【保護情報】車に衝突したヒヨドリ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは!

室中ですニコニコ

 

最近、暑すぎますね……🥵

東京は、先週に引き続き、今週も最高気温が30℃を越える日が多いようです☀️☀️にしても、暑すぎる!!

本日、町田ではパラパラと雨は降っていますが気温は下がらず、蒸し暑い気候となってます〜煽り

 

さて、今回は保護情報をお伝えします!

6月21日の20時頃に1羽のヒヨドリが保護されてきました。

保護してくださった方が車を車庫に入れようとしたところ、勢いよく飛び出してきてフロントバンパーにぶつかってしまったそうです。

この子は、風切り羽が短く、巣立ちしたばかりの幼鳥のようでした。その為、上手に飛ぶことができず、車を避けきれずにぶつかってしまったようです。


 

鳥インフルエンザの検査では陰性で、獣医師の診察では幸い、外傷は見つかりませんでした。

しかし、左足が全く動かず、立ち上がることも羽ばたくこともできない様子でした。

その為、筋炎や関節炎、神経麻痺の治療に用いる薬を皮下注射しました。

 

 

骨折をしている恐れもあった為、あまり動かないよう、小さめの箱に入れてすぐに保温・酸素吸入を行いました。

 

 

次の日、容体が落ち着いてから再度病院でレントゲンを撮ったところ、幸い骨折はしていませんでした。

車に当たった時の衝撃で、神経麻痺を起こして脚が動かなくなっていたようです。

 

※病院では消毒をしっかりとして衛生面を十分考慮しております。

 

骨折がないことが分かった為、その日から、毎日屈伸運動をさせるようにして脚が動くように試みました。

すると……

保護日から2日後、少しずつ指を握るように!

そして、約1週間後、ついに室内バードケージの中を飛び回るようになり、枝にも止まれるようになりました!

ケージの中での飛行や枝に止まる時の様子も問題なかった為、屋外にあるガレージケージに一度、移動させました。

最初は、少しおぼつかない止まり方をしていましたが、半日様子を見ていたところ、徐々に慣れてきたのか、上手に枝に止まれるようになりました!

 

 

現在も、ガレージケージでリリースに向けて飛行リハビリを行っております!



リリースの日まで、体重管理・体調管理・怪我をしていないかを日々気をつけて世話にあたりたいと思います!

 

ケージ内にいるキジバトさんと顔を見合わせている様子↓

 

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました花

 

 

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