本日のスピルバーグ案件は1941!
ジョン・ウィリアムズ×スピルバーグの4作目です。
1941: Original Motion Picture Soundtrack
これは若きスピルバーグによるドタバタ戦争コメディ映画です。
ハメ外しまくってます。
ハメを外しすぎて制作費もハメを外し、興行的には大コケしました。
一方のジョン・ウィリアムズもどんちゃん騒ぎ。
楽しそうな御大が目に浮かぶようです。
能天気なテーマ曲。
セルフ・パロディ。
ジャズのド名曲の全力パロディ。
大砲。
御大渾身の冗談音楽。
もう何でもありで楽しいったらないアルバムになっています。
おススメ盤ですが、致命的な欠点が一つだけ。
なんかえらいプレミア付いちゃってるんですよね。
ヤフオクでたまに手頃なの出てるので狙ってみて下さい。
楽曲解説
私が所持しているのはVARESEの9曲入り。
52曲入りの2枚組というのもLA-LA LANDレーベルから出ていますが、
えらい高騰していて手が出ないです。
1.1941のマーチ
本作のテーマ曲。
底抜けに明るい能天気なマーチです。
およそ戦争映画とは思えない曲調です。
メロディはジョン・ウィリアムズのご多分に漏れず非常にキャッチーで覚えやすいので、
映画音楽の枠を超えて吹奏楽アレンジなどでも親しまれています。
映画を観た事なくても曲を聴いたことがある人は多そうです。
2.日本軍侵攻
非常に深刻そうな曲名ですが、コメディです。
大真面目な軍楽調のイントロから始まり、うっすらメイン・テーマが聴こえてきます。
ここは敢えて大真面目にやっています。
曲が大真面目なのに画面はふざけているという対比です。
とか言ってたら聴きなれた感じのハープ。
そしてミファミファミファミファ♪
誰がどう聴いてもジョーズですね。
セルフ・パロディです。
画面も明らかにジョーズ。
スピルバーグ×ジョン・ウィリアムズ両本人によるセルフ・パロディ。
ただし、滑ってます。
それにしてもですよ、セルフ・パロディなんてものを堂々と出来る人そんなに居ないですよ。
やった所で気付かれなかったら意味無いですからね。
ジョン・ウィリアムズくらいキャッチーな曲を量産してないと出来ない仕事です。
ジョーズの後に壮大な感じの曲が出現しますが、
これがどんな場面に付けられたもんかと映像を注視してるとずっこけます。
これはご自分の目で確かめて頂きたい。
曲の後半は大体メイン・テーマです。
メイン・テーマはおとぼけな主人公2人の活躍に充てられています。
曲のラストはミレニアム・ファルコンがタトゥイーンを飛び立っていく時のパッセージですね。
3.頼りない見張り番
なんとも文字通りの感じの曲です。
ほぼ標題音楽ですね。
後半は急にスター・ウォーズっぽい感じになります。
総じて大げさな感じの曲が画面に充てられています。
4.U.S.O.での乱痴気騒ぎ
飲み屋の名前です。
若い海兵隊員達が乱痴気騒ぎしています。
メイン・メロディは「マローの道楽者」。
アメリカ軽音楽の巨匠ルロイ・アンダーソンがアイルランド組曲で採譜した、
アイルランド民謡です。
ルロイ・アンダーソンはボストン・ポップスが初演し続けていた作曲家であるので、
ボストン・ポップスの指揮者であったジョン・ウィリアムズによる彼への賛辞かも知れません。
5.ハリウッドに向かえ!
主人公2人が日本軍を迎え撃とうとハリウッドへ向かう様子ですが、
メロディラインが非常に能天気で良いですね。
中間部にアメリカ海兵隊の軍歌がワンフレーズ挿入されてます。
ラストに大砲。
大砲が使われている曲なんて、このサントラと1812年しか知りません。
6.スウィング・スウィング・スウィング
これはもう誰がどう聴いてもシング・シング・シングのパロディです。
曲名も秀逸ですね。
シーンには元々シング・シング・シングが付けられていたのですが、
ここはオリジナルで行こうと御大が腕を振るったのですね。
非常にご機嫌なナンバーに仕上がっています。
ジョン・ウィリアムズは元々ジャズの出身ですからね。
7.バトル・オブ・ハリウッド
実は史実、日本軍によるハリウッド空襲をモチーフにしています。
空襲した本人が戦後ハリウッドに召還されて英雄扱いされたエピソードも微笑ましいですよね。
曲ですが、海兵たちの活躍にはマローの道楽者が充てられています。
バトル音楽ですが、コメディなので深刻さは皆無。
ファンタジーのバトルだったフックのラスト・バトルを想起させる能天気さです。
明るいバトル・ミュージックは楽しいですね。
8.大観覧車
えーと、観覧車っぽい曲のサンプリングから始まります。
この曲なんて言うんだろう?
調べられませんでした。
ご存じの方いらっしゃいましたら教えて下さい。
観覧車は転がっていって海に落ちます。
9.フィナーレ
エンド・クレジットの1941マーチです。
なんか一瞬だけドイツの国歌混入してね?
枢軸くくり?
大砲が轟いたり、主人公のセリフが入ってきたり、
大変賑やかなエンド・クレジットです。
以上です。
少ないね。
いつか完全版手に入れよう。
次のスピルバーグ作品はレイダース。
執筆済み。
その次はE.T.。
執筆済み。
その次は魔宮の伝説。
執筆済み。
その次、世にも不思議なアメージング・ストーリー。
サントラがレア過ぎて未所持。
その次の太陽の帝国を書きます。
随分観ていないから一旦視聴してから。


