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11.エピソードⅤ 帝国の逆襲 特別篇 Disc.1 後半

なかなかペースに乗れませんが、Disc1の後半行きましょう。

 

Disc1の後半はマスター・ヨーダが登場しますよ。

 

スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲

 

 

 

 

6.アステロイド・フィールド

これは名曲。

 

ホスのエコー基地から脱出したハンとレイアたちは帝国軍に追跡されます。

従って、曲は帝国のマーチから始まります。

 

ハイパースペースにジャンプしようとするも、

いつもの通り故障しているミレニアム・ファルコンのハイパードライブ。

万事休す。

ハンはまさかの小惑星帯に突入することを決断。

 

ミレニアム・ファルコンとタイ・ファイターと小惑星の3者による、

一大円舞曲が奏でられます。

イキオイで円舞曲とか言っちゃいましたが、4拍子の曲です。

 

メインのメロディはこの曲でしか使われていないメロディですが、

スピーディーかつ緊迫感があり、快活さもあって素晴らしい曲です。

 

最後にハンが「おあつらえ向き」の隠れ場所を発見し、

ハンとレイアのテーマと共にそこに優雅に舞い込みます。

 

 

7.ダゴバへ不時着

ベン・ケノービに導かれ、ルークは不気味な沼の惑星ダゴバにやってきます。

おかしな惑星に来てしまったと不安なルーク。

不安なルークのテーマが流れます。

 

Xウィングから滑落し、沼に落ちるR2。

慌てるルークをよそ目に呑気に潜望鏡を伸ばして鼻歌交じりのR2。

呑気な感じのドロイドのテーマが流れます。

 

R2が謎のクリーチャーに飲み込まれドロイドのテーマも緊迫しますが、

すぐに吐き出されます。

 

その後帝国軍のシーンに移り、帝国のマーチが流れます。

ヴェイダーがヘルメットを外しているレアなシーンでは

重々しくヴェイダーのテーマ(帝国のマーチ)が演奏されます。

 

その後シーンはダゴバに戻り、

薄気味悪い沼地でビバークしようとするルークとR2の様子が

不安げに演奏されます。

 

 

8.ルークへの訪問者

そこへ妙な緑色の小さな生き物が現れます。

言わずもがな、ヨーダです。

 

しかしながらルークも初見の視聴者も彼がヨーダだとは知りません。

おどけた様子にアレンジされたヨーダのテーマが演奏されます。

 

もっとも、ヨーダのテーマの中間部はコンサート・バージョンでも

おどけた様子に作曲されています。

本作以外ではあまり使われない部分です。

 

 

9.ハン・ソロとレイア姫

これも名曲。

名曲揃いの本作ですが、ひときわロマンチックなパートです。

 

ミレニアム・ファルコンを修理しようとしているレイア。

ハンドルが回らず苦心しているところに現れた伊達男ハン。

レイアを口説き始めます。

流れる曲は当然ハン・ソロとレイア姫

 

自然な流れで唇を重ねる2人。

そこへ突然甲高い声でやってきて水を差す我らが金色のお友達。

 

場面は帝国軍艦隊へと移り、帝国のマーチが演奏されます。

その後流れる不吉な感じの部分は、ヴェイダーが皇帝と交信する場面です。

 

 

10.ジェダイ・マスター/マイノックと宇宙ナメクジ

ルークはヨーダに会わせてやると言われ、謎の生き物の家に導かれます。

そこで早くヨーダに会わせろと癇癪を起こしたところで

ベンの声が聴こえて来るとともにこの曲が流れ始めます。

 

まずはベンのテーマ、ないしはフォースのテーマ

 

次にルークのテーマ

 

そしてルークは彼がヨーダだと気付き、ヨーダのテーマが流れます。

 

しかしヨーダが彼を訓練できないと語ると、

不安げなルークのテーマが流れます。

 

場面が帝国艦隊へ移ると帝国のマーチがサントラ盤上は流れますが、

本編ではこれは流されず無音です。

 

サントラ盤では宇宙ナメクジのお腹から脱出するシーンの曲が

一旦収録されていますが、ここは本編とは別バージョン。

しばらくして静かで不気味な音楽が始まりますが、

ここから本編では流れます。

時間は巻き戻ってハンが逃れた洞窟の中。

 

船の外に大きなコウモリのようなマイノックが現れ、

ミュートトランペットやフルートの甲高い不気味な音楽が奏でられます。

 

ハンは洞窟の様子に違和感を感じると、地面を一発撃ちます。

すると洞窟が大きく揺れだし、曲も緊迫したアクションミュージックとなります。

ミレニアム・ファルコンが洞窟を脱出すると

そこは洞窟ではなく宇宙ナメクジのお腹の中でした。

ここで音楽は終わります。

 

 

11.ジェダイ騎士の修行/魔法の木

場面はダゴバで修行するルークとヨーダのシーンに移ります。

 

曲は軽快に走り回るルークと背負われたヨーダを表す

軽快なヨーダのテーマで始まり、

ダークサイドの危うさを説く場面でヴェイダーのテーマ

フォースの深淵を語るシーンでフォースのテーマが流れるように

作曲されています。

 

が、本編ではまるごと音楽がカットされています。

無音です。

試しにサントラと本編とを同時再生してみたらぴったり合いました。

 

多分ですが、ジェダイの修業をするには音楽が軽快すぎたのだと思われます。

 

 

後半のフォースの暗黒面の洞窟に入っていくシーンの曲は流れます。

蛇やトカゲのいる不気味な場所であると弦楽器で表現されます。

 

その後、洞窟の奥からダース・ヴェイダーが現れますが、

ここでは珍しくシンセサイザーが用いられ、

これは現実ではなくフォースの精神世界の出来事であると示されます。

 

ルークがヴェイダーの頭を切り落とすと、そこに現れた顔はルークそのものでした。

ここは短調でルークのテーマが流れます。

 

ルークの失敗にため息をつくマスター・ヨーダ。

悲しげなヨーダのテーマが流れます。

 

そして場面は帝国艦隊へと移り、帝国のマーチが鳴らされて曲は終わります。

 

 

 

Disc1は以上です。

 

Disc2に続きます!

 

 

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