【保護情報】窓へ衝突したヒヨドリ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは。

JWCの佐草です。

 

本日は、早速ですが保護情報をお伝えします。

 

10月29日(火)、一件のお問い合わせが入りました。

 

「昨日の朝、窓にヒヨドリがぶつかってしまい、飛ぶことができないようなのですが……」

 

詳しくお話を伺うと、10月28日の朝10:30頃、ドンという音がして見てみたらヒヨドリがどうやらぶつかったようでその場から動かず、しばらく様子を見ていても飛ぶ気配が見られなかった為、夕方に茂みへと移動させたそうです。

しかし、翌日の朝見てみたらその茂みにはおらず、元気になって飛び立ったのかと思えば、近くのところでピョンピョンと飛び跳ねているだけで飛ぶことができていなかったようだったので保護に至ったとのことでした。

 

飛ぶことができないということで、最初は羽の骨折かとも思ったのですが、お電話で話を聞く中で『足が体より前にきている』と仰っていたので、足の麻痺も懸念されました。

 

そして昨日、のづた動物病院へご来院いただき、診察を行ったところ、レントゲンで骨折など両翼と両脚の外傷的な異常は見られないとのことでした。

ただ、翼の羽ばたき動作、足の握りと屈伸の動作に麻痺症状が見られるとのことで、ステロイドも処方されました。

 

 

幸い食欲も元気もあるらしく、人が見ていようがミカンを啄み、身体検査をする際はスタッフの指を咥えたりと、気の強い子のようです。

 

 

 

また、足の麻痺に関しても全く足が伸び切ってしまっているわけではなく、若干の握りと踏ん張りができることは確認できているので、投薬とリハビリを続けて回復してくれればと思っております。

 

リリースに繋げられるよう、尽力します。

 

 

《JWCからのお願い》

晴れた日は、窓ガラスに外の風景が反射し、その先があると思った飛行中の野鳥やムササビなどが衝突してしまう事故が多発します。

悲しい事故で奪われる命を減らせるよう、白または明るい色のカーテンをかけるか、衝突防止ステッカーをぜひ窓に貼っていただけますと幸いです。

 

【詳しくはこちら

 

 

 

 

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