#52 レギュラーメンバーで2018年の締めくくり座談会! | 走れ!介護タクシー JWMTO Presents

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#52 レギュラーメンバーで2018年の締めくくり座談会!


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本日のお題【番組お馴染みの関澤さん&東谷さんと、1年の総決算!】

ゲスト 関澤俊夫さん(JWMTO理事長)
    東谷和信さん(JMWTO事務局長)

パーソナリティ JWMTO理事の原田一樹&タレント、ラジオDJの沖直実
以下「原田」「沖」「関澤」「東谷」



【開業の「前に」ご相談を!】


沖「今回は座談会という形式ですかね。」

原田「今年ちょっと話し足りなかったこと、っていうのがあるので
   介護タクシー周りの事に関して、年末座談会っていう形で
   それぞれが話し足りなかったことを。」

沖「まず30分に足りるかどうか分かりませんけど、ちょっとね、話してましょうか。」

原田「まずちょっと私から行きますけど、この番組は一般の方に聞いていただいているじゃないですか。
   でもほら、一般の方の中には、こういう番組を聞いて、今後自分で介護タクシー
   やってみようかな!?とか、人に勧めてみようかな?っていう人もいると思うんですよ。
   ちょっとその人たちに、メッセージを。

   というのはね、なぜかというと今年ね、僕ね何本もその電話の相談受けてるんですね。
   あの開業したいんだけど、とか、開業しましたって言う人とか。」

沖「その電話自体は嬉しいことですけどね。」

原田「うん。それ自体は良いんです。だから色々教えてくださいと。
   ところが、いいですよ、って言ったものの、教えるも何も先に全部決めちゃってる人が
   すごく多かったんですよ。
   すでに車買っちゃって開業しました、とか。」

沖「ネットの情報とかでやっちゃうのかしらね。ネットで買った方が良いよ、みたいな。」

原田「わかんない。
   あー、ネットで車買って失敗した人もいました。
   あの、お会いしたら、その車見せてもらったら、車椅子の人が乗れなかったとかね・・・」

沖「返品できんのかしらね。心配になっちゃうわね。」

原田「その人はなんか買い取らせたみたいですよ。
   それで別のとこで、ちゃんとした車を、新たに買いなおして。
   だから100万ぐらい損してるんじゃないかな。」

沖「もったいない。」

原田「そういう、ものすごく損をしちゃってる。」

沖「やっぱりまず、そうですねプロに聞いて欲しいですね。その道の。」

原田「うん。どうやって選ぶのかとかね。
   あとはその、許可、営業許可を取る時、多くの人は行政書士さんを頼むんですけど
   その行政書士さんも、何て言うのかな、あの行政書士さんって
   専門があるわけですよ。会社のことに詳しい行政書士さんだとか
   こういう申請に詳しい行政書士さんだとか。
   それをね、専門外の人に頼んじゃって、お金だけいっぱい取られて・・・」

沖「でも分かんないかも・・・どの行政書士さんが、って。」

原田「そう。わかんないから、また行政書士の方も、やりますよーなんつって
   あんまりわかんないのに、申請の面倒を見て、許可は取れたものの
   周りの事業者と全然ちょっと違う形でやることになっちゃったりとか。」

沖「それもやっぱりちょっと、電話して、どういう行政書士た方がいいかとか、聞いてほしいですね。」

原田「できればね~、そういうことから調べて欲しい。」

沖「でもどこに電話していいかももしかしたら、わかんないかもしれないよね。どこに聞いて良いかが」

原田「それもあるかも、けどインターネットで調べるなら、もうちょっとちゃんと調べたら
   必ず、団体とかね。」

沖「JWMTOの名前とかとかね。」

関澤「JWMTOに相談してもらえればね。」

原田「うん。その方がね、本当にいいと思うんですよね。
   あとね、研修しないで開業して、開業しましたと。おたくの団体に入れて下さいって
   電話が来るんですよ。けど、ほんと昨日開業しました、みたいな人がね
   で、お宅の趣旨の会に賛同しましたので、入れて下さいって来るんですよ。
   いやちょっと待ってくださいと。誰でも彼でも入れるわけじゃないので。」

沖「まずそれなりの、オリエンテーションを。」

原田「それで、開業したばっかりで、何も実績がないんだから
   ちゃんと研修もさせてほしいという話も、こっちでするわけ。
   何にも知らない人をいきなり仲間にするわけにもいかない・・・」

沖「お客様を運んだりする技術もね。」

原田「そうなの。それって本来怖いじゃないですか。
   だから、そういうことをちゃんとして、その上で入っていただくかどうか
   決めたいんですけどって言ったら、それ以降連絡がないとかね。」

沖「そう言う人どうしてるんだろう。」

原田「知らない・・・」

沖「心配になっちゃう。自分でやっちゃってるのかな。」

原田「やっちゃってるんじゃないですか。」

関澤「自己流でしょう。」

原田「ちょっと、ひどすぎるな、と思った。
   やっぱり焦ってるのかもしれないんだけど、その人の事情が何か、あるんだろうけど
   いやそうは言ったって、人様を乗せて運ぶ仕事なんだから。」

沖「命を預かるみたいなね。」

原田「それなりの勉強って、ちゃんとしなきゃいけないんじゃないのっていうことは
   今年すごく僕は感じました。」

沖「やっていただけるのは、すごくありがたいんですけどね。」

原田「そうなんです。で、結果的に団体に入らなくて、一人でやるじゃないですか
   そうすると、同じ時間に予約重なったら、片っ方は断ることになっちゃうじゃないですか。
   そうする利益を被るのはお客さんの方だからね。」

沖「でも最初は1人でも、出来ると思っちゃうのかもしれないですね。」

原田「う~ん。分かるんだけどね。気持ちは。
   分かるんですけど、そうは言ったって仕事なので・・・っていう。

   あなたがいきなり明日からパン屋さんやりますか、って話ですよ。
   できないじゃないですか。パン屋さん。急に。修行しないとね。」



【介護タクシーへ転身の、意外な落とし穴】


東谷「意外と多いのが、今までも見てきて感じたのは、会社勤めをしないで
   ずっと定年退職迎えられた方、っていうのが意外とそういう失敗を、やりがちなんですよ。」

沖「フリーランスでずっときてるから?」

東谷「例えば学校に勤めてたとか。」

沖「そういうことか。」

原田「あーはいはい。」

東谷「一般の企業じゃなくて、公的な団体とか、そういう空気感とか
   そういうところに勤められてて、定年を迎えられた方、ってのが意外とそういう
   間違いをやりやすいんですよ。

   他人の意見とかっていうのじゃなくて、今まで自分の考えでずっとそのまま
   年を取られてきて。」

原田「なるほどね。東谷事務局長そう言う指摘が。」

東谷「それで、実際に自分で、どこにも頼らず開業しました、開業してから挨拶に行きました
   そういうところからも、やっぱりその間違いが起こるのは、やっぱり周りの人にちゃんと
   そのアドバイスをもらいながら、要は今のそこのスタートラインに立つって事を
   全く最初からもう、抜け落ちてる人。」

原田「だからそういうことになっちゃうんですよ。」

沖「あと、やっとその企業とかから、一人で、仕事を開業して
  一人でやりたいのに、また団体に入るのかと。そういう風に思っちゃう人もいるかもね。」

原田「いると思います。」

沖「別に団体=企業じゃないんだけど、また人の下に入って、やんなくちゃいけないんだ
  って、思っちゃう、わからなくもない。自由にやりたいのに
  団体に入るとまた、その上の言うこと聞かなきゃいけないのか、っていう。」

関澤「ただこの業界は、自由にやりたいのは分かるんだけども
   一般の運送屋さんと違うから。物を運ぶだったら自由にね、色々いいんだろうけど。」」

原田「赤帽さんとか、いろいろあると思うけど。」

関澤「私たちが輸送してるのは、本当に弱者だからね。」

原田「関澤理事長はデータを取ってるんで、知ってると思いますけど
   やっぱりあの事業者数は、どうも我々が思ってたよりも減ってるらしいですね。」

関澤「この間ね、東谷事務局長が新しいデータを持ってきたんだけども
   本当東京でもね、私たちが始めたころ、ま始めたころよりも今から7、8年前はね
   1000超えていたのよ。事業者が1100ぐらいだったかな、確か。

   今回、事業者のその、運輸局からもらったやつを精査して全部調べて行ったら
   実働している事業者っていうのは、600ちょっと、601?」

沖「少ないね~・・・」

東谷「そうですね。」

原田「半分近くまで行っちゃってるってこと。」

関澤「だからそうすると、これでもう、我々の業界が始まってもう
   20年近く経つ。はじめからやってる人ね。そういう人たちが最初やってる人が
   60代だったらもう80代ですよ。下手したらもう生きてない人もいるかもしれないし
   そういう風にして、この業界ってほとんどが、セカンドキャリアで、あるいは早期退職で
   始めたって人がほとんどなもんだから、年齢は若くないよね。
   そうすると、引退してる人がどんどんどんどん出てくる。」

沖「やっぱり新しい人には入って欲しいですね。」

原田「入って欲しい。」

関澤「それと今、お話したように、どこにも所属してない人が勉強をしないで
   商売がうまくいかなくて、結局結果、商売うまくいかないわけよ。そういう形でやってると。
   そうすると生活できないってことで、やめてしまう、廃業してしまう。」

原田「悪循環ね。」

関澤「こういう方も結構いる。」

関澤「だからそういうものを合わせ持って、今本当に少ない状況。
   これから2020年オリンピックでしょ。パラリンピックも始まるし
   今普段でさえ、業務が増えている中で、その新しいものをどうやって
   協力していくかってことが、大きな課題になってくるかな。

   そのためにはどんどんどんどん私たちの業界を
   本当にね、あの食べられる業界です。きちっと。これきちっと我々今、JWMTOが
   総力上げて、あの、色々なとこにお願いをしたり、補助金の獲得したり
   あるいは事業環境を整備するために、このラジオの広報を使ってね
   色んな活動しております。食べられる業界ですから。

   どうぞ若い人たちはね、この我々の、福祉介護タクシーに、チャレンジしていただきたいと。」

沖「興味持って欲しいですね。本当に。」

関澤「これを今年、伝えきれなかったかなと。」

沖「でも本当に皆さんが言うのは、そのありがとうって言葉が本当にうれしい
  本当に人の役に立った、っていう。」

原田「みんな良い思いしてる人が、続いてるんだよね。この仕事。」

東谷「あとまあとにかく、自分の判断だけで、全部事を進めるんじゃなくて
   まず団体に相談するって言うところですね。」

原田「大事ですね。」



【行政書士一つで大きな差が】


東谷「さっきの原田さんの話にも出た、スタートなんかで間違う。特に言うのが行政書士選びで・・・」

原田「そこでこけるとね、後までこけますから。」

東谷「もうあの、行政書士を間違えるって言うのは
   タクシーの運賃の認可の申請で、認可を取ること自体は誰でも、行政書士は誰でも
   できるんですけど、その内容を精査してる、わかってる行政書士っていうのは
   実は全国に何万人って行政書士の資格持ってる人いますけど
   タクシーの運賃に詳しい人は、全国で10人いないです。」

沖「それをさ、見つけるにはどうやって見つけんのよ、って思っちゃう。」

東谷「だから団体に所属してるから(団体に専任の行政書士がいるから)。」

原田「そういうことなんです。」

関澤「JWMTOのホームページ開いて頂くと、団体載ってますから。
   そこの自分の地域の団体に。」

原田「団体いますから、そこにちゃんと相談してもらって
   どうしたらいいでしょうか、って言うと。」

関澤「わからなかったらこの番組に、問い合わせて。」

原田「そうですね。番組に問い合わせいただいてもいいですね。」

東谷「それぐらいだからもうあの、プロに任せておいた方が、間違いはない。
   とにかくそれぐらいもうあの、特化してるというか、専門的な分野なので
   ご自身で出来ないことはないですけど、やっぱりそのまず、入り口スタートラインからまず
   立つところから間違えてしまう、っていうのが多々見受けられますね。」

原田「まずはちょっとね、あのそういった話で、これから開業するかもしれないような人たちに
   こんな話が広がったらいいなと、いうことで。」

沖「本当に走れ介護タクシー、これを聞いて、興味を持ってくださった方がいたら
  是非まずはJWMTOにちょっと連絡して、色々、とにかく聞いて下さい!何でもいいからね!
  まずはゼロから、色々聞いてもらえれば、あのみんな親切に教えてますから。」

原田「教えるのはみんな親切に教えると思います。」

沖「良いおじ様が多いので、大丈夫ですよ。」

関澤「プロですから。教えるのもね。」

沖「安心してください。パワハラとかないですからね。
  パワハラセクハラなさそうです。大丈夫です。是非!」



【報道されにくい、深刻な「ユニバーサルデザインタクシーの課題」】


沖「介護タクシー年末座談会後半!でございますけれども。」

原田「後半でございますね。
   今年この番組、ちょうど一年経ちますけど、最初の頃にUDタクシーって言う話を
   しましたですね。ユニバーサルデザインタクシー。でもう、やっぱりね
   この1年間で、ものすごく増えましたね。」

沖「1年でそんな増えちゃいますか。」

原田「増えましたね。あの、東京都内でもいっぱい見るし
   もうあの、埼玉だとか千葉だとか、そういう、なんてのかな首都圏って言うのかな。」

関澤「地方都市でも見るよね。」

原田「地方都市でも出てきたか。」

東谷「新しい新型のタクシーが出て、この1年で、丁度1年経つんですけど
   台数が8000台増えたんです。来年にかけてまた、同じぐらいの数は増えると思うので
   まあおそらくもう、ちょうど一年後には多分もう、1万後半から2万台近くの台数が。」

関澤「東京都が1万台の予算出してるからね。」

原田「補助金がね。」

東谷「それぐらいの、もう本当にもう、日常ありふれてる、見かけるもう
   本当にもうそれぐらいもう溶け込んでるぐらいの台数にはなってると思います。」

原田「そうなんです。だからこれからそれがメインになるんですけど
   それはもう見えてるんですけど、この番組の今年の最初の方で、ちょっと乗り降りに
   問題があると。車椅子の人でも乗れない場合があると、いうことで乗車拒否が
   起きるんじゃないかって予測を実はしてるんですよ。

   それがですね大変残念なことに、その通りになっちゃって
   これ障がい者団体の調べなんですけど、44件の中で11件の乗車拒否っていうことに・・・」

沖「(ユニバーサルデザインの)意味ないっちゃ、意味ないですよね・・・」

原田「25パーセント。四人に1人は乗車拒否されてる、って言うデータが出ちゃったんです。
   これ残念な話なんですけど。
   これはもう番組でも言ってきたことをまんまで、理由は何かって言ったら
   まず車両に、横から乗り降りするっていうことで、それで乗り降りしにくいっていうのが
   まず一つあるんですね。
   それで、運転手さんですね、そのスロープを設置するのにすごく時間がかかると
   15分とか20分とかかかっちゃう。」

沖「車いすを乗せなくちゃいけないですからね。」

原田「そう。その固定にも時間がかかると。
   とにかく設計が時間がかかるんで、運転手さんが嫌がる。
   もしくはやり方を覚えてないとか。ちょっとそういう問題が出ちゃったんですよね。

   だから一つは、タクシー会社の研修の問題。
   ちゃんとドライバーさんに、その、教えてない。
   研修受けてない人が実際に運転してるんですよ。でもう一つは、僕が思うことだけど
   運転手さん自身の意識もちょっとな、そういう車に乗ってるんだから
   そういうこと知ってるはずなのに、なんで覚えないの?、って気はしますね。
   まあこれ僕の個人的な意見ですけど。」

東谷「ドライバーさんの体力的な問題もあるんですよね。
   車椅子に乗せる、車椅子の方を乗せようと思うと、電動のアシストがないので
   完全な人力で車に乗せなければいけない、その乗せるのにあたって
   要はドライバーさんの体重が軽い形だと、例えば体重70キロぐらいある利用者さんを
   車に乗せようとと思ったら、多分体力的に難しい。」

沖「じゃあ本当、研修してもらわないとだね。」

原田「ちゃんと研修しなきゃダメだし、これあの乗ってるドライバーさんも意識してね
   そういう車なんだ、っていうことをさ。」

沖「乗車拒否でしたところで、絶対ナンバー控えられちゃいますよね。きっとね。
  分かっちゃいますよ。誰が、って。」

原田「そうなんですよ、実際そういうことで通報があったと。
   これは関澤理事長も、年始に予測してたと。残念ながら。」

関澤「僕が今年のお正月に、業界紙からインタビュー受けた時にこの記事を話をして
   それをその通りになってしまったんで、予測はついたんだけども
   ここまでね、NHKで報道するところまでの、乗車拒否かな、って思ったんだけど
   やっぱりこれはきちっとやっぱり、利用者側に立って、考えないといけないですよね。」

沖「私も運転手さんの体力の話とかも聞いちゃうと
  運転手さんだけが悪いかっていうかっていうと、難しい。」

原田「背景には料金の問題ね。設置に20分かかって降りるのに20分かかって
   走るのが5分だったりするじゃないですか。じゃあ45分でお金いくらもらえるの?って
   言った時に・・・」

沖「410円とかね。」

原田「500円とかね。」

原田「500円ぐらいだったら確かに、時給にしたら、確かにそうだね・・・」

原田「最低賃金下回る売上になっちゃうでしょ。だからもう仕事としても成立しないんですよ
   だから何もかも間違ってる。極端な言い方しちゃうと。」

関澤「制度上、間違っちゃってるかもしれないね。構造も間違ってるし。」

東谷「あとはだからもう、このユニバーサルタクシーが出始めたところから言われてることは
   車椅子が乗れると利用者さんが周知されても、じゃああの例えば施設とかに
   入所されてる方とかが、じゃあとりあえず車呼びましたと。
   でも、自分の車椅子を持ってないので、呼んだはいいけど車椅子持ってきてくれるもんだと
   介護タクシーに乗り慣れてる利用者さんが、介護タクシー頼めば車椅子無料で
   貸してくれるっていうのが、知れてる人があえてUDを呼んで
   "えっ、車椅子を持ってないんですか?"と・・・。」

原田「そういうこともね、実はあんまり報道されてないんです。
   ちょっと大事なことなんだけど。あれ車椅子ないの?、ありません、って話になるの。」

東谷「それで断られたら、断ってしまったらそれもある意味乗車拒否なんですよね。
   利用者さんからすると。」

沖「もうちょっと運転手さんも、ユニバーサルデザインを運転してるって言う事は
  どういうことなんだ、っていうのを、分かってないとダメですね。」

原田「うん。ちゃんと勉強しなきゃダメだなと思いますね。」

沖「普通のタクシーのイメージでいると・・・。難しいな。」

原田「そういう意味で言うと、我々介護タクシーって、やっぱりそこの
   ユニバーサルデザインタクシーが、フォローできないところをフォローしてるのが
   我々の仕事なので、前半も話しましたけど、やっぱりちょっとまず増やして行かないと。」

沖「数が全然足りないじゃないですか。

原田「まずいよね、っていうことになってくるんです。」

沖「全体だって、これから高齢化社会で、どんだけの方が使うようになるんでしょう。」



【#7119が使えない地域も】


原田「足りないでしょ。でもう一つ足りないっつったら、次に救急車足りないじゃないですか。
   足りないだらけの話で。

   そうするとあの、7119、って話をこの番組でもやりました。
   この番組ではな、困った時は7119。#7119に電話をして。」

沖「119の前に7を付けて、とにかくまず聞くと。救急車が必要なのかどうなのか
  まず聞いてからの、救急車要請しないと、本当に重い人が、本当に必要な人が
  それに乗せてもらえない、って言うね。」

原田「ところがですね、この#7119が全国で使えるのかって言ったら
   実はそうじゃないんですよね。その辺東谷事務局が詳しいです。」

東谷「そうですね。また改めて、救急車評論家ということで
   実際にこの間もニュースに出てましたけど、実際#7119が稼働してるのは
   全国で9都道府県。」

沖「なんで、なんでですか?」

原田「それはまだ準備ができてないんです。やろうとしてはいるけど。」

東谷「だからもう看護師さんとか、トリアージする看護師さんの人材確保がまず進んでないと。」

沖「でも9じゃ全然。」

東谷「全47都道府県のうち9都道府県。」

沖「あんまり広められないよね。」

東谷「政令指定都市で、四つの、大きな自治体しかまだ持ってないと。」

沖「ここは埼玉だから大丈夫として、ちょっと行っちゃったらもう・・・」

原田「ないんです。」

東谷「ちょうどだからこれから、年末を迎えるにあたって
   ちょっと病院がまず・・・」

沖「だからちょっと、頼みがちよね。確かに何かあったら、病院がないから救急車ってなるから
  ちょっとよく、考えてほしいですね。みんながそうしちゃうと本当にパンクしちゃうね。」

原田「そうなんです。で年末年始でしょ。そうするとやっぱり病院休みじゃないですか。
   その間どうするの?っていうことなんですけど、あの、本当にもう
   病院行かなきゃいけないんだと・・・」

沖「お餅を喉に詰まっちゃった方とか気を付けてよ本当に。」

原田「それはもう救急車呼ばないとダメですよ。お餅ね。実際多いから。」

沖「今から言っておくからね、お餅気を付けてください。」

原田「お餅詰めたら本当あの、よくテレビで言ってるのは、救急車を呼ぶ前にできることって
   いうことで言うと、掃除機で吸うのはありなの。掃除機をくわえさせてあれはありです。
   後は背中を叩くとか、そういう方法があるけど、そうはいたって救急車も
   呼ばなきゃいけないじゃないですか。詰めたら。」

沖「そういう時に、なんかそんなに大したことない人が、使わないで欲しいよね。
  お酒飲み過ぎちゃったとかさ。」

原田「お餅詰めちゃった人本当死にかけてますからね。本当緊急なので
   救急車呼ばなきゃいけないんです。お餅詰めたらだから、7119じゃないよ。
   救急車呼んでくださいよ。」

沖「まずその前にちょっと、細かく切ってみんな!
  お餅でかいまま食いつかないで、ちょっとさ、あの六つ切りぐらい、6つぐらいに切って
  食べようよ!6つか9つ。私も差し歯にしてから、お餅が一番の敵になったんで
  すげえ、すげえ細かく切ってますよ。餅とかガムとかは、本当に差し歯ね
  正月差し歯抜けたら最悪なんで、細かく最初に切りましょう。」

原田「歯医者さんも困るんだよね。年末年始開いてないからね~。」

沖「そうそう。細かく切ってからので、皆さんそうしてください。」

原田「それでその年末年始に、どういうお医者さんが空いてるのか
   事前に調べておくといいね。」

沖「家の近くとかね。特に自分の近く。」

関澤「あと当番医ね。市区町村の自治体に必ずありますから。」

沖「あとなんか、お子さんのことなんかだと余計救急車心配になっちゃうから
  何か高熱が出たとか、そういう時も、年末年始やっている小児科とか
  あの、ちょっと近くの大学病院とか、ちょっと調べて老いた方が良いですね。」

原田「特にインフルエンザとかさ、食中毒とかね、そういうものは内科とか
   行かなきゃいけないじゃないですか。内科ならかどっかやってるからね。」

沖「それはそうですね。ちょっと前もって、お休みに入る前に、母として
  もしかしたら調べた方が良いかもね。」



【年末年始に稼働している病院・介護タクシーを調べておく】


東谷「連絡が取れるところをちゃんと、確保しておくっていうことと
   あと救急車でもし年末年始に運ばれたら、帰りは介護タクシーになっちゃいます。」

原田「なっちゃいますね。」

沖「その介護タクシーだってもしかしたら、忙しい場合もあるか。」

原田「うん。だからあの、介護タクシーはその、すぐ呼んでも普通のタクシーみたいに
   すぐは来られないので、まあもうしょうがないから、ちょっと時間待ってもらって
   でもまあ、頑張ったら、あのちゃんと予約できて帰れますから。」

関澤「地域の、介護タクシーやっている事業者さんを、よく把握しておいた方が良いです。
   電話して聞いてね。」

沖「大晦日とかね、介護タクシーの方はじゃあ、おちおち休んでられないかもしれないね。
  お酒飲めないじゃない。お屠蘇とか。万が一依頼が来ちゃったらと思ったら
  お正月酒飲めませんね。」

原田「だからね、あのたまに、飲まない人いるんですよ。もともとお酒飲まない人。
   そう言う便利な人達がいるんですよ。」

東谷「年末年始はだいたいその、稼働している車両も大体半分ぐらい減りますよね。」

原田「減りますよね。基本的には病院が休みになるから、普段の仕事ってなくなるので。」

東谷「だから自分の実家に帰省するとか、そういうので。
   タクシーの事業者さんもだから、あの稼働してる台数が半分ぐらい落ちるんですよ。
   だから余計にタクシーの車両も捕まりにくくなりますし。
   なので前もって、年末年始に連絡の取れる、タクシー事業者さんを知っておくと。」

関澤「今から予約入れた方が良いね。」

沖「今から、今まだね、26だからこれから明日ぐらい。
  だから今とにかく、年末年始やっている近くの病院とか、あと子供がいらっしゃるんだったら
  小児科とか内科がある病院とか、あのお年寄りの方だったらとか
  ちょっと調べておいた方が良いですね。あの、救急病院は近くにあるかとか。」

原田「で、介護タクシーで、一時帰宅をしたい方。
   例えばお正月なんか特にね。あの、老人ホームとか、施設から家に帰りたいっていう方が
   いるじゃないですか。その場合ももう、今は予約入れとかないと。」

沖「お家で何かあった時のための連絡先とか。」

原田「正月やってますか?って聞いておくとか。」

沖「今日26日、結構ギリですよね。だから今日明日ぐらいにちょっと
  メモしといた方がいいかもしれないですね。」

原田「それやっておいた方が良いですね。備えあれば憂いなしってやつですよね。」

東谷「あと万が一、その急に、病院行かなきゃいけないとなった時に
   財布をちゃんと持ってくとか、そういう準備ですよね。」

沖「銀行が閉まっちゃうか。お金もちょっと用意しておくとか。」

原田「でもATMは今時、開いてるのかしら。そういうのも調べておいた方が良いね。」

沖「そうだね。最寄りの銀行が、閉まるならちょっと多めに。」

関澤「最近コンビニもあるからね。」

原田「コンビニも開いてるしね。」

沖「備えあれば患いなしじゃないですけど。」

原田「保険証と財布は一緒に持っておきましょう。」

沖「お正月はね、本当に確かに、何があるか、予測つかないですもんね。」

原田「本当お餅は、毎年毎年それで亡くなってるからね。」

沖「分かってても、詰まっちゃう。」

原田「ダメですね~あれね~。なんでこんな毎年毎年・・・と思うよね。」

東谷「体力落ちてくると、喉の筋肉も落ちるんですよ。
   だから余計喉詰まる。」

沖「ちょっともうさ、自分が若いと思ってらっしゃる方も、もちろん私を含め
  いらっしゃるんですけど、まあね歯のためにもいいし、入れ歯だったら特に
  刻みましょうよ!本当、餅は!」

原田「細かく切れと。本当その通り。」

沖「お互い気を付けましょう。」



第52回の放送でした。
番組お馴染みの関澤さん、東谷さんと、2018年を総まとめにする座談会をお送りしました。

開業の前にご相談を、と言うのは番組でも度々お伝えしていますが
タクシーならではの制度がいくつもあり、そのいずれも利益に直結する部分になりますので
お任せする行政書士さん一つとっても、多大な差が生まれてしまいます。
二種免許と介護初任者研修があれば開業できるのが介護タクシーですが
その他の部分でも様々な細かな点がありますので、出来るだけ、開業の前にお近くの団体
もしくはJWMTOまで、ご相談いただければ良いかと思います。

後半に年末ならではの救急車のお話がありました。
#7119は、東京や大阪といった大都市圏では実施されていますが
現在でも政令指定都市であっても実施していないところがあります。
ですが、#7119ではなく、別の番号で24時間の救急相談センター窓口を設けている自治体もありますので
お住いの広報誌や自治体のホームページを確認して、是非知っておきましょう。


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