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24.エピソード1 ファントムメナス完全版サントラ解説 Disc2前編

 

今回はDisc2の前編です。

 

Disc1前編はこちら

 

Disc1後編はこちら。

 

 

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス アルティメット・エディション

 

 

 

[Disc2]

1.アナキン、自由の身に

クワイ=ガンがオビ=ワンに同行者が増える事を告げるシーンから始まります。

ここでクワイ=ガンのテーマ初登場。

 

クワイ=ガンがアナキンに自由にの身になった事を告げ、

アナキンがその事を母親に相談すると、

あなたの運命は自分で決めなさいと諭します。

ここでフォースのテーマ

 

 

一瞬浮かれるアナキンですが、旅立ちは母親との別れを意味すると気付きます。

音楽もアナキンのテーマを交えつつ、

アナキンの感情を繊細になぞっていきます。

 

最後に旅立ちのシーンで感動的に抒情的にフォースのテーマが流れ、

この曲は終わります。

最後は新たなる希望2つの夕日を彷彿とさせます。

  

 

2.クワイ=ガンとダース・モールの対峙

パーカッションに乗せてサンスクリット語の囁きが聴こえてきました。

ダース・モールの登場です。

 

クワイ=ガンに襲いかかるダース・モール。

ここでクワイ=ガンのテーマ

アクションスコアにアレンジされて演奏されます。

 

 

辛うじてヌビアンに飛び乗ったクワイ=ガン、

クワイ=ガンのテーマも息切れしたかの様にか細く演奏されて曲が終わります。

 

 

3.アナキン一行、コルサントへ向かう

威厳のあるパッセージで始まり、

クワイ=ガンがアミダラ女王に襲撃者の事について報告します。

 

シーンは夜(宇宙に夜も昼もないですが)と思しき場面となり、

パドメがアナキンに優しく話しかけます。

ここでもアナキンのテーマ

 

ここでアナキンはキーアイテムと思わしき引きで

ジャポーの木彫りの首飾りをパドメに渡します。

しかしながらエピソード2ではその伏線はあえて放置。

エピソード3のパドメの葬儀で満を持して回収というルーカスの裁量。

ルーカスの焦らしのテクニックが怖い。天才。

パドメの胸元のジャポーの木彫りを観た時にはさすがに泣きました。

おま、ずっと持ってたんか! 

 

 

コルサントに近付くと曲は盛り上がり、

トランペットが都会的なパッセージを奏します。

通常版サントラだとメイン・タイトルに続いて収録されている部分です。

 

コルサントではパルパティーン議員に出迎えられました。

エア・タクシーに乗ってビルの屋上に到着して曲は終わります。

 

 

4.女王とパルパティーン

コルサントのパルパティーン公邸で話し合いをする

アミダラ女王とパルパティーン議員。

なんか雲行きが怪しい。

パルパティーンがみのもんたみたいな胡散臭い表情してる。

 

 

5.高等評議会

ジェダイ評議会で襲撃者の事を報告するクワイ=ガンとオビ=ワン。

 

もう一つの報告としてアナキンの事も報告します。

ここでアナキンのテーマ

 

 

場面は代わりアナキンがパドメに会いに行くシーン。

パドメはおらず、代わりに女王陛下が出てきました。

しかしその女王陛下がパドメ本人なのです。

アナキン気づかず。

 

壮大な元老院の建物が画面に登場し、曲がクレッシェンドして終わります。

 

 

6.元老院

元老院でナブーの窮状を訴えるアミダラ女王。

しかし通商連合からの意義申立がありお話になりません。

パルパティーンがアミダラ女王に助言をするシーンから曲が流れ始めます。

 

怪しいダークな感じの曲調。

それもそのはず、ナブー危機そのものがパルパティーンによる工作で、

女王に対する助言は銀河皇帝になる布石に過ぎないのですから。

全く恐ろしいことです。

 

 

7.アナキンのテスト

ジェダイ評議会でテストを受けるアナキン。

うっすらとアナキンのテーマが流れます。

 

 

ここでマスター・ヨーダからの有り難い至言。

「恐怖はダークサイドにつながっている。

恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ。」

フォースのテーマが流れます。

 

場面は変わり、

ジャージャーとアミダラ女王がナブーの危機について語っています。

突然明るい音楽が流れ、

パルパティーンとキャプテン・パナカが入ってきました。

パルパティーンが元老院議長に推挙されたとの報です。

あぁ・・・。

アミダラ女王はその報を意に感せず、ナブーに戻る事を宣言します。

力強いメロディが流れます。

 

 

8.クワイ=ガンの使命、オビ=ワンの警告

ジェダイ評議会でクワイ=ガンがアナキンを弟子にすると主張するシーンです。

使命感に溢れています。

アナキンのテーマが流れます。

 

 

ヨーダが「フォースとともにあれ」と言うと

フォースのテーマが流れ、場面は発着場へ。

 

 

アナキンがクワイ=ガンに不安そうに質問するシーンでアナキンのテーマ。 

 

最後にジャージャーが帰郷の喜びを爆発させ、

ファンファーレとともにコルサントをあとにします。

 

 

9.ヌートとルーン、ダース・シディアスと協議する

シード宮殿でダース・シディアスと協議するヌートとルーンのシーンです。

皇帝のテーマです。

 

 

10.女王と一行、ナブー到着

力強い軍楽調の曲です。

いざナブーへ。

決意に満ちた感じがします。

 

コミカルなパッセージとともにジャージャーが沼から帰ってきましたが、

グンガンが居なかったようです。

ここから先はジャージャーが居ないと話が進まないです。

 

 

11.ジャー・ジャー、一行をグンガン族のもとへと案内する

一行、グンガンの聖地へ。

神聖な感じの曲が流れます。

 

部外者が来てピリつくボス・ナス陛下。

平和への協力を願い出るアミダラ女王。

そこへ侍女のパドメが話に割って入り、曲調が明転。

自らの正体を明かすと曲は明るい雰囲気となり、

ボス・ナスが笑いナブーとの協力体制が成立し、

平和への希望が見えたところでめでたい感じで曲が終わります。

 

 

12.戦略

シード宮殿でダース・シディアスと協議するヌートとルーン。

ダークな曲調。

 

場面は変わり、ナブー奪還軍の戦略会議。

希望に満ちた明るい曲調です。

負ける気がせん!

ジャージャーが将軍に任じられ、卒倒すると一旦曲が閉まります。

 

続いてシリアスな感じで戦略を話し合うシーンです。

 

 

13.ダース・シディアス、グンガン族の軍隊の動きを掌握

ダース・シディアスはグンガン軍の動きを掌握しています。

陽動作戦に乗ってくるようです。

いよいよ戦が始まります!

 

 

切れが良いので今回はここまで!

後編はグンガン族の行進からです。

 

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