今回はジョン・ウィリアムズ×スピルバーグの8作目、

オールウェイズを解説します。

 

オールウェイズ

 

 

これはですね、1989年公開のスピルバーグが手掛けたラブ・ロマンスです。

スピルバーグが手掛けているので、普通の恋愛映画では無いです。

ファンタジーです。

主人公は幽霊だし、天使役でオードリー・ヘップバーンが出てきます。

なお、これはヘップバーンの遺作であり、ジョン・ウィリアムズが手掛けた2作目のヘップバーン映画です。

1作目は1966年の「おしゃれ泥棒」です。

 

これは要らない情報であることを重々承知の上で書きますが、

この映画に東京タワーや東京の下町は出て来ないし、

監督は山崎貴では無いし、涙のカツアゲには遭わないです。

 

 

さて、音楽ですが、この映画のジョン・ウィリアムズは主張しないです。

ひたすら映像に寄り添う音楽。

徹底したBGMとしての音楽。

2文字で言うと、地味。

 

テーマ曲らしいスコアもあまり聴き当らないです。

本作のテーマ曲は「煙が目にしみる」です。

 

はい、ここまで理解して頂けましたなら、

この作品については本編を観ずにサントラを聴くのは止しておきましょう。

先に映画をご覧下さい。

それで劇伴が気に入ってからサントラ聴いても遅くないでしょう?

特に気に入らなかったんなら別の作品をお勧めします。

御大の作品なんて、スピルバーグ映画だけでも29作あるんですから。

 

 

 

楽曲解説

いや、あのね。

こういう感じのサントラですから書く事全然無いんですよ。

でも18曲入りの通常盤解説しますね。

なお、スコアだけ21曲入りの限定版が存在します・・・が、食指が動かない。

 

 

1.煙が目にしみる 

前述しました通り、本作のテーマ曲です。

超有名な歌ですね。

1933年に上映されたミュージカル・ナンバーだそうです。

もちろん御大の作曲では無いです。

だって、御大1歳。それでも生まれてはいたのか・・・

 

本サントラの1曲目から6曲目までは御大が関わっていない劇中歌です。

煙が目にしみる以外はどこで流れていたのかも、あるいは流れていなかったのかも知りません。

あまり興味が無いので。

とりあえず煙が目にしみるは序盤のダンスシーンとエンドクレジットで流れます。

 

 

2~6.割愛します

 

  

7.雲の中に

いや、そういう事なんですよ。

もね、雲の中の音楽なんです。

ひたすら浮遊感。

だって、主人公霊体なんだもの。

これはどこで流れてるとかあんまり関係ないです。

環境音楽です。

でもじっくり聴いているとなかなかに感動的なアダージェットではあります。

 

 

3.フォロー・ミー

これはね、このサントラで唯一耳に残ります。

若きイケメン、テッドが飛行場に着陸する際に、誘導車が無人で暴走し、

テッドがその事に気づかずひたすらそれに付いていくコミカルなシーンです。

その車の背中にFOLLOW MEって書いてあるんですね。

だからこの曲のタイトルはフォロー・ミーであり、それ以外の何者でもないです。

曲の邦題として「分かるか、ついてこい」とありますが、

多分訳した人映画観ないで訳したな。

 

曲は弦のスピーディーな伴奏の上でトランペットが大人し目に主旋律を奏でます。

バックにベース・ギターも入ってるなかなか珍しい構成で、

とても楽しい曲なのですがあっという間に終わります。

 

 

9.天国でのピート

だからそういう事なんですよ。

天上の音楽。

きっと天国ではこんな音が流れているんだろーなー。

そんな曲です。

そして結構長い。

環境音楽を特に盛り上がりもなくこれだけ長尺で書ける手腕には、

それはそれで脱帽。

   

   

10.お別れを言いに

これはちょっと力強い感じの曲です。

この曲で聴こえてくるメロディが一応ピートのテーマにはなるのかな。

やっぱり地味ですけど。 

  

  

11.ピートとドリンダ

主人公とヒロインです。

ピートの未練です。 

一方のヒロインは若きイケメン、テッドといい感じになっていきます。  

ロマンチックなピアノの調べ。 

  

 

12.リターン

なんかひたすら静かな曲です。

環境音楽通り越して、環境音。

 

 

13.レスキュー・オペレーション

スペクタクルっぽい曲名ですが、まやかしです。

まぁ、このサントラ内においてはスペクタクルではあるか。 

体温36度8分くらいのスペクタクルです。  

超微熱。

     

  

14.ドリンダを見つめて

霊体ピートによるストーキング。

霊体霊体言ってますけど、全く怖くは無いですからね。

ホラー要素は皆無。

基本的には守護霊様ですから。 

そしてこれも環境音。

  

 

15.心のこもった会話

おっ、まだ生きてる時のピート。

でも音楽はあんまり変わんないのな。

ピートは生きてても死んでてもキャラが変わんないから。

  

 

16.ハップとの約束

ヘップバーンが演じる天使です。

天使だもの、天上の音楽。

「E.T.と僕」を10倍に希釈した感じの音楽。

  

 

17.老人の丸太小屋

出てくるんですよね、謎の老人が。

ピートの言葉を代弁してくれる老人。

よくわかんないんですけど、彼が居なかったら話が進まないですからね。

ストーリー展開上必要なスピーカー。

それ以上でもそれ以下でもないですし、音楽はさっきから全然変わんないです。

  

 

18.ドリンダの単独飛行

本作のクライマックスです。

さすがにちょっと盛り上がります。

 

まず冒頭はホルンのソロから開始、そこからフルオーケストラで雄大な旋律。

いよっ!待ってました!

そして静かなホルンのソロが続き、トランペットも加わって曲が盛り上がります。

が、残念。短い・・・。

このサントラ、耳に残る曲が総じて短い。 

  

 

 

以上、フォロー・ミー以外の曲は覚えていないよ。でした。

 

次作はフック

これは呆れるほど詳細に解説済み。

ジュラシック・パークシンドラーのリストロスト・ワールドと執筆済案件が続き、

次回記事はアミスタッドです。

更新までちょっと空きそう。