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18.エピソードⅥ ジェダイの帰還 特別篇 Disc.2 後半

旧三部作ラスト!

大団円です。

 

スター・ウォーズ エピソードVI/ジェダイの帰還

 

 

 

8.エンドアの戦いⅢ(デス・スター・チェイス/ダース・ヴェイダーの最期/メイン・リアクター)

新たなる希望のタイ・ファイター戦で用いられた名曲、

ヒア・ゼイ・カムのリテイクから始まり、ヤヴィンの戦いのリテイクへと繋がり、

デス・スター爆破のシーンまでのスコアが再編されています。

 

映像内容的にはタイ・ファイターがファルコンを追尾し、

ファルコンはデス・スターの排熱口に飛び込みます。

一方宇宙空間の反乱軍のAウィングが帝国母艦のエグゼクターに特攻し、

エグゼクターがデス・スターに墜落します。

 

ここまでのライトモチーフは、

が大量に用いられ、

 

エグゼクターがデス・スターに墜落する時に

が流れます。

これは新たなる希望でのデス・スター爆破と同じアレンジです。

 

場面は変わりデス・スター内部。

ルークが父親を背負ってデス・スターのドックへ移動してきます。

しかし周りのトルーパーが一切それに気を留めないのはいかがなものか。

 

ヴェイダーは息子にマスクを取り外すことを懇願します。

息も絶え絶えなヴェイダーを描写し、

ヴァイオリンがか細い音色でヴェイダーのテーマを奏でます。

 

最期にハープがヴェイダーのテーマを静かに奏で、

ヴェイダーは息子の目前で息絶えます。

 

 

ここからはタラレバの話ですが、

映画がエピソード1から順に作られていたとしたらどうなるでしょう。

おそらくこうなると思うのです。

 

ヴェイダーは息子にマスクを取り外すことを懇願し、

ルークはマスクを外してやります。

ここで流れるのはか細いアレンジのヴェイダーのテーマ

ここまではオリジナル通り。

次にヴェイダーが素顔を表すとヴェイダーのテーマ

アナキンのテーマに変わります。

切ない感じのアレンジです。

息子と娘への愛を伝えるとヴェイダーは息絶えます。

ここでハープで愛のテーマが奏でられます。

 

これは、やばい。

妄想だけで泣ける胸熱展開です。

誰か音源作って!

 

 

さて、オリジナル音源解説に戻ります。

 

場面は変わり、デス・スター排熱口でメイン・リアクターに向かうランド。

メイン・リアクターを爆破し、排熱口から脱出すると、

華々しい勝利のファンファーレと共に雄叫びを上げます。

「いやっはーーーーっっ!!!」

このシーンがスターウォーズで一番好きですね。

気持ちがいい。

多分ちいかわのウサギもランドに憧れてるんだと思います。

なお、ここで流れるファンファーレは

映画序盤のセールバージの戦いで流れたファンファーレを短縮して

数回リピートしたものです。

 

 

9.レイアの告白/フォースの輝き

場面はエンドア地上のハンとレイア。

レイアにルークへの気持ちを尋ねるハン。

ルークとレイアが穏やかに奏でられます。

 

ところがルークは兄であるとレイアが伝え、

困惑するハンにレイアが口づけをすると、

ハン・ソロとレイアが奏でられ、2人の未来を祝福します。

とても良いシーンですね。

 

場面は変わり、ルークがヴェイダーを火葬します。

ルークは父親に再びマスクを被せたのか??

音楽は精神性の高い感じのアレンジがなされたフォースのテーマ

フォースのテーマが感動的に奏でられる中、

映画は歓喜に包まれる銀河系のエンディングへと移行します。

 

 

 

10.勝利のセレブレーション/エンド・タイトル

大団円!

銀河中が帝国打倒の歓喜に包まれるシーンで始まります。

オリジナルの劇場公開版はエンドア地上のみで勝利を祝うシーンだったため、

曲も異なりイウォーク・セレブレイションという曲でした。

こじんまり。

これはイウォークが楽しく唄う曲でした。

 

1996年の特別編で曲とシーンが差し替えられ、銀河全体で祝うシーンになりました。

原典を愛する方々も多くいらっしゃいますが、

私的にはこれは正解の改変だと思っております。

あそこは銀河全体で祝っとかないと6部作が締まらない。

おっと、エピソード7以降の話は一旦置いておきましょう。

 

特別編ではベスピン、タトゥイーン、コルサント(インペリアルシティ)で

祝う人々のシーンが追加され、

更にBlu-ray版にてナブーも追加されました。

 

さて、曲ですが、

アンデス的な響きのメロディがケーナ的な響きの楽器で奏でられ、

やがてコーラスで♪ヤヤヤヤーヤーヤーと歌われます。

平和が訪れた感じの響きです。

決してこれからアイツを殴りに行く感じの響きではないです。

 

大団円を見守るオビ=ワン、ヨーダ、アナキンの霊体にルークが笑いかけると

エンド・クレジットに入ります。

栄光に満ちた三部作のラスト、今作も気合の入りまくった

♪じゃんじゃじゃんじゃじゃんじゃ じゃじゃじゃじゃっ! 

で始まり、

まずルークのテーマ

 

そして反乱軍のファンファーレ

気合い入りまくりでオーバーブロー気味。

 

再びルークのテーマが奏でられ、ここまではいつも通り。

 

次に今作の新曲、イウォーク族のパレードが演奏されます。

 

次にルークとレイア

曲の継ぎ目なくブリッジを挿入してアレンジされています。

 

そして最後はスター・ウォーズ・メイン・テーマに戻り、

反乱軍のファンファーレが勝利を改めて宣言し、

最後の最後に共和国のテーマが高らかに奏でられ、

新共和国の樹立を宣言して旧三部作が幕を閉じます。

 

ここで共和国のテーマが奏でられるのは、本編ではこれが初めてです。

コンサートバージョンでは、王座の間の最後に挿入されています。

 

 

 

11.イウォーク村の音楽/種族の一員

ソース・ミュージックです。

前半はルークたちがイウォークの村に連れて行かれる時に流れていた曲、

後半はイウォークが反乱軍を仲間と認めた際に奏でられた曲です。

パーカッションだけで奏でられています。

 

 

12.森林での戦い(コンサート組曲)

イウォーク・バトルのコンサートバージョンです。

ホルンが雄叫びを上げる勇壮な曲で、個人的にはスターウォーズで一番好きな曲です。

スカウト・ウォーカー決戦や、セール・バージの戦い(未使用ヴァージョン)

織り交ぜられて大変景気の良い感じの楽曲に仕上げられています。

これ、生演奏で聴いてみたいですね。

 

 

旧三部作は以上です!

一旦色々まとめていきます。

 

 

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