16.エピソードⅥ ジェダイの帰還 特別篇 Disc.2 前半
さて、Disc2に入ります。
三部作もクライマックスへ。
じっくりまいりますね。
1.イウォーク族のパレード
旧三部作サントラのDisc2は必ずコンサート用編曲の今作の新曲から入ります。
今作では可愛いくまちゃんことイウォークが登場します。
この曲はイウォーク族のテーマのコンサートバージョンです。
最初は素朴な感じのリコーダーから始まりますが、
クラリネットで主旋律が入り、トランペットが入り、
弦楽器群が入り、徐々に盛り上がっていきます。
途中で入るホルンの旋律は、さながらイウォークが戦いに臨む角笛ですね。
2.ルークとレイア
運命の双子、ルークとレイアの兄妹のテーマです。
ご多分に漏れずホルンのソロから始まります。
よっ!待ってました!
御大の珠玉のメロディはホルン抜きには語れませんからね。
いや、貼ったアレンジ、ホルン使ってないですけど。
うっかりしました。
ここはホルンだったな。
この曲も徐々に盛り上がっていきますね。
名曲です。
少々立ち位置が地味ですけどね。
3.兄と妹/父と息子/ハイパースペースへ/イウォークの英雄
ルークがレイアにスカイウォーカー家の話をするシーンから曲は始まります。
本編ではフォースのテーマから始まりますが、
その部分はサントラからカットされているようです。
しばらくして再度流れるフォースのテーマの直前からサントラに収録されています。
ルークがフォースのテーマに乗せてスカイウォーカー家の話をします。
そして妹のことを話すシーンでルークとレイアが流れます。
ルークが父のもとに向かうためにレイアのもとから去ると、
フォースのテーマが1フレーズ流れます。
次にハン・ソロがやってきてレイアに何があったのか訊くと
ハン・ソロとレイアが流れます。
シーンは変わり、ティンパニーとスネアドラムが静かに鳴り響き、
父と息子の運命の対峙の時が近づいている事を知らせます。
ヴェイダーが現れるとヴェイダーのテーマが流れます。
投降してきたルークが現れ、父を説得しようとします。
曲は緊迫し、サスペンス調に大幅にアレンジされた
ヴェイダーのテーマが流れていきます。
ヴェイダーがベスピンでルークを殺せなかった事をルークが語ると、
フォースのテーマが流れます。
息子からの必死の説得にも関わらず、
毅然と息子を皇帝の元に連れて行くよう指示するシーンで
きっぱりとヴェイダーのテーマが流れます。
その直前で皇帝のテーマが3音だけクレッシェンドで入っています。
最後にルークのテーマがマイナー・スケールで短く流れ、
この場面は終わります。
場面は変わり、帝国基地の攻撃方法を検討するハンとレイア達。
リズミカルな明るいパッセージが流れます。
イウォークが裏口を知っている事を3POが話すと、
イウォーク族のテーマが流れます。
場面は再び変わり、宇宙空間の反乱軍艦隊へ。
トランペットが鋭く吹奏し、反乱軍の総攻撃開始を知らせます。
メロデイは変わり、共和国のテーマの攻撃用アレンジとなります。
最後にトランペットがファンファーレを吹き、
艦隊がハイパースペースへと突入していくと再び場面が変わります。
エンドア地上のハン達、帝国軍基地裏口に奇襲しようと忍び寄ります。
ところが一人の勇敢なイウォークが帝国軍のスピーダーを奪って飛び去ると、
勇猛なイウォーク族のテーマが流れ始めます。
一人のイウォークの活躍で反乱軍ゲリラ部隊が帝国軍基地に侵入する所で
曲は終わります。
4.皇帝の謁見の間
デス・スターが映し出され、
皇帝の謁見の間にヴェイダーとルークがやってきます。
堂々としたヴェイダーのテーマが演奏され、
その次に皇帝のテーマが邪悪に満ちた感じで流れます。
5.エンドアの戦いⅠ(わな/森での待ち伏せ/スカウト・ウォーカー決戦/スーパーレーザー発射)
ハンたちが帝国のシールド発生基地に侵入する所から曲が始まります。
反乱軍と帝国軍の最終決戦の開始を知らせる勇ましい曲調です。
場面が変わり、反乱軍艦隊がハイパースペースから飛び出して
第2デス・スターを目視確認すると帝国のマーチが1フレーズ流れます。
引き続き軍楽調のパッセージが続きますが、
反乱軍艦隊が戦闘態勢に入ると
スターウォーズのテーマの後半のメロディが流れます。
これはライトモチーフとしてはカウントしていません。
デス・スターのシールドが解除されておらず、艦隊が進路を反転し、
帝国が仕掛けた罠に気づくとファンファーレが鳴り響き戦闘開始。
ウェッジが奮闘を始めると反乱軍のファンファーレが1フレーズ流れ、
曲の第1チャプターは終わります。
場面は移り、皇帝の謁見の間。
皇帝のテーマのような邪悪なコーラスが聴こえてきます。
ルークが皇帝の横にあるライトセイバーを見ると、
皇帝のテーマが流れ、皇帝はこれを取れとルークを唆します。
場面は変わりエンドアの地上。
罠にかかった反乱軍のゲリラ部隊が帝国に投降すると帝国のマーチが流れます。
そこにイウォークの軍団が襲いかかると原初的なパーカッションの音が鳴り響き、
地上での戦闘開始。
イウォーク軍の奮戦に合わせイウォーク族のテーマが勇ましく変奏されます。
この辺はコンサート組曲の森林での戦いとして聴きやすくまとめられています。
AT-STが登場し、イウォークが不利な状況となると
悲壮感のあるメロディが流れ、場面は宇宙空間に戻ります。
トランペットの激しいパッセージが演奏され、反乱軍艦隊の奮戦が描写されます。
帝国軍のブリッジが映し出され、攻撃待機を命じるシーンで帝国のマーチ。
場面は目まぐるしく変わり、皇帝の謁見の間へ。
ルークは窓から宇宙船の様子を眺めています。
皇帝がデス・スターのスーパーレーザーの発射を命じると、
けたたましい金管のパッセージが奏され、反乱軍のクルーザーが粉砕します。
続いてランドが友人ソロを信じてアクバー提督を説得するシーンで、
決意に満ちた熱い曲が演奏されます。
場面は再度変わりエンドアの地上へ。
劣勢の反乱軍部隊。
イウォーク軍が苦境に立たされ、イウォーク族のテーマが1フレーズ流れます。
次に帝国のマーチ。
イウォークがAT-STに蹂躙されると再度先程の悲壮感に満ちたメロディが流れます。
場面は宇宙に戻り、けたたましいトランペットのパッセージと共に
再びスーパーレーザーが発射され曲は終わります。
TV放送ではここでCMです。
記事もえらく長くなったので一旦切ります。
クライマックスは続きます!