【リリース情報】立つことができなかったキジバトの素晴らしい回復 | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは!

室中ですニコニコ

 

早速ですが今回は嬉しいご報告が!✨

先日、9月20日に保護されてきたキジバトの幼鳥を無事リリースすることができましたクラッカー

 

この子は保護当初、両脚の力が弱く、立つことができずに常時地面にお尻をつけているような状態でした。

発見場所が路上で、発見当初は鼻から微量の出血もあったとのことだったので、状況からの推測にはなりますが、車との衝突事故してしまったのではないかと思われます。

 

 

【詳しい保護情報はこちらをお読みください↓】

 

 

 

レントゲンの結果で幸い骨折はないようでしたが、栄養状態が若干悪く、左脚の筋力低下が著しいようでした。

両脚とも握る力と屈伸する動きはできるものの、踏ん張りが効かず、常に横倒しの状態だったため、都度の強制給餌で栄養を補助しながら、ネクトンSとネクトンBも餌に混ぜ、神経の回復を促しました。

また、少しでも正常な体制を取らせるために丸めたタオルをお尻に置いて高さを作り、なるべく地面に足を着ける状態にし、足のマッサージも毎日行いました。

 

数日経つと、少しずつ体を支えられるようになってきたのですが、今度は元々筋肉量が少なかった左足がナックリングの状態になってきてしまったため、そこで固まってしまわないよう、足に草履状の固定具を着けて正常な位置に戻すよう試みました。

 

 

最初は慣れない様子でしたが、だんだんと草履を履いた状態でも立つ姿が見られ、ナックリングも緩和されたため、今度は枝を掴む練習を行いました。

 

小さなケージの中でも枝の握りがしっかりとしてきて、順番にガレージケージ、大型バードケージと段階を追ってと移動させ、飛行・着地・枝の握りのリハビリもさせていきました。

屋外大型バードケージでは、天気が良い日にプールで水浴びをしたりもしていました!

 

 

 

ついに、広い空間での最終リハビリも完了し、念願だったリリースも無事行うことができました!

両手を広げると勢いよく青空へと羽ばたいて、屋根の上で気持ちよさそうに羽を広げて日光浴をしていましたおねがい

 

 

 

保護当初は立つこともできなかったこの子が、元気に飛び立っていく姿を見ることができて本当に嬉しいですニコニコ

これからは事故に気をつけて幸せに暮らすんだよ〜!!💐

 

最後までお読みいただき、ありがとうございましたちょうちょ

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

 

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