こんばんは。
本日のブログを担当します。佐藤優です。
4年間続けたブログも、4年生から引き継いだラストブログも、今日で最後になりました。
みんなのブログを読んで、ニヤニヤしたり涙したりで感情大忙しでした。
それも今日で終わり。寂しいな〜...
元々文章を読み書きすることが好きで、今までも丁寧に綴っていたつもりですが、今日は色々な意味で「最後」ということでより一層心を込めたいと思います。笑
とても長くなることが予想されますが最後までどうかお付き合いください。
今日の練習内容

私は会場で前日アップ、その他のメンバーは通常通り学校で練習を行いました!
内容は自由で、各自、自分に必要な練習を考えて行いました。
学校練習のみんなに写真をお願いしました。
今日で学校練習おわりの4年生ズと、2年生ズでの記念撮影📸
みんないい笑顔♡♡
こちらはビーリアル
よく見ると明里②と叶枝②は桃🍑ポーズ🤭
なんだかハリウッドミク師匠の写真も混ざっていたんですけどこれは一体....?何が行われていたんでしょうか...
こちらは前日アップに同伴してくれたマネの莉奈②と会場入りした環④
ひょっこり( ◠‿◠ )可愛い
会場の雰囲気はというと、すでにかなり温まっており、ドキドキワクワクしてきました✨
みんな明日気をつけてきてね。
それでは。
宣言通り長くなります...ご容赦下さい...
他大学の4年生のラストブログ含め多く書かれていますが、私もあの絶望を味わったそのひとり。
高校3年生の夏、コロナの影響で最後のインターハイが中止になってしまった時の気持ち、今でも鮮明に覚えています。
中止が発表された日は、ご飯も食べず自分の部屋に篭りお布団に突っ伏して一晩中泣きました。人生初オール。
ミスチルのHANABIのAメロの歌詞があんなに沁みた経験は、この人生で後にも先にもないだろうと思います(笑)
最後のインターハイで決勝に残って、両親はじめ今までお世話になった人に恩返しをできたら...やり切ったと思えたら...
きっとこのブログを書くことは無かっただろうなと思います。
延長するにはあまりにも長い3年半。
本当に本当に、沢山のことをニチジョの水泳部で経験させていただきました。
ひとつひとつ振り返っていくときっとこのブログを書き終えるのに3年半かかってしまうので...笑
これからも競泳人生が続く下級生たちの手立てに少しでもなったらな〜という思いも込めて、この部活動で学んだことをいくつか、思い出を交えて振り返ろうと思います。
◎言葉にすること、考えることの大切さ
目標を表現することは、自分自身にプレッシャーをかけるだけでなく、仲間の力をお借りするという意味でもとても大切なことだと学びました。
日女では、ホワイトボードに自分自身の課題や反省を記入できるようになっています。📝
下級生の皆さん、ちゃんと有効活用していますか?
勿論自分の頭を整理したり、言語化して理解を深めるためでもありますが、それ以外にも、例えば他の部員に「今、自分はこういうことを意識して練習しています」と宣言する場でもあります。
文字にしていたら、自分が苦手としていることが得意な誰かからアドバイスがもらえるかもしれません。自分の力だけではどうにもならなかったことも、助けてもらえるかもしれません。
私も実際に、ホワイトボードに課題を書いていたことで上級生や同期に声をかけていただいて課題克服に一歩近づいた経験が何度もあります。
自分には何が足りないのか。
「頑張る」のは当たり前。
「一生懸命頑張ったから」という抽象的な自信では、大舞台では闘えません。
何をどう頑張るか。何をどうすれば出来るようになるのか。
考えて考えて練習しないと、ひたすら頑張っただけになってしまいます。大学水泳、ただ息切らすだけでベストでるほど甘くないです。
何が足りないのかすら分からないなら、「分からない」と監督に、上級生に、同期に、(自分から)相談してください。
そのためのチームです。
自分はこんなもんかって思わないでください。
考えることを放棄しないでください。
もっと水泳に貪欲に、夢中になって欲しいです。
やれること、自分が思っているよりも、もっと沢山あると思います。
◎無駄だと思ったことにもちゃんと意味がある
私は昨年度主将を務めさせていただきました。
数十人も部員がいれば、ひとりひとり競技との向き合い方が違うのは当たり前。その中でどうやって同じ方向を向いてチーム全体で進んでいくのか。
この選手にはこういうアプローチの仕方がいいかなとか、こういう言葉掛けがいいかなとか...
強いチームにするにはどうしたらいいか
主将だった1年間は特に、ずっと考えていました。💭
授業中も、通学中も、部活中も、部活後も、寝る前のお布団の中でも、ずーっとずーっと、皆に対して自分には何ができるんだろうと考えました。
この時期、ストレスでご飯が食べられなくなり、体重が入部時から一気に12kg 落ちました(笑えない)

ご飯が食べられなくなるのに伴い体調も優れない日が続き、水泳をやりに水泳部に入ったのに、どんどんタイムは遅くなる...それでも正直自分の競技のことなんて考える暇もなく。
そこまでヘロヘロになったくせに、私が主将を務めていた1年間が、私が日女の水泳部にいた3年半の中で1番、チームが進むべき方向を見失ってしまったなと思います。全て私の責任です。
自身の無力さが悔しかったし、同時に今でもとても申し訳なく思っています。
そんなこんなで、「これだけ考えてもうまくまとめられないならもう何をしても無駄だ」と思うことは一度や二度ではありませんでした。
絶対に口に出さないと決めていた「水泳(部活)を辞めたい」という言葉を人生で初めて母に言ってしまったのも、この時期でした。
競技面においても、毎日色んなものを犠牲にしながら練習したのに思うような結果が出なかった時
「なんだ、頑張っても無駄じゃん」
「なんでこんな苦しい思いしてまで目を背けたくなるようなタイムで泳いでるんだろう?」 「今までやってきたこと全部無駄だったな」
何かひとつのことを夢中で頑張っている人なら、誰もが一度は思った経験があるんじゃないかな...。😿
私も何度も思いました。
でも、全て無駄じゃないです。
自分の気持ちが思うように伝わらなくても、チームを良くしたいと悩んだ「経験」は、
そのとき「結果」で報われなくても、結果を出したい!と沢山努力した「過程」は、
いつかの苦しい自分を救ってくれると、私は信じています。
「結果が全て」という言葉があるように、スポーツをやっている以上やっぱり結果を出さないとつまらないし、結果のために練習している分割り切れない部分も絶対にあるとは思います。
でも、今無駄だと思うこともひとつの経験として、過程として、未来の自分が自分の手で「やっぱり無駄じゃなかった」と言えるようにするんです。自分の力で意味あるものにするんです。
そういう意味では、「無駄だと思うことにもちゃんと意味を持たせる」のほうが正しい言い方かもしれません。
頑張ってきてよかったと思える「答え合わせの日」は正しい努力を重ねていれば必ず来ます。

(ここでいう正しい努力というのは、ただ息を切らすだけでない努力のことです)
ちょっとだけ報われるまでに時差があるだけです。🤏🏻
また、競技を行っている今は「結果が全て」だとしても、競技を終えた先の人生に役立つのは寧ろその「経験」や「過程」の部分だと思います。
(2018年夏JOのスローガン、いいですよ)
自分の頑張りは自分が一番知っています。
逆に、サボった時も、サボった自分を一番知っているのは自分自身です。
無駄だと思うことを無駄のまま終わらせてしまうのか、ちゃんと意味を持たせるのか
全部これからの自分次第です。
これからのみんなが辛い日々も無駄じゃなかったって思えるように、自分自身のことを好きでいられるように、心から応援しています。
(私はこのラストインカレを、答え合わせの日にします。❤️🔥)
◎当たり前のことはひとつもないこと
人生の財産だと言えるような瞬間と、この先の人生でもずっとそばにいて欲しいかけがえのない仲間達に、水泳を通して出会う事ができました。

まず同期。
みんなのブログにもあったけど、本当に冗談抜きで日本一絆が強い同期だとバカ真面目に思ってしまうくらい(笑)、素敵な仲間です。
足りない部分を補い合って全員合わさると最強な感じがリアルプリキュアみたいで、みんなのおかげで小さい頃の将来の夢、叶いました。沢山迷惑かけてごめんね。それ以上のありがとう。
今でも暖かい連絡をくださる上級生の方々、前任してくださっていたコーチの方々。
何かあるたびにすぐに連絡してくださるその優しさに、今でもこんなに応援していただけているならもっと良いところをみせたいと思えました。
厳しさの中に愛がある、上級生の方々やコーチが大好きです。
練習中は良い意味で上下関係無く、真っ直ぐぶつかってきてくれるかわいい下級生。
桃子に暴露された通りみんなより抜けてて不器用で遠回りばかりで、背中で語るようなカッコいい先輩ではいられなかったけど、それでも正面から向き合ってくれてありがとう。
私達のことを常に一番に考えてくださった甫本監督、さわさん。
大袈裟でもなんでも無く、本当におふたりのおかげで最後の最後、水泳を楽しいと思うことが出来ました。
そして、0歳9ヶ月の頃から今日まで、水泳を続けさせてくれた両親。
去年の苦いインカレが終わってから今日までずっと、辛くて挫けそうなときは両親の顔を思い浮かべて頑張りました。
ひとつのことを長く続ける事よりも、長く続けてきたことをやめる決断をする方がよほど勇気がいることだから...
水泳をずっと続けている事が、自分自身の強みでもあり弱みだとも思っていました。
だけど、大好きなふたりに応援してもらいながら、大好きな水泳を大学4年生まで続けられたこと、今なら私の人生1の誇りだと胸を張って言えます。
その他にも心身共にサポートし続けてくださったトレーナーの木之下さん、突然泳がせてくださいと連絡しても快く受け入れてくださった出身クラブ、ずっと一緒に頑張ってきた同じ種目のライバル兼仲間、何があっても応援し続けてくれた大好きな友人、恩師たち、私もこんな選手になりたいと後輩なのにずっと目標で居続けてくれた努力の天才丹保くん...
挙げ出したらキリがないほど沢山の方々に支えられて、こんなに恵まれた環境で今日まで水泳を続けられた事、全てが当たり前じゃないと引退間近になった今、改めて強く感じています。
辛いことが起こらない場所は存在しないけれど、辛くても踏ん張れる場所はあるんだと知りました。
支えてくださった全ての人に心から感謝します。
本当にありがとうございました。
いよいよインカレ。
私はカンカレを終えて、このまま終わるんじゃつまらない!と思い、一か八かフォームをちょこっと変えました。
最後まで足掻きました。笑
そのおかげで最後の最後まで水泳がすごく楽しくて...
だから挑戦したことに後悔はないです。
長々と言葉にしましたが、
やっぱり最後は泳ぎでなにか残せたら、伝えられたらと思います。
決して多い人数とは言えないけれど、少ない人数だからこそ一人一人の繋がりは強いです。
自分の結果がどうであれ誰かの良い結果のことは自分のことのように喜べるアツいところ、
様々な場所でお褒めの言葉をいただく礼儀の正しい元気な挨拶、
更衣室に荷物を置かない等のルール、正直守る大学の方が少ない中ちゃんと守る誠実さ
などなど
「人間形成」の部分は、どの強豪校にも負けてないと思うし、それがとても誇りです。
私は日女の水泳部のそういうところが大好きです。
昨年度チームの事で悩んだ時間は無駄じゃなかったなと、今のチームをみて思います。
みんなのおかげで報われました。ありがとう。
水泳は個人競技。けれどインカレは団体戦。
日女の水泳部に入ってよかったと全員が思えるように、
今の自分を、チームを局面打開できるように。
トライアル組がつなげてくれたバトンをしっかり引き継ぎ、全員でひとつになって闘い抜きます
インカレ期間中、会場で当日チケットを販売している他、YouTubeで配信も行われる予定です。
お時間がありましたら是非観ていただけると嬉しいです。
日本女子体育大学水泳部の応援の程よろしくお願いします。
長く拙い文章を、最後まで読んでくださりありがとうございました。
水泳はわたしの全てでした。
全てを懸けて、愛を込めて、泳ぎます。

最後に、1年前の自分へ
ありがとう、いってきます。
日本女子体育大学 水泳部 4年 佐藤優