終的にね、一人でやらなくちゃならないんでね。」

原田「そうそうそう。なるほどね。」



【講習を受けずに開業するケースも多い】


沖「またやっぱり、違うんですか?原田さんが受けた研修は、どういう感じのか。」

原田「僕の時はね、ぶっちゃけね、本当に何もなかったですよ。研修がなかったんで
   僕は怖くて、そんなんじゃできないと思って・・・」

沖「怖いですよね。命を預かってる感じなのに。」

原田「まずね、運転に関しては別に僕は大丈夫だなと思った。
   あの、ゆっくり運転することも、最初から必要だと思ってたんだけど
   介助に関しては、やっぱりヘルパーの研修だと、絶対足りないの。
   ありえないぐらい足りないの。ヘルパーの資格だと。あんなもんでできるわけないよと
   思うのね。
   だから僕は、PTさんって言って理学療法士の先生を、知り合いの方見っけて。」

沖「個人的に見つけたんですか?」

原田「個人的に見つけて、お金払って僕はあの、みっちり講習受けました。」

沖「すごい。そういう方ばっかりじゃないですよね。講習なしでやっちゃってる方とかも
  今いらっしゃる?」

関澤「ほとんどはだから、講習も何もなくてやってる。」

村越「講習もないというよりも、私も開業して15年ぐらい経つけど
   教えてくれる人いませんでしたからね。」

関澤「僕の時もないもんだって。」

原田「教えてくれる人がいないのよ。」

沖「今から入る方は、だいたい皆さん講習を受けて?」

関澤「だから例えばアイラスさんだとか、あるいは原田さんとかうちだとか
   というところの組織ってのは、みんなそういう研修をやるわけね。
   だけど、そうでない所っていうのは、ほとんどやってない。」

沖「怖くないですか。ぶっつけ本番で。」

原田「だから感心するの逆に。よくやれるなと思って。絶対なんか起きてるよ。」

沖「どうやって重さを軽減するとか。」

原田「そういうこともそうだし、やっぱりまごまごするし、危ない。」

沖「車いすだって押したことないのにね。」

原田「危ないと思うよ。実際の話。怪我させちゃったり。」

沖「触ったこともないとか。そうですよね。
  ヘルパーさんの資格がないと駄目ってわけではないんですよね。介護タクシーは。」

原田「許可だけでは、実はそうなんだよね。」

関澤「基本的には、ヘルパーの資格がなくても、リフト車であれば出来ちゃう。
   ここも問題なんだよね。」

村越「我々の団体としては、そこのね、JWMTOは条件にしてますからね。資格を持ってるという事を。」

沖「ヘルパーさんの資格を取らないとまず駄目なんですかね。」

原田「いやあのね、介護タクシーそのものの許可は、ヘルパーの資格がなくても出ちゃうんです。
   営業の許可は。努力義務みたいになってるの。望ましいみたいな。
   そういう努力する事、みたいな書き方になってんのね。許可には。
   でも、現実的な話、ちゃんと訓練しないとだめだ、やっちゃ。
   それはもう声を大にして言いたい。」

沖「自分がその、いわゆる利用者さんの家族だったら
  ちょっと、そんな経験ない人に、怖くて・・・」

原田「そうでしょいくら親切だって言っても、ちゃんとできなかったり。」

沖「変な話、体落とされたりとかされたら、どうしようとか。」

原田「僕ね、絶対知らない所で、起きてると思います。そういうこと。」

関澤「結構事故、車いすから落っことしてる人、いるのよ。」

原田「現実に耳にも入ってくるし。、あの、車椅いすの足を落っことしちゃって
   足が出たまま押しちゃって。」

関澤「膝擦りむけちゃったとかね。」

原田「骨怪我しちゃったとかね。」

村越「介助料という名目で、お金までもらってるんですから。」

沖「それは絶対義務付けないと駄目な感じがしますけどね。」

原田「これは国土交通省なんだけど、もうちょっと認識をね、まずね・・・」

関澤「国土交通省だけど、介助の分だと厚生労働省になるの。もともと両方の省庁が
   あるわけだから。」

原田「そういう縦割りの問題でもう、我々にはなかなかどうにもできないじゃない。
   だから我々が努力の中で、ちゃんとしようよってやってるんですけど
   だからある意味そういうアイラスさんだとか、そういう団体に入ることっていうのは
   まず、安心に開業することができる、っていうのは一つ。」

関澤「お客さんにとっても、それから事業者本人にとっても、やっぱりそういうとこに
   いるってことは安心なんでね。」

原田「そうなんですね。」

沖「やっぱり効果は目に見えて、やっぱりあります?」

村越「評価はね、お客様がしてくれるものですからね。
   あの、なんとも言えないんですけど、まあ実際に効果はあると思いますね。」



【自宅で最期を迎えたい方の搬送も】


沖「村越さん考える、これから介護タクシーって、こんなことが求められるんじゃないかなとか
  こういうことやっといた方がいいかな、なんてそういうのとかってあります?」

村越「これからの介護タクシーですかね、ジャパンタクシー、乗車拒否の問題もありますけれども
   一般のタクシーでも、普通の車いすだったら乗せられる時代になりましたんでね
   我々はもうその、タクシーではできない、お部屋の中に入ってベッドから
   そこから表にお連れすると。そういうことで差別化を図っていってね
   あの、住み分けができると思いますね。」

沖「みなさんに聞いてるんですけど、やっぱり介護タクシーやってて良かったなって
  思うところは、村越さんは。」

村越「そうですね。やっぱりね、喜ばれて、お金を頂ける、っていうのがやっぱり
   それが一番嬉しいですよね。」

原田「新人さんにもそれは説明したいですよね。」

村越「それはアピールしますよね。」

原田「それでごめんなさい、あのあれですか、さっき新規開業者はオリエンテーションがあって
   同乗研修があってって話で。実際にベテランの方々も集めて研修会やったり
   してるじゃないですか。」

村越「それはもう年に3、4回。全体でね。」

原田「実際どういう、具体的にはどんな研修を。」

村越「えーとですね。昨年なんですけど、12月に看護師さんをお呼びしまして
   最近自宅で亡くなりたい、自宅でのね、看取り希望の患者さんが多いんですよ。
   ですから、ターミナル期の搬送というか、自宅まで、病院から自宅に。
   もう、死の目前なんでしょうけども。」

沖「えっ、死の目前の方を、自宅で亡くなっていただくための、搬送もするんですか。」

村越「最近多いですね。」

関澤「非常に増えてます。」

村越「増えてますね。」

原田「多いです。」

沖「意識が皆さんある方で?」

村越「もちろん。意識はありますよ。」

原田「末期がんとか病気の末期の方とか。」

沖「すごい変な話ですけど、その後、すぐ、亡くなるって分かる方・・・?」

関澤「ご連絡来たりしますよね。」

原田「あります。」

沖「ご本人が希望なさって。」

関澤「そうそうそう。」

原田「それに対して、看護師さんが、注意点を(講習した)。」

村越「注意点ですよね。」

沖「責任重大というか、もう大変なお仕事ですね。本当にね。気持ち的にも。」

原田「意義のあるお仕事じゃないですか。」

関澤「そういうことって、タクシーではできないでしょ。
   これは今、村越副理事長が言う、介護タクシーならではという。」

沖「家族は喜びますよね。自宅で、看取ってあげられたって言う。」

原田「ね。やっぱり寝たきりの方はね。我々運ばないとどうしようもないので。」

村越「そのとき、一緒にね、階段介助の福祉を。
   凄いね、階段介助の達人がいるんですよ。その方ゲストにお呼びしまして
   もうあの、階段を持ってきてくれる。」

原田「持ってくる!!」

村越「リハビリ用の階段があるんですよ。それを持って来て頂いて
   あの、まあみんなでね、あの実演を見て、車いす介助。
   まあ基本的にはね、あの二人で安全にやるのが我々おすすめなんですけども
   まあ、いざとなって誰もいない、という時にやっぱり、一人でもできるように。」

関澤「安全にね。」

沖「大事ですよね。わかんないですよね。やってみないと。
  やっぱり絶対必要ですよね。でもなんかその他にも、マナーだったりいろんなことを
  やる研修会と言うか、あるんですか?」

村越「マナー、あと基本的な介助の訓練とかあと消毒とかね。
   そういう業務関連一般。」

沖「すごい覚えることが・・・そうよ絶対にだって、これ授業受けないと
  わかんない。私が例えばやろうとしたって、何もわかんないですよ。」

原田「まあそのだから、一人でやってる人はね、努力する人はネットで調べたりとか
   してるんだろうと思うけど、車の中の消毒ネットには出てこないからね。」

沖「分からないですよ。考え付かない。」

原田「出てこないですよ。絶対。」

沖「すごく大事なんですね。その研修というのはね。」

原田「その先生を例えば、今仰ったように、村越さんおっしゃったように
   看護師さんに来てもらうとか、そういうのも団体じゃないと呼べないんですよ。
   個人が来てくれって言ったって、そりゃ友達なら良いけど、団体じゃないと呼べないの。
   ちゃんとした先生は。」

沖「大変。本当に勉強しなくちゃいけないことも本当にたくさんですね。」

原田「だからお客さんにはいちいち言ってないから、そういうことは。」

沖「言わないけど、当たり前のようにやってるけど、その当たり前のようになるためには
  みなさまの勉強と言うかね、努力が。」

関澤「だからこれを広めなきゃダメなんだよね。」

沖「そうですね。これ本当、そんな1回や2回でできることじゃないですよね。だって。」

原田「何回もやっぱりそういう研修会に出たり、それぞれの人が勉強してくれないと
   ということですよね。」

沖「今日は色々、ありがとうございました。副理事長、JWMTOの副理事長
  出ていただけました。村越信一さん、ありがとうございます。」

村越「ありがとうございます。」



第54回の放送でした。
前半は昨年末に改正された入管法について、後半は番組で初登場のJWMTO副理事長、村越さんと
介護タクシーの研修についてお話していきました。

介護の最初の資格となる、介護職員初任者研修では
介護タクシーという、ご利用者さんと運転手との1対1での業務、介助については
想定されていないため、思いもよらないことがたくさん起こります。
そのために、介護タクシーで働く上での勉強、研修が大切ですが
これは未だ法整備されておらず、団体ごとで独自に開くしかないのが現状です。

出来れば団体にご参加を、と言うのはしばしばお伝えしていますが
こうした最低限の勉強、スキルの取得に非常に役立ちますので
是非、地域の事業者団体にご参加いただければ幸いです。



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