#48 ユニバーサルデザインタクシーと民間救急のお話 | 走れ!介護タクシー JWMTO Presents

走れ!介護タクシー JWMTO Presents

知って使ってあなたも安心!

#48 ユニバーサルデザインタクシーと民間救急のお話

JWMTO Presents
走れ!介護タクシー
~知って使ってあなたも安心♪~


↓聴くのはここからどうぞ↓
https://goo.gl/ksTNiu


本日のお題【ユニバーサルデザインタクシーと民間救急について】


ゲスト 東谷和信さん(JWMTO事務局長)

パーソナリティ JWMTO理事の原田一樹&タレント、ラジオDJの沖直実
以下「原田」「沖」「東谷」



【車椅子を乗せるのに不便な"デザイン"】


沖「気になるニュースが。」

原田「はい。気になるニュースが。
   今日はあの、収録日は10月21日なんです。放送は11月28日ですね。
   ちょうどあの、昨日なので、10月20日なんですけど、NHKの夜の7時のニュース
   ってあるでしょ。あれでね、初めてあの、ユニバーサルデザインタクシー
   UDタクシーって言ってるんですけど、それが乗車拒否をやってる実態が取り上げられた。
   全国ニュースで。

   これ去年から実は言ってまして、去年って言うか今年か。」

沖「大きさが合わないとかね。」

原田「そうそう。」

沖「小さめだとかね。」

原田「我々の番組で言ってましたよね。あの、車椅子乗れるって言ってるけど
   全部が全部乗れるわけじゃないんだよと。しかも横から乗るからちょっと
   ややこしいんだよ、って話をしてて、乗車拒否で出なきゃいいんだけど・・・って
   話ししてたと思うんですよ。やっぱり出てきちゃった。

   というのが、あの障がい者団体がデータを取ったらしいんですけど
   44の事例で11あったんだって。4分の1が乗車拒否だった。」

沖「なんのためのユニバーサルデザインじゃ!って感じですよね。」

原田「そう。だからちょっとがっかりっていうことで
   その理由は?って聞いたら、そのドライバーさんが、会社でちゃんと研修を受けてなくて。」

沖「それ何で研修受けさせないんだろうね。」

原田「会社がサボってる。
   車だけ買ったはいいけど、ドライバーさんには(何もしない)。」

沖「それやらないといざ乗せる時にね。」

原田「そうそうそう。だからもう会社はね、今慌てて研修し出してる。
   ただ、あんまり乗らないから、なかなかその、いきなりって言われても
   ドライバーさんが乗せられなかったりするのね。

   で、実際に見てると、本当にややこしくて、あの今日のゲストの東谷事務局長なんかは
   よく知ってると思うけど、何せねスロープを、折りたたんだスロープを後ろの席から
   ガチャガチャ出して、しかも二つガチャンてくっつけて、ややこしいの!作業が!

   車椅子を乗っけてから、またよいしょって90度向けて、前に向けて、ベルトを
   引っ張り出してきて、ガチャガチャガチャガチャつける、って言うんで
   15分から20分かかるんです。固定に。そら嫌だよね。
   
   ドライバーさんは20分かかるとするじゃないですか。固定にね。
   今度じゃ5分で着くとこに行ったとしましょう。おそらく運賃っておそらく1000円
   行かないか。」

沖「ワンメーターってことですよね。」

原田「ワンメーターか2メーターか、数百円ですよねおそらく。
   降りるのにまた20分かかるんですよ。」

沖「なるほど!」

原田「そうしたらね、トータル45分かかって、売り上げ数百円なんです。
   これ、乗せたくなる・・・??」

沖「割に合わないかも。」

原田「とにかく制度の設計から間違ってるのね。
   車の設計から絶対間違ってるし、そういうことも間違ってるわけ。
   ただニュースではそこまで言ってないのね。それはもう我々だけが分かることなんで

   でも裏には、そういうことがあって、で乗車拒否をしてますと。
   で、あの中にはね、電動の車椅子だから乗せられません、って拒否された人も
   出てきてたの。インタビューで。女性の方だったけど。

   けど私の電動って、20何キロしかなくて、軽い電動なんですと。
   確かにちっちゃいし軽いし乗れるのね。それも電動だからっていう理由で
   拒否されちゃったんだって。
   それがNHKの全国ニュースでやったんで、やっとちょっと大きな声になってきたかな
   っていう気がしましたよね。

   何が悲しいってさ当事者が声をあげないといけないのよ。それって。
   実際に拒否されて、すごく不快な思いを人たちが、自分たちでも忘れたような話なのに
   言わなきゃニュースになってこないでしょ。それってなんか、どうなの?この話は?
   っていう気はしましたですね。ちょっとね。」

沖「なんか、明るい話題にしたいですね。どうせだったら、このUDタクシーが出たから
  良いことばっかり、ってなるのが良いですよね。」

原田「うん。だからなんかその、車の車両だけが一人歩きしてて
   実は何か大事なものが、置き去りになってるっていうような。」

沖「もったいない感じがしますよね。それがあの、ちょっと今日のあのテーマっぽいような話に
  なってるんですけど、ここでちょっとあのゲストにも入っていただこうと思いまして
  久々の登場でございます。」

沖「1か月ぶりですかね。」

原田「JWMTOの、事務局長。」

東谷「はい。JWMTO事務局の、東谷和信です。」

原田「久しぶりですよね。」

東谷「2ヶ月ぶりですかね。」

原田「2か月ぶりぐらい?
   そうなんです。うちの東谷事務局長はあの、車両に詳しいので
   あの、JWMTO事務局長と言うよりは、なんていうですか、救急車評論家?。」

東谷「もうあの、沖さんにあのちょっとあの、見習って
   これから救急車評論家って名乗ろうかと・・・。」

原田「ありだよね!」

沖「評論家って言ったもん勝ちなんで!本当に!」

原田「救急車の評論家って聞いたことないもんね。」

沖「そしたら介護タクシー評論家もなんでもできますよ!」

東谷「沖さん多分ご存知ないと思うんですけど、僕救急車持ってるんですよ。」

沖「えっ!!??本当に!?」

東谷「会社で所有物で、救急車持ってるんです。」

沖「救急車持ってる人なんて聞いたこと無い!」

東谷「本物の救急車持ってるんです。」

沖「子供が聴いたら喜びそうな。」

東谷「うちの会社の近所はみんな、救急車が止まってる会社って、認知されてる。」

原田「それは売り物でしょ?」

沖「売り物なの!!??」

東谷「救急車を扱ってる仕事をやってるからです。」

沖「売ってる、そっかそっかそっか!」

原田「趣味で持ってるわけじゃない・・・・」

東谷「だからもう本業の方で、救急車を病院さんに販売する事業をやってるので。」

沖「販売のためのあれか。」

東谷「今だから丁度、トヨタと日産の救急車を、一台ずつ。」

原田「遊んでるわけじゃないんですよね・・・救急車ごっこしてるわけじゃない・・・」

東谷「救急車のこと詳しいんですよ。」

沖「救急車を日産とトヨタが出してるとかもそんなのもわかんないもんね。
  その車の会社まで、救急車どこで作ってるなんて全然わかんないもんね。
  マニアの人が聞いたらそれだけで、話すごい聞きたがる人いますよね。」

東谷「マニアから来るんですよ!問い合わせが!」

沖「でしょうね!」

東谷「マニアから来るんですよ。」

沖「わかるわかる!居そう!」

原田「不思議だね~あのマニアというのは不思議だね。
   面白いんだろうね。でもね。」

沖「車が好きな人とか多いしね。そういう。」

東谷「救急車を、要は鑑賞用に持っておきたいって人もいるんですよ。」

沖「買いたいって、そういう意味で買いたいって人がいるのか。」

東谷「家に置いときたいって。」

沖「そういうんで買いたいって人がいるんだね。でも。わからなくもないよ。」

東谷「マニアックな人は本当に多いんです。」

原田「消防署とか勤めてるとさ、来ちゃう人いるんだろうね。きっとね
   見に行くとか。」

東谷「行く人もいるでしょうけど、やっぱり子供のころから救急車もって遊んでる子が
   そのまま大きくなっちゃって。」

沖「パトカーとか救急車はちょっと特別な車両よね。」



【消防署の救急車と、病院の救急車】


原田「まあちょっとそう言う話題が出たところで、ちょうどいい、あの今日はねちょっとその
   救急車系の話題もちょっとしようと思いましてね。

   あの、これもね、10月の新聞の記事だったんですけど
   こんな記事が毎日新聞で出ましてね。あの、民間救急って話しした事あるよね。番組でもね。
   簡単に言うと、あのお役所とか、病院がやってる救急車ではなくて
   民間の事業者が、患者さんを運ぶっていうものなんだけど
   今救急車足りない足りないって言われてるじゃないですか。
   だからあの、九州でね、九州のね、どこだこれ。」

東谷「北九州です。」

原田「北九州市、八幡西区というところで、そこであの、その民間救急っていうものを
   救急車の代わりに使いましょう、という実証実験がね、11月から始まってるんですよ。11月12月。

   それでね、その記事をまあ色々見てて、ちょっと思ったんですけど
   まああの、確かに、救急車足りないって大変なことだしさ
   コストもすごくかかるんですよね。あれね。」

東谷「そうですね。だからあまり、公表にはなってないですけど
   これ公にはなってないですけど、だいたいどこの自治体でも
   救急車、例えばその住民の人が、救急車呼びますよね。呼んで、その出動して
   病院とかまで搬送するだけのコストって、どれぐらいかかるのかって。」

原田「費用が。」

沖「どれくらいかかるんですか?」

東谷「大体、4万前後。」

沖「えっ!!結構な額だなあ・・・」

東谷「一回救急車呼ぶと自治体としては。
   救急車ってのは、もともとその地方自治体ごとの、消防本部が所有している
   その救急隊なので。」

沖「それを患者さんが払う?」

東谷「いや、今は税金で、無料。」

原田「税金で払う。」

東谷「今後だから、その適正利用っていうことで、救急車の利用率を下げるために
   軽症の人は、救急車料は有料になりますよっていう(検討されている)ことです。

沖「意味なく119番鳴らす人結構いるもんね。その、よく問題になってますよね。
  そこまで使わなくても、もしかしたら平気な方が。」

原田「そうなんです。
   で、あの、トリアージって言って、必ずその患者さんのね、重い人軽い人分ける専門家が
   いるんですよ。医療従事者の中には。そういう人がちゃんと居てくれると
   救急車の必要ないですねとかって話になるのね。

   ただ僕がこのニュースっていうか、新聞の中で気になったことは
   救急車の代わりとして、民間救急が出ます。まあそれはまあ分かりますと。
   ただ介護タクシーの、かの字も出てこないの記事の中に。
   実は民間救急と、我々介護タクシーのやってることって、ほぼ変わらないよ。
   ほぼ変わらないんんです。

   だけど、これやっぱり、総務省なんだよね。消防署、救急車だから。
   そこの中でずっとものを考えてて、実は介護タクシーっていうものも
   一人で動いてるけど、もう、病院に通院して、もうあのどうしても行かなきゃいけない
   という人を家から運び出して、やってるじゃないですか。
   そういう事って、どうも外れてるのね。記事の中から。現実的にやってるのにね。今ね。
   それもちょっとどうかなと思ったのが一つと。

   事がややこしいのは、介護タクシーでも、民間救急なの。
   民間救急の介護タクシーと、民間救急じゃない介護タクシーの2種類があるわけね。
   つまり、介護タクシーの許可を最初にもらうんだけど、その後に消防署の認定を
   もらってる人と、認定をわざわざもらってない人と、二種類いるんですよ。
   ややこしいでしょ!」

沖「ややこしい!」

原田「もう説明したくないもん!これ。」

沖「ややこしやですよ。」

東谷「もっとややこしいのは、総務省で決めたことって言うのは、通達して
   各全国の地方自治体に行くんですけど、でもそれを決めるのは
   地方自治体、地方分権されてるので、要は総務省からこういう形にしなさいと。
   救急車をこうしなさい、という通達を出してても、それに逆らう地方自治体は
   いくらでもあるんです。」

沖「難しい。」

原田「これね、個人の力とかね、ここでどうこう言っても、どうにもならないぐらい
   複雑になってるんですよ。どうにもならないくらい複雑で
   ただ、我々はもう、本当に今月もいろんな皆さんゲストで出てもらえましたけども
   付き添いの人も含めるともう1万人以上人運んでるわけですよ。日々やってるのね。運ぶ事を。

   だけど、どうもこの、視野がそっちの方に行ってくれない、っていうのは
   何がいけないのかなーっていう、ちょっと問題意識を持ちつつ。」

沖「確かに、悔しいというかね、なんと言うんでしょうかね。」

原田「どうしたらいいのかな、っていう悩みもありつつ、ちょっと後半に行ってみようかなと。」

沖「問題は色々ありそうですね。」

原田「実際半分近くは、救急車の出動の半分近くは、実は救急車の必要がなかったと・・・」

沖「私許せなかったのが、YouTubeとかでただ呼んだ人とかいるじゃないですか。」

原田「いましたね。」

沖「だからちょっと、それは本当に考えなくちゃいけない時代ですよね。
  だって税金だってそこまでもお金がねえよ、ってことじゃないですか。」

東谷「今はもう現状としては、もうその、各地方自治体、市区町村単位の地方自治体でも
   やっぱりその生活保護の受給者って自治体が負担しているので
   そういう福祉と介護の、その予算が、やっぱり年々増えてきてる。

   で、自治体としては、あの払う歳出の方は増えてるんだけど
   入ってる歳入の方はもう増える見込みはない。ましてやこれから人口って減るって
   形になると、市に入ってくる税金も少ない。そうなるとじゃどこで削ってくかって
   言ったら、今もう特に顕著に出てきたのは、ゴミの問題だと思うんですよ。

   ゴミの回収も、まあ自治体が週3回のところが2回に減らしたりとか
   まさに今レジ袋も有料化で。」

沖「私良いと思う。救急車だって、お金をとっても良いと思いますよ。」

東谷「今もう消防と救急ぐらいしか、今自治体がやってる公共の、無料の公共サービス
   ってないんですよ。もうゴミですら、粗大ゴミは今有料科じゃないですか。
   そういう意味ではもう、唯一残ってきてるのが、火事を起こしたとき消防の消防活動と
   救急ぐらいが、今もう自治体がやってる無料の公共サービスになってきてますけど
   もうそれももう、無料でやるって言うのももう、限界がきてる。」

沖「有料化した方が、自分でもっと考えますよね。この熱で使っていいのか悪いのかとか
  もちろん頭痛だったら絶対行った方がいいと思うけど、8度5分微妙だなぁでも
  だったら、介護タクシーとか、そっちにしようかなとかね。」



【救命のために消防車が出動する】


東谷「今もうやっぱりその、埼玉のエリアはまだそんなに目にすること無いと思うんですけど
   あの、東京都内23区になると、もうあの、救急車まず要請しますと
   そうするともう救急車より先にまずポンプ車が行くんです。
   PA連携と言われるものなんですけど。」

原田「レスキューだね。」

東谷「何でそこまでしなきゃいけないかって言うと
   やはりその、まず東京消防庁が取ってる統計があるんですね。
   要は現場に行く平均到着時間、と、総務省がとってる平均到着時間。
   それでも2分の差があるんです。

   だいたい一般的には全国平均で現場に行く、その到着時間って言うと8分30秒台ぐらい
   なんです。だけど、その出動要請が多いと、当然それより10分とか15分とかかかっちゃう
   それを抑えるために、先にもうポンプ車とか空いてる車を、消防隊の空いてる車を
   先に現場に行かせて、まずその要は応急処置を行う。

   そこまでしないと、もう東京の人口の集まってるとこほど
   やっぱりその救急車の要請って多いので。」

沖「本当に今私もそうだけど、これは救急車必要か必要じゃないかってちょっと考えないと
  駄目ですよね。
  子供が一人目の時って、何をしても、もちろん救急車は頼まなかったけど
  変な話吐いちゃっただけでも、ああっどうしよう!!って思って、何かあったのかしら!?
  救急車かしら!と思って。

  でも一応私もね、救急車じゃないけど夜間のなんか相談に電話して
  これ救急車で行った方が良いですか!?って言ったら、まあ吐いたぐらいだったら
  大丈夫だから、でも心配だったら、別にあの救急車じゃなくても、その病院は行かれたら
  どうですか?って。

  でもね本当に、ちょっとパニックになっちゃって、多分かけちゃう。
  だいたい赤ちゃん、まあ一概には言えないけども、一人目の子供だから何でもかんでも
  心配になって、夜間の診療行っちゃうんですけど、二人目なんて一回も行きませんでした。
  そんなもんなんですよ。大したことない!」

原田「二人目から雑になったの!?」

沖「だから、なんて言うのかな、赤ちゃんの吐いたりするのって、全然平気なことなんだけど
  初めてのお母さんだから、すぐ救急車使っちゃうお母さんとか、やっぱ私の周りもいて。
  そういうのも教えてあげる人がいれば、いいんだよね。周りに。そんなの平気よ平気よ
  みたいな。」

原田「相談する場所、そういうところでまあ前にも話をしたけど
   #7119番、っていうのがね、あって。
   で、一番最初にまず相談できる人が、専門家がいてさ。
   電話のレベルで相談ができるんであれば、全然変わってくると思うよね。」

沖「だからね、#7119、その頃はちょっと私も知らなかったっていうか
  わかんないから、病院とか必死に電話して、夜間の病院に電話しましたけど。」

東谷「今それで病院でも、実際病院でも救急車ってあるんですよ。
   今この、北九州市でやろうとしてる実験に、病院で持ってる救急車っていうのも
   含めて、要はその、搬送業務もやろうかってやるんですけど
   これはこれで問題があって。

   あまり知られてないんですけど、要は病院で持ってる救急車っていうのは
   救命救急の認定を取ってる病院なんですよ。
   救命救急の病院。救急車で運ばれる方の患者さんが運ばれる病院。
   ただ、受け入れをしなきゃいけないので、当然ながらペットを満床にできないんですよ。
   病院は病院で満床にしないために、系列の病院に、重症患者さんを運ぶために
   病院は救急車持ってるんです。」

沖「面白いって言ったら変だけど、なんか、すごいそういう仕組みなんですね。」

原田「仕組みってあるんだよね~」

東谷「自治体が持っている救急車の運転手ってのは、当然ながらその、緊急走行って言う
   サイレン鳴らしながら走る、ちゃんとそういう講習、資格を持ってる人。
   ところが、病院が持ってる救急車のドライバーってのは
   実は病院の総務課の職員さんとかだったりするんです。」

原田「意味分かんないでしょ・・・」

東谷「あまりこれは知られてない話なんですけど。」

原田「訳が分からないんですよ。
   これ誰が悪いのってのも良く分からないんですよ。」

沖「変な話だけど、足折ったとかさ、ぎっくり腰になったとかさ
  絶対命にはかかわらないなっていうのは、わかるじゃん。
  頭痛いとかさそういうのはちょっと行った方がいいけど
  足折っちゃったとかさ、そんなんだったらちょっと救急車使うなと言いたいですね。」

東谷「救急車って言っても、世の中には公的救急車っていうのと
   今申し上げた病院救急車。それと民間救急車。3種類あるんですけど
   まぁなんでも救急車だったら、それを使えばいいんじゃないか、というのとは
   またそれはそれで違う問題なんです。」

沖「公的の無料の救急車は使わないで、それこそ介護タクシーとかね。」
  とにかく命に別状ないって、足折っちゃったぐらい、折っちゃったぐらいじゃないけども
  必ずそうやってわかることに関してはなるべく119番には電話をせず
  #7119とか、本当そうやってかないと、本当に国の予算がどんどんなくなって
  結果自分たちで首をしめることになりますよね。」

東谷「要は、社会を支えているものの、公的サービスを支えるものは
   まず税金から賄われているものなんですけど、その税金も、福祉と介護
   これ日本の人口が高齢化してくところで、その、どんどん増えてる。

   それをだんだん支えられなくなってるところで、どこから削ろうかって話が
   先ずゴミのところだったり、今の救急車の有料化だったりと。」

沖「本当に命に別条がないって判断で、自分でも分かるんだったら
  本当使わないで欲しいですね。だって本当に大変な人が、それで一人万が一、ってなったら
  もう怖くてしょうがない。自分のせいでって思った方がいいよね。」

東谷「この番組の最初に、沖さんにコールしてもらってる"明日は我が身"
   っていうのはまさにそうなんですよ。
   実際にだから、自分が救急車呼んでみて、近隣の救急車が出動でずっと
   いっぱいで15分かかりますとかになったら、多分、自分も納得できないと思います。」

沖「だから、お願いだから、これ聞いててね、絶対命に別状ないって思った人に関しては
  救急車使わないで欲しいですね。」

東谷「逆に言うと、選択肢は救急車だけが全てではないってことなんです。」



【救命救急の資格をお持ちの方にもおすすめしたい、介護タクシーの開業】


沖「そこに出てくるのが介護タクシーとかね。」

原田「そういうことです。介護タクシー側もね、もっと便利にしなきゃいけないと思ってます。
   だからあの、実は、僕の埼玉でやってる団体でね、10月からコールセンターってのを
   始めたんですよ。で、そのコールセンターはやっぱり、何のためにって言ったら
   まずはお客さんの利便性のため、一つの電話をかけるだけで、それで何か配車を
   してくれたら、便利じゃないですか。で、そういって、そのコールセンターをやりつつ
   今考えてるのは、そのさっき言った#7119番。

   これは県庁と話をしなきゃいけないんだけど、そういうところにうちの団体で
   これだけ台数があって、今27事業者いるから、それで協力できますよ、っていう話をね
   ちゃんとそういうところとして、こっち側からもちょっとアプローチを。

沖「それはどんどん、売り込みした方がいいですよ。」

原田「我々動いてるから、日々人運んでるので、だから実は運べるんですよ。」

沖「それどんどんやった方がいいですよ。」

原田「そうなんです。それでまあ、今日最初にその読んだその新聞記事に
   介護タクシーのかの字も出てきてないっていうことなんです。
   もうちょっとなんとかしなきゃな、と。いうのが今日のぼやきと言いますか。」

沖「まあ、イケメン評論家の私もそうですよ。売れねえな・・・って言うね。
  そういうところがありますよね。もうちょっとこう、知名度が欲しいなと言うね。
  比べちゃ駄目だった?もうちょっとこうさ、こっちも頑張ってるからもうちょっと知ってほしいな
  ってあるじゃないですか。」

原田「そうそう!なかなか難しいね。知ってもらうのってさ。」

東谷「介護タクシーそのものがまあ、実際自分の身内とか、そういう、自分の身に起って
   初めてわかるものなので。」

沖「だって皆さん来てくださったゲストの方も、ご両親が介護タクシーを使ったからとか
  はたまた新聞で初めてその名前を見たとか、皆さん、まあ私もはっきり言って
  この番組やるまでほとんど知らなかったので、本当に普及ははまだ、言い方変だけど
  してないですよね。」

原田「してないです。」

東谷「まだまだ周知はできてないですけども・・・」

原田「全然周知できてない。」

沖「もったいないですね。こんな良いお仕事なのにね。」

原田「周知できてない実感いっぱいあります。」

沖「このラジオをきっかけにね、って思って始めたんですよこの番組をね。」

原田「そうですそうです。そのための番組なんですよね。
   だからまあ、たまにバカ話でもして、楽しくおかしくやって
   ちょっとでもみんな知ってくれれば良いじゃないですか。」

沖「本当にね、知らないことっていっぱいあるんですよね。」

東谷「だからその、救命救急士っていう資格を持ってる人いるんですけど
   救命救急士ももう、あぶれてるんです。実は。」

沖「あぶれてるんですか?」

東谷「要は、資格は持ってるけど、元々、救命士の資格取る人って元々消防署の救急隊に
   入るのを志望して資格を取ってる。だけどまあ実際にはだから消防署に入隊できるのは
   その、全体的な、就職できない人がだから半数以上いる。」

原田「実はね、8月の末の時点で58000人超えてるんだって。」

沖「もったいないもったいない!」

原田「救命救急士は。ところが、消防署機関に属してる人って4割しかいないんだって。」

沖「えっ、なんでなんでその方たち・・・?」

原田「あっ、ただこの中には、入れなかった、就職できなかった求人がなくて
   っていう人と、すでに卒業したOBの人も含まれてるの。」

沖「そういう方是非あの、介護タクシー運転手さんやれば良いんじゃないですかね。」

原田「僕もそう思うんです。」

東谷「一部にはいます。実際はだから、一度はその消防署の試験に、採用試験に落ちた人が
   一時的に、介護タクシーの事業所のところで修行っていうか、一年だけ居させてもらって
   来年の消防の試験に出るために、浪人をしない合間に介護タクシーやってるって人もいます。」

沖「そういうのもあるんだ。」

原田「僕が思うにね、総務省って必ず、民間救急っていう自分たちの法律のことだけ考えて
   二人体制で、って考えるんだけどそうじゃなくて、こういったさ、あぶれてる人たち
   資格は持ってるのに。そういう人たちに介護タクシー開業したらとか
   そういう案内も、ちょっとしてくれたらいいのになってチラッと思う。」

沖「確かにそうですね。」

東谷「人材は溢れてるんですよ。そういう意味では。」

沖「こっちから、売り込みに行った方が良いんじゃないですか?」

原田「開業しませんか??ってね。」

沖「救急、その資格持ってるんだったら、ちょっと介護タクシーやりましょうよって、どんどん。」

原田「総務省に話しないといけないね。」

沖「SNSで普及させるとか。」

原田「この番組聞いてもらうとか。」

沖「そうですよ!この番組よりはSNSの方がきっと広まるかもしれないんで!」



第48回の放送でした。
久々に東谷事務局長を迎えて、UDタクシーの乗車拒否の話から救急車の話まで
ひとまとめで触れていきました。

公共サービスと言う観点で、難しい話題でしたが、まずはやはり"#7119"の活用を
はじめとして、適正に救急車を利用する意識が大切です。
#7119が実施されていない自治体では、病院や地域の薬局に直接相談するとか
役場の健康相談のような場所に相談して、それから判断する、という風にして頂くと
結果的に公共サービスを維持することに繋がります。

ただし、急にろれつが回らなくなったとか、体の一部が突然動かなくなる
顔の表情筋が突然ゆがむといった症状が出たり、高熱でもけいれんを伴っている状態や
広範囲にやけどをした、というような場合は急を要するケースですので
すぐに救急車を呼ぶようにしてください。


JWMTO Presents
走れ!介護タクシー
~知って使ってあなたも安心♪~


↓聴くのはここからどうぞ↓
https://goo.gl/ksTNiu