【保護情報】2羽のオナガのヒナ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは。

JWCの佐草です。

 

 

さっそくですが、本日は保護情報をお伝え致します。

 

8月15日(木)、2羽のオナガが保護されてきました。2羽ともまだ風切羽の伸びていないヒナで、保護した方のご自宅の階段前とすぐ近くの駐輪場にそれぞれ1羽ずつ落ちていたそうです。

周りを見渡しても近くに巣や親は見当たらなかったとのことなので、恐らくはカラスが何かに加えられて落とされてしまったものと思われます。

 

幸い2羽とも怪我はなく、餌をねだって鳴き声もあげられていましたが、餌の飲み込みが弱いのが気がかりでした。

 

 

 

※顔や体に付いているものは、保護した方があげてくださっていたすり餌のようです。

 

保護から5日経った現在でも、ブドウやミルワーム、ねり餌(七分餌、バイタルパウダー、ネクトンS・B、鳥用乳酸菌顆粒)を30分置きに強制給餌で与えています。

 

1羽は昨日から枝に捕まるようになり、体重も少しずつ増えてはいるのですが、残りの1羽が元々が虚弱なのか未だ飲み込みが弱い様子です。

 

まだまだ安心できる状況ではありませんが、引き続き最善を尽くして参りたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

《JWCからのお願い》

この時期、ほとんどの哺乳類・鳥類は子育てを行います。

その為、ヒナや幼獣の近くには、親がいることが大半です。

結果的に親子を引き離す結果となってしまう可能性があるので、見つけたとしてもすぐに保護しないようにしてください。

 

また、片方の視点から見れば残酷なことのように思えるかもしれませんが、孤児や落巣雛などはその時期子育てをしている他の野生動物たちの大切な糧となります。

命が新しい命を繋ぐ尊い自然の連鎖についてもぜひご理解ください。

 

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

 

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