スターウォーズの音楽論、新三部作に突入!

 

本コンテンツは当ブログのメインコンテンツですから、

気合も入ります。

おまけに今年のGWはエピソード1のリバイバル上映がありますから

気合い入りまくりです。

 

ところが本作は新三部作の初作にして、

サントラが通常版と2枚組完全版の計3枚も出ています。

GWまではあと2週間。

やばい。間に合わないカモだ。

せめて通常版までは間に合わせたい。

マスターーーー!!

 

 

 TODAY'S
 
19.エピソード1 ファントム・メナス概説とライトモチーフ解説

 

 

概説

 

1983年のジェダイの帰還から16年。

待望に待望を重ねたエピソード1が公開されました。

 

知ったように書きましたが筆者は当時はまだ

スターウォーズ観てなかったので映画館で観てないです。

エピソード1公開終了後のレンタルビデオではまり、

エピソード2からはずぶずぶです。

 

その後2012年に3D版が劇場公開されましたが、

それは勿論観に行きました。

そして12年ぶりの今年の4K版も楽しみですね!

 

さて、本作の作曲も当たり前ですがジョン・ウィリアムズ

オリジナル・トリロジーに続いての当然の登板。

演奏はロンドン交響楽団

これも当然の続投。

とくると、録音は当然ながらアビー・ロード・スタジオ

これもあたりまえ。

スタジオにはスピルバーグも顔を出していたよう。

賑やかし。

 

そして新顔は、ロンドン・ヴォイセズ

それとニュー・ロンドン児童合唱団

今回はど迫力の合唱と、賑やかなパレードの曲があります。

 

 

音楽の中身ですが、今作もスターウォーズですからライトモチーフ音楽です。

しかしながら、旧三部作ほどのコテコテのライトモチーフでもなく、

厳密に何に属するテーマなのか定義が曖昧な長尺の新曲が目玉であったり、

そんなにライトモチーフが頻繁に出てくるわけでもなかったり、

ライトモチーフ色が薄まっております。

これは新三部作全体に言えることで、エピソード2と3にも

あんまり新しいライトモチーフは出てきません。

 

これは私の考察ですが、この三部作で描かれるのは一言でいうと、

ダース・ヴェイダーの誕生なんですよね。

ということは、音楽で一番重要なのは

いいタイミングでダース・ヴェイダーのテーマを鳴らすこと

に尽きるんです。

だからダース・ヴェイダーのテーマを埋もれさせるわけには行かない。

従って、余計なライトモチーフの登場は控えめになっているんだと思います。

 

 

そしてオープニングの曲です。

これが公開前に予想合戦になっていました。

事後に聴いた話ですが。

 

旧三部作のオープニング、つまりメイン・タイトルは

ルークのテーマでしたね。

しかし新三部作はルークの話ではないので、

メイン・タイトルはルークのテーマでしょうか?

いや?フォースのテーマなのでは?

 

等の議論がなされていたようですが、

正解は御存知の通りルークのテーマでした。

 

ルークのテーマっていうか、スター・ウォーズのテーマなんですよね。

新三部作にてこのライトモチーフはスター・ウォーズのテーマとして昇華し、

自由に使えるようになりました。

もうキメドコロで自由にパパパパーンパーン♪と。

 

逆に言うと、最後のジェダイのルークのシーンでは流れないです。

あのエピソードでのルークはメインテーマ流す感じと違った。

 

 

 

 

エピソード1のライトモチーフ

 

では今作の目玉の新曲をご紹介します。

御大は大変気合を入れられてこの曲を作曲されました。

私も気合を入れて、まさかの全尺をフルオーケストラで耳コピしました!

 

もう超有名なこの曲です。

曲名は知らなくても聴いたことはあるでしょう。

運命の闘いです!

  

この曲は印象的なオスティナート(繰り返し音型の伴奏)に乗せて、

印象的なコーラスが歌われる曲ですね。

歌詞は古代インドの言語、サンスクリット語で書かれています。

梵語です。

日本人にも馴染みのあるサンスクリット語を挙げておきましょう。

だるま、般若、卒塔婆、南無、阿弥陀、、、、

要するに仏教用語ですね。

 

ライトモチーフ的には繰り返し音型が運命の動機

楽器で演奏されるメロディは闘いのテーマ

コーラスはダース・モールを示唆

 

と言えるのではないかと思います。

ダース・モールの登場シーンではいつも囁くような英語ではない何かが

聴こえてきます。

サンスクリット語かどうかは私にはわかりません。

ただ、ラストバトルでオビ=ワンの眼の前のフォースシールドが閉まった時は、

あぁ閉まっちゃった・・・と私には聴こえます。

 

スターウォーズで日本語に聞こえるシリーズは他にも

・ゴンク、ゴンク、ゴンクですよ高円寺です。(ゴンク・ドロイド)

・親離れ?全然だめで困ってる。(カンティーナに入ってくるジャワ)

・シカトを持てねぇちゃんがすぐに。(ビブ・フォーチュナ)

がありますね。

 

脱線しました。

とにかくこの曲は新三部作を象徴する楽曲ですね。

次行きます。

 

 

 

アナキンのテーマ 

純粋無垢アナキン・スカイウォーカー少年のテーマ曲です。

弦楽四重奏にアレンジしてみました。

全尺アレンジしてみたのでぜひ最後まで聴いて下さい。

 

この曲は御大のライトモチーフ芸が冴えまくってます。

もうね、全尺耳コピしないとしょうがないんですよ。

触りだけじゃ終われない。

最後が恐ろしいんです。

 

最初の方は純粋無垢な感じがしますよね。

でもね、耳コピしてみると最初から変なんですよ。

まずイントロと最初のメロディの調が違う。

メロディに臨時符号が付きすぎる。

転調し過ぎる。

もう全っ然安定してないんですよ。

地に足がついてない。

アナキン・スカイウォーカーの生き様そのもの。

 

そして最後ですよね。

もう、ヴェイダーになっちゃってますよね。

恐ろしい。

美しい響きでヴェイダーのテーマを紛れ込ませるとか恐ろしい。

最初このサントラ聴いたとき戦慄しました。

 

なお、ヴェイダーのテーマは劇中で3フレーズほど流れます。

 

 

 

ジャージャー・ビンクスのテーマ

みんなの不人気者、ジャージャーのテーマです。

そんなに嫌わなくたっていいじゃないの。

ウザいのはわかるけど。

 

このテーマは前編で結構流れますが、

可哀想なジャージャーは次作でファンに干されちゃったので

次作以降は流れません。

可哀想。

 

最高議長に非常時大権を与える発議も良かれと思っての事だったのに可哀想。

パルの陰謀に乗せられっちゃったんだからしょうがないじゃんね。

そろそろ映画とかにも出したげて!死んでないでしょ?

 

 

 

クワイ=ガンのテーマ

渋いテーマです。

ダース・モールとの初戦では倍速でかっこいいアレンジになってます。 

ラストでフォースの冥界に逝っちゃうので今作でしか流れないです。

 

 

 

ドロイド軍のテーマ

これまた曖昧なテーマなんですが、

シーンによって音型が全然違います。

雰囲気だけ同じ。

とりあえず恐ろしい感じ。

クローン・ウォーズのブリキ野郎はあんなにおマヌケな感じなのに。

 

次作のサントラにも似た感じの曲が入っています。

アリーナでの処刑のシーンで猛獣が入ってくるシーンに充てられた曲です。

本編では何故か音楽だけカットされてますが。

 

 

とりあえずは明確な新着ライトモチーフは以上かと思います。

あとは起死回生の時に流れるファンファーレとかもありますが。

 

 

そして登場する旧作のライトモチーフは以下です。

(メイン・タイトルとエンド・クレジットは除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サントラ盤

 

サントラ盤は通常版が1999年の公開時にリリースされ、

2000年にアルティメット・エディションがリリースされました。

 

通常版

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 通常版

 

これは1枚物で、曲が聴きやすいように並べ替えたり結合したりで

ものすごく編集されています。

 

もう全く映画の時系列順でもなければ、

全然関係ないシーンが結合されていたり、 

多分このアルバム用に録音された部分があったりします。

バランバランです。

 

というわけで我々マニアにはむしろ聴きにくいんですが、

御大が頑張って良かれと思ってアルバムプロデュースしてくれたんですから、

これはこれで有り難く拝聴致しております。

 

 

アルティメット・エディション

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス アルティメット・エディション

 

2枚組完全版です。

これをリリースしてくれたSonyに五体投地せよ!

 

ありがたいんですが、いくらなんでもチャプターを分けすぎ。

驚異の68曲。

もう音の途中でチャプター分けちゃってるし。

 

映画で流れた音の完全版ですが、実は通常版の方が長い曲もあったりします。

フラッグ・パレードとか。

あれ、本編そのものが短縮されてますからね。

短縮前のが通常版サントラのそれです。

 

というわけなので、通常版とアルティメット・エディションの3枚組で

本当の完全版ということにしておきましょう。

 

 

そして我々が待ち望んでいるのはエピソード2とエピソード3の

アルティメット・エディションですね。

出ないんだろうなぁ。

 

 

今回の記事は以上です。

次は通常版のサントラ盤解説記事にしますね。

 

 

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