#50 危険が多い「一人暮らし」&救急の現場から介護タクシーへ転身された事業者さんのお話 | 走れ!介護タクシー JWMTO Presents

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#50 危険が多い「一人暮らし」&救急の現場から介護タクシーへ転身された事業者さんのお話

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本日のお題【高齢者こそ「誰かと暮らそう」&消防局で救急の現場に携わっていた谷口さんのお話】


ゲスト 関澤俊夫さん(JWMTO理事長)
後半ゲスト 谷口信夫さん(近畿ケア輸送協会事務局長・介護タクシーフリージア代表)

パーソナリティ JWMTO理事の原田一樹&タレント、ラジオDJの沖直実
以下「原田」「沖」「関澤」「谷口」



【グループホームや施設への入所ではなく「誰かと暮らす」と言う選択】


沖「今日のお題ですが。」

原田「はい。"誰かと暮らそう"」

関澤「同棲・・・?」

原田「同棲・・・」

沖「暮らしたいんでしょ!!それ!!原田さんが!誰かと暮らしたい・・・!」

原田「同棲って響きはいいよね・・・」

沖「懐かしい感じがしますけど。」

原田「日々ね、我々介護タクシー乗ってるとね、う~んと、想像以上に
   老老介護の家って多いですよ。本当に多いです。
   なぜかと言うとやっぱりほら、あの娘さん世代、息子さん世代って仕事して
   働いてるからね。

   あの、老夫婦だけで住んでる家ってのはやっぱり、本当に多いんですね。
   そのうちどっちかが体を壊しちゃって、付き添いをしてると。
   そうするとね、あの本当、大変そう。もう介助だってできないね、やっぱり。」

関澤「前にも話したことあると思うけど、お母さん、高齢のお母さん90いくつのお母さんが
   60代後半の息子さんの介護をするという。逆。」

原田「逆介護。」

沖「息子さんの・・・」

関澤「そういうのもあるからね。」

沖「90代で介護って・・・」

関澤「お母さん元気だよ。でも。でもやっぱり元気でも、体力はやっぱりね・・・」

沖「でも一緒に暮らすって言ったってほら、どうしたら良いの、って。」

原田「本当に困るなって思うのは、色んな細かいことで困るんです。
   まずね、あの、電話してもらうじゃないですか。予約開始というか申し込みでね
   でもその時の話で、もう要領がなかなかつかめないの。こっちが。

   やっぱりその人に説明するのが苦手に、だんだん苦手になってくるじゃない。
   高齢になってくると。だからこっちから聞きたいことはいっぱいあるんだけど
   それがなかなかうまく言えなかったりとか。その辺で結構こちらも結構困るし。
   あとね、その病院に着いてから、じゃあ終わったらお電話くださいねと。
   迎えに行きますからね、っていうのも、要領を得なかったりね。

   そこの、やっぱり耳が遠かったり、色々するんですよ。
   まあそんなことがあったり、とにかく我々もあのね、結構気遣うというか。」

関澤「気遣います。特に今独居の方が多いでしょう。一人で住んでる方。」

沖「今若者って、シェアハウスとか普通になって、テラスハウスとかそういう
  テレビもあったりするから、普通に他人同士が、一つのマンションの何部屋かをシェアして
  居間にだけ集まるとか、そういう感じはあるけど、何か年とっても、そういうのあれば
  良いよね。シェアハウスとか。元気なうちからでも。
  そういうのって難しいのかな。やっぱりね。」

関澤「グループホーム的なものしか、無くなって来てるよね。」

原田「そういうものとか、地方に行くとたまになんていうか、あるらしいけどね。」
   そういう。本当に地方に行くと。」

沖「でもやっぱり、みなさん年取るまで、一人で自由に暮らしてきたから
  また改めて誰かと暮らす、っていうのもね~・・・」

原田「そう!で、子供世代が結婚して別世帯になっちゃうじゃない。
   その別世帯のまま、今までずっと何十年か来ちゃったから。」

沖「慣れちゃってるしね。」

関澤「日本人て良くないのはさ、人に迷惑をかけたくないと。
   これ当たり前の事なんだけども、お年寄りになると特にそう。
   自分のことを人にやってもらうのが、迷惑かけちゃうとか。
   余計一人でこもってしまう。これが良くないんだろうな、って言う部分があるよね。

   その辺の考えをもう少し、具合悪くなって最終的には迷惑ってみんな思うんだったらば
   最初からね、すがった方が良いんじゃないの?っていう。」

原田「そうですね。これ迷惑かけたくない、プライドがあってね、嫌だと。
   人に面倒を見てもらうのが。そう言う考えで、なるべく一人でやっていくんだ!って言う人が
   体壊しちゃう・・・」

関澤「この仕事やってると特にそう言う人に出会うね。」

沖「でもさ、自分もそうだけど、自分の娘とか息子には、特に迷惑かけたくないとか
  やっぱり思っちゃうんですよね。他人にも迷惑かけたくないけど
  自分の子供にもやっぱり悪いな、って思っちゃうもんね~。」

原田「そう言う人多い見たい。」

沖「だったら他人なんて、なおさらですよね。」

原田「だけど結果的にね、もうしょうがないんだよ。年取ったら絶対体動かなくなるし
   絶対、迷惑って言ったらあれだけど、世話にはなるんだよ。絶対。
   そこは認識しといた方がいいよね。早いうちからね。」

関澤「昔ね、歌で、お世話になりました~って。お世話なっちゃえばいいのね。折角だからね。」

原田「それ普通ですから。」

沖「日本人の美学って言うか、なんかありますね。人に迷惑をかけちゃいけないって
  ちっちゃい頃から、習ってたり。」

原田「この、高度成長期からなんじゃないですか、おそらく。」

関澤「核家族になってから。」

原田「核家族が増えてからじゃないかな。子供の世話にはなりたかねえ!みたいなね。」

関澤「昔は当たり前だもんね。僕ら子供のころは。
   お年寄りの世話をしたり。」

原田「うん。それは昔はね、おじいちゃんおばあちゃんからみんな一緒に住んで。」

関澤「大黒柱が居て、そう言う人がみんな居たわけだから。今それがないからね。」

原田「そうなんです。
   今関澤さんおっしゃったように、一人暮らしの人も本当多いでしょ。
   そうするとね、あの、病院行くにもね、付き添いがいないんですよ。」

沖「そうですよね。どうするんだろう車椅子とか。」

原田「だから、付き添いっていろんなパターンがあって
   介護保険使ってる人はヘルパーさんが付き添いになるパターンもあるし
   で、要支援とかね、その介護保険のまだ点数がちゃんと持てない人もいるわけ
   でも病院に行かなきゃいけない。そういう時はケアマネージャーさんがボランティアで
   付き添いしてたりとか。
   後は、我々は、まあお金はかかるけど、我々が介護タクシーの人が付き添いしたりとか
   いろんなパターンあります。

   でないとね、もう病院に行ったら今時ほら予約券とか
   機械に入れたりするんでしょ。ああいうのもよく訳わかんないとか。難しいんです結構。
   機械の操作が。カード入れて科を選んで、いちいち、オロオロしながら見て
   どこ行ったらいいかわかんないと。その後どうすんのかわかんない。薬どこでもらったらとか
   お金払うとか、いろんなことが年取るとね、あの、普通にはできなくなってくるのね。
   だから付き添いが必要になってきちゃうと。

   だけど付き添いって実はすごい大変で、なかなかその、付き添ってくれる人ってね
   あるにはあるんだけど・・・」

沖「やっぱりプロに任せないと、って感じになっちゃいますよね。」

原田「うん。でもやっぱそれ無料ではできないしね
   ちゃんと手配とか、あらかじめしなきゃいけないし
   だから急に病院行くとなると、いないんですよ誰も。」

沖「それ他人事じゃないって言うか、本当そうですよね。娘たちが独立しちゃったら
  本当に遠く行っちゃったらね。」



【高齢者こそ大切な「ご近所付きあい」】


原田「この間も結構高齢の方でね、お客さんが新規だったんだけど、やっぱり一人暮らししてて
   ちゃんとした、良いマンションにはお住まいなわけね。でもお風呂場でねやっぱり急に
   動かなくなっちゃったんだって。それで一応、要支援かな、なんかまだ軽い状態
   ではあるんだけど、ケアマネージャーさんが付き添って、後ケアマネージャーさんが手配して
   シルバー人材センターというところで、まあほぼボランティアで、やってくれる人たちが
   いるのね。あんまりいないよ。数はね。
   でもあの、その人がたまたま来てくれて、付き添いをしてくれたりとか。
   そういうなんか、あります。」

沖「今から、変な話ですけど、近所の方とかと、仲良くしておくのってすごい大事ですよね。」

関澤「そう!おせっかいのおじちゃんおばちゃんになって、いいかもね。」

沖「ちょっと、多めに作っちゃったけど、おかず多めに作っちゃったけどどうですか?みたいなね。」

原田「そうなんですよ。うちの近所もね、独居いっぱいいるんだけど、一応自治会があってね
   自治会の中で、あの人どうしてるかな?、っていうのは話したり、するわけ。
   そうすると、最近見ないね、って言ったらおかしいじゃない。ちょっと大丈夫・・?って
   ちょっと見に行こうかって話になるじゃない。実際にあったの。そういうことが。」

沖「行ったんだ。」

原田「うん。割と最近にあったの。あまりにも最近
   "ちょっとあの奥さん、あれ、見かけないよね・・・?大丈夫かしら・・・
    シャッター閉まってるよ"ってなって、近所の人何人かで行ったら、やっぱり倒れてた。

   旦那さんもいるんだけど、旦那さんは倒れてたのを、ほっといてた。
   つまり旦那さんもう高齢化だから、なんかもう、よく判断ができないんですよ。」

沖「二人でお家にいらしゃって?」

原田「そう。そんな事も本当に、あって。」

沖「大事ですね。」

原田「大事でしょ。今はその、倒れた方は施設にいるかな。寝た切りだけどね。
   旦那さんは一人で、今家に居るかな。」

沖「それもまた、そっちも(旦那さんの方も)心配ですね。」

原田「だから大丈夫かな~・・・と思って、僕もたまにほら、うちの近所だから
   通りがかると、挨拶して声かけるのよ。」

沖「行ってあげて行ってあげて!原田君行ってあげて。」

原田「声かけるとね、そこの旦那さん、元気そうなんだよね。不思議なんだよね。
   よく分からない・・・」

関澤「でもこれから増えるよね。どんどんどんどん増えるよ。」

沖「そうですよ。なんせ子供が巣立っちゃうとね。また戻ってこないしね。」

原田「今日ね、あの僕ね、朝ねドブ掃除してきたんですよ。自治会の。
   年に2回あるのね。それも重いなんかその、下水にかかってるフタがあるじゃない
   金属製の。」

沖「マンホールみたいな?」

原田「マンホールの親戚みたいな、四角い網。
   あれをね、上げるのがやっぱりみんな年取ってきて上げらんなくなってきてるの。
   あげるのが、僕とか他のある程度年代の係になっちゃうわけね。
   でもだんだん、今度、これいつまであげられるかな・・・と思いながらやってんだけど。」

沖「ちょっと若い人にいろいろ、呼び込んどいた方が良いですよね。
  原田さんより一世代若い子達も、自治体に出てもらって。」

原田「ね~。あんまりいないんだよね。それがね・・・そう言う世代がね。」

沖「やっぱり年齢層がどんどん・・・」

関澤「自治会とか町会入ってる人がいない。最近入ってない人が結構多い。」

沖「私も無いよ。自治会。」

関澤「そうするとそう言う人たちって、ほっぽりっぱなしだよね。」

原田「ほっぽりっぱなしになっちゃうし、どうしても疎遠になっちゃうし。」

沖「まず誰が隣に住んでるかわかんない場合もありますよね。
  都会のマンションだって、いっぱい住みすぎててさ。」

関澤「本当この辺、きちんともっともっと、こういうソフトの面を考えていかないとね。」

原田「そう。だから提案したいと言うかね、なるべくなんだけど、まあずっと一人暮らしが
   長い、個別のさ、核家族みたいな増えちゃってるけど、そうは言っても本当は誰かと
   暮らしといた方が、一番理想的なのは家族なんだけどさ、でも家族でも仲悪かったり
   いろんな事情があるじゃない。もうあいつとは暮らしたくない、みたいな。
   そんなのあるでしょうけど、まあとにかく、誰かと暮らすか、近所と仲良くするか。」

沖「とにかく近所づきあいかね、まず出来ることって。
  その、お菓子ちょっと買ってでもいいし、自治会みたいなのに顔出すってのも大事ですね。
  マンションだと理事会なのかな、わかんないけどそういう、あのちょっと集まりとか。」

関澤「町会とかね。」

原田「管理組合みたいな、わかんないけど。」

沖「区でもあったりしますもんね。」



【介護の用が起こる前から、地域包括支援センターに相談へ】


原田「それとあの、さっき沖姉が言ってたけど、地域包括支援センター。
   これ自分の体調怪しいなと思ったら、ちょっと不安があるっていう相談は
   しに行っていいと思う。」

沖「そっか。介護になる前にでも良いんですね。」

原田「むしろなる前に行った方が良いよ。」

沖「あっそうなんですね!
  地域包括支援センターっていうのは、そっか。介護になる前でも良いんだ。」

原田「包括支援をしてくれるから。」

沖「じゃあちょっと、是非是非、私も覚えましたけどね、行きましょう。」

関澤「あと地域で色んな老人クラブあるから、そういうところにね、やっぱり出るとか。」

沖「お茶会とかあるよね。たまにね。」

原田「顔出しとくだけで良いから。」

沖「老人が嫌だ、っていう方は、お稽古事とかでも、もし出来るなら良いよね。」

原田「環境が許せばね。」

沖「環境が許すんだったら、ちょっと若い、お友達とか作るのも手だしね。
  確かに考えないともう、一人暮らしばっかりに・・・」

原田「なっちゃうからね。今大問題なってるからね。」



【消防局で救急に携わってきた谷口さん】


沖「ここでですね、またお電話が繋がっています。
  介護タクシーフリージアの、谷口信夫さんです。よろしくお願いします。」

谷口「谷口です!よろしくお願いいたしますー!。」

関澤「よろしくお願いいたします。」

沖「谷口さんは近畿ケア輸送協会事務局長でいらっしゃいます。はい。」

原田「それで谷口さん、谷口さんは介護タクシーおやりになる前に
   救急車に関係するお仕事を、されてたということで。
   具体的にはどういうことをされてたんですか?」

谷口「えーとですね、消防署、消防局の方でですね、救急を統括する部門がありまして。
   そういう救急救命科、という科がありましてね。
   そういうところで、いわゆる市民の方にあの、救命講習を受講していただく
   ようなんですね。そういう働きかけをしたりですね、あるいはまあその救急隊の
   活動をするためにレベルアップと言いますか、スキルを上げるための研修を
   企画したりですね。

   そのためにもあの、救急の先生、ドクターに来て頂いて、一緒にそういう勉強を
   したりですね。そんなことが主でして。ひいてはその、地域全体の救命の力がですね
   高まっていくような、そういう環境整備と言いますか、まちづくりを進めていきたいと
   そんなことを企画するのが一番メインの仕事で。」

原田「企画をされてたんですね。」

谷口「はい!そうです。」

原田「具体的には研修、まああの救急隊員への研修って結構高度な研修になるんですよね。
   きっとね。一般の市民の方にはあれですかね、心肺蘇生とか。」

谷口「そうですね。そうです。普通救命講習という名前であったりですね。
   あるいはレベルの高い上級講習であったり、そういうところで、自分の身の回りでですね
   誰かが倒れられた時に、その時に、迷わずですね、勇気を出して救命処置ができるような
   そういうことの講習なんですね。」

沖「すごい大変、もうたくさん大変だったことあると思うんですけれども
  こう、救急車の運行で、印象深い大変だった出来事とかって、ありますか?」

谷口「救急の実際の、現場に行きますとね、それこそ、そう言う話でいいんですかね。」
   どうしても大変な場面って、結構ありますよ。
   特に交通事故何かの現場に行くとね、車の中に閉じ込められて、その方をみんなで
   引き出して行くと。いうようなことであったりですね
   そういうこともいろいろありますし。

   子供さんがですね、どうも虐待を受けてるような、と言うような状況にですね
   遭遇したりですね。」

沖「そういうことも、救急車さんが対応なさったり。」

谷口「そうですね。そういうことも含めて、結構幅広くて、非常に危険な現場も結構
   ありましたですね。」

沖「本当に、人の生死に、本当に関わる大事な・・・ね。
  多分心労も大変ですよね。身体的にももちろん大変だと思いますけれども
  心労的にもとても大変なイメージが。」

谷口「心労的にですか。そうですね。
   あのまあ、本当に、なんというか、PTSDにかかると言うようなことはよくありますけども
   凄惨な現場。以前ですと隣の市の小学校に、その、刃物を持って入った事件が
   ありましたですけども、そういうところの、子供がこう、刺されて
   そういうような現場で救命処置をやっていくとか、そんな現場もありましたし。
   様々そういうのがありましたですね。」

原田「大変でしたね。それはね。」



【母親の介護が転職のきっかけに】


沖「なぜ、そこから介護タクシーに、転職は考えられたんですか?」

谷口「えっとね、あの、いくつかあるんですけども、まず一つは私の母親
   身内なんですけども、介護タクシーさんにお世話になってまして
   その時に、本当に、あの、親切にしていただいてですね。
   ものすごくやりがいを持って、やっていらっしゃるように見えましたのでね。
   私も定年退職してるんですけど、リタイアして・・・。」

沖「あっそっか!お声が凄いお若いから、お若い方だと思って!そうなんですね。」

谷口「いやいやそんなことはないです。気持ちは若いんです!」

沖「分かりますよ!私もそうです!!」

谷口「で、まあ実際、これをやろうと。そんな思いもあったんです。」

沖「リタイアなさってからの、介護タクシーさんで。」

谷口「そうですね。いろんなこと始めましたですけども
   まずその、やっぱりこれまでやってきた仕事の、救急というところの思いがですね
   やっぱりありましてね。
 
   やっぱり多くの人に、喜んでいただけると言いますか、助けを求めてる人のところに
   行ってですね。何かお役に立っていく、というところの仕事をやっぱりしたいな
   っていうのはやっぱりありましたですね。」

原田「やっぱりあの、救急車とね、介護タクシーってやっぱり、環境が違うじゃないですか。
   結構困ることとかって、ありました?その、救急車と比べて。」

谷口「そうですね。救急車の場合は、それぞれの傷病と言うか
   患者さんの観察をして、その判断をして、受けてくれるであろう医療機関に搬送する
   ということなんですけど。

   介護タクシーはもう、ご依頼に基づいてなんで、特別それに対して困ったことは
   ないんですけども、いずれにしても、お金を頂いて喜んで頂ける仕事なんで
   その辺りは今までと違うかなと。」

関澤「でも近畿ケア輸送のメンバーさんって、心強いよね。
   谷口さんみたいなキャリアのある方がいらっしゃるから。」

原田「プロフェッショナルね。」

関澤「ね!そう言う部分では。」

谷口「うちの仲間も3人でやってるんですけど、うちの仲間も救急救命士がおりましてね。」

沖「パッとそういう時、ノウハウを活かせるわけですよね。」

谷口「そうですね!実際現場行ってですね、私どもが判断したときに
   これは介護タクシーじゃなしに救急車を呼ぶべきやという事案も、あるんでね。
   そのときはやっぱりそれなりにですね、的確な判断に近いものが、できるかなと思いますね。」

沖「ありがたいですね~!!
  そう考えると、救急車の方が、例えば定年した後って介護タクシーにこう、行って
  いただけると、とても心強い。」

関澤「結構多いですよ。救命士の方が介護タクシーのドライバーさんやってるっていう方。」

原田「ありますね。」

沖「ありがたいですね~」

関澤「適職だと思いますよ全然。」

原田「谷口さん、あの番組の前半でね、高齢者の一人暮らしって、本当に大変だよねって
   話をしてたんですよ。今あの、やられてて、どうですか。
   やっぱり高齢者の方よく接しますよね。」

関澤「一人暮らしの方。」

谷口「そうですね。お一人暮らしの方でですね、常に介護の制度の中でですね
   ケアを受けておられる方はまだ良いんですけども
   お一人暮らしでまだその、介護保険制度に基づいたかそういうサービスを受けてない
   という方ですね。こういう方が一番大変ですね。」

関澤「そうですよね。」

谷口「見守りがなくてですね、もうその、これで生活どういう風にやっていらっしゃるんかなと
   思えるような、大変な現場って結構いますね。」

関澤「だから独居老人の死亡の方で、発見遅れたって方みんなそういう方ですよね。
   通常の介護を受けてる方って、ほとんど毎日のように来るからすぐ発見されるし。」

沖「私もちょっと、それは初めて聞いたんですけども、介護をするしないに関わらず
  何かも困ったことがあったら、地域包括支援センターっていうとこに行っていいわけ
  ですもんね。介護とは関係なくね。」

谷口「そうですそうです。」

沖「相談は行けるって事ですよね。」

谷口「とりあえず包括、っていうのがまず一番の窓口になりますのでね。」

沖「なんかちょっと、行ってほしいですよね。
  顔を売るためって言ったら変ですけれども、私ここにいますよって言うのを
  知ってもらうためにも、地域包括支援センターに行ってほしいですね。
  あの、今すぐ何かご病気じゃなくても、っていうところ、大事ですよね。」

原田「大事ですね。」

谷口「そうですね。
   それと民生委員の方とかですね、そういう方にも自分の存在をしっかりと
   知っていただくとか。」

関澤「町会のね、町会の方とかね。」

沖「地域包括センターって私勉強したからわかるけど、そういうものがあるかを知らない方
  だっていらっしゃるかも知らないですもんね。」

谷口「そうですね。ご存知ない方も結構いらっしゃいますね。」

原田「そうですよね。」

谷口「実際に介護受けられた方が初めてその、包括支援センターにお世話になって
   初めて知る、というのが多いですね。」

原田「そうですね。出来ればその前がね、良いですよね。本当はね。」

谷口「そうなんですよ。そこが大事なんですよね。」

原田「谷口さん、介護タクシーやられててね、どうですかね
   グループでやってらっしゃいますけど、今後の課題と言うか、どういう風にしていきたいとか
   ありますか?」

谷口「そうですね。やっぱりね、あの、それこそ関澤理事長さんにも
   色々ご指導いただいてるんですが、あの、もう少し組織をですね
   拡大していくというところでですね、しっかりと、まあコールセンターみたいな機能を
   持たせたりですね。あるいは研修体制をしっかり組んでですね、
   そのスキルアップを、みんなで図っていく、ということが大事かなと思いますね。」

関澤「来年はそれ、ちょっとしっかりやりましょうね。」

谷口「是非ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。」

沖「今後もいろんな方の力に、是非是非、なってあげてください。」

谷口「ありがとうございます!今後もよろしくお願いいたします。」

沖「体気をつけてくださいね!ありがとうございました。」

谷口「ありがとうございますー!」

沖「心強いですよね。そっか、救命士の方だから。」

原田「一番安心ですよ。」

沖「確かにね。」

原田「ちょっとね、良いのがね、あの病院の看護師さんをあらかじめ知ってたりするんだよね
   救急現場やってる人は。知り合いだったりすることが多くて。」

沖「あーそっか。この症状だったらこの病院っていうのが。」

原田「出入りしてるから。だからある意味その、救急隊員やってて、介護タクシーやり始めた人は
   あの、病院周りの営業なんかでも入りやすいですよ。もともと知ってたりするから。」

沖「とにかく地域包括支援センター、ちょっと早めになんかね、行ってほしいですね。」

原田「一人暮らしの話に戻るとそれだよね。」

沖「知らないからね。まずね。」

原田「ああいうポスターはね、貼るとこに貼ってあるんだけど、もっとなんか関係ない
   色んな人が目につくところに・・・」

沖「そうそうそう!!スーパーとか、普通にみんなが使うところに貼ったほうがいいよ。
  それがあるのを知らないんだから。」

原田「そう!だからスーパーであるとか駅だとか、不特定多数の人が動くところに貼って
   コンビニとかね。そうなのよ。なぜかね、あの地域包括支援センターに
   地域包括支援センターのポスターが貼ってあるの。意味ないんだよねあんまりね・・・」

沖「本当に知って欲しいですね。」

原田「その辺ちょっとね、自治体とかが宣伝して欲しいよね。」




第50回の放送でした。
前半は危険が多い高齢者の一人暮らしについて、後半は消防局で救急隊に携わっていた
谷口さんのお話でした。

老老介護も大きな問題ですが、同じぐらい問題なのが「独居の方の介護」です。
「他人に迷惑をかけたくない」「一人でもなんとかできる」と思って
外に相談をせずにどうにか解決しようと思う方も多いですが、必ず最終的には
人のお世話になります。
誰かと同居するのは難しいかもしれませんが、ご近所付き合い、自治会程度の集まりには
参加するのが良いかと思います。

後半は、消防局で救急の現場に長年関わってきた、谷口さんのお話でした。
自身の介護タクシー業の傍ら、近畿ケア輸送協会の事務局長と言う立場でもあり
団体の利便性の向上、スキルアップにも積極的に取り組んでいます。
救命救急に携わっていた経験から、介護タクシーではなく救急車を呼ぶという判断も可能です。

救命救急に関することから介護タクシーへの転職は、経験を非常に活かしやすいケースになりますので
もし興味があれば、是非検討してみてください。



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