【リリース情報】素のうが破れていたキジバト | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは🍀

室中ですニコニコ


気づいたらもう5月も終わり、6月へと突入しちゃいましたね〜泣き笑い 毎度言っていますが、時の流れが早すぎる………!!まだまだやりたいことは沢山あるのに今年もあと半分を切ったと思うと恐ろしいです驚き


さて、今回はリリース情報をお伝えいたします!


素のうが破れた状態で保護されてきたキジバトを先日、無事、リリースすることができました!キラキラキラキラ


この子は、保護当初、庭先で蹲っているところを保護されました。体を調べてみると、左腹部に傷が見つかりました。傷口の周りの瘡蓋には、豆のようなものが付着していました。


保護当初の様子(患部はモザイクをかけています)↓


センターでは、保温と獣医師の指示のもと、瘡蓋を剥がさないよう、傷口の周りの消毒を行いました。

また、細菌感染を防ぐために抗生剤を飲ませることに。

その日は、練り餌(三部餌・鳩餌を砕いたもの・総合栄養食・乳酸菌パウダー・ビタミンパウダー)を与えました。

次の日、容体を確認しに行くと、喉の辺りから昨日与えた餌が出ていました。

患部の近くに、豆がついていたという点、与えた餌が外に出てきてしまっているという点から素のうの傷が塞がりきれていないことがわかりました。

そこで、開いてしまっている素のうを、洗浄し、縫合することにしました。


数日間は、動きまわって傷口が開かないように小さめのケージに入れて安静にさせました。

餌も、小さく砕いた鳩餌を置くと自分で突くようになり、水も自分で飲んでいました。

ケージの掃除の際や餌や水を入れる時、投薬の時にどうしても中で逃げ回ってしまい、瘡蓋が剥がれることもありましたが、その後無事、抜糸もして屋外ガレージケージへと移動することにしました。




そこでしばらく飛行訓練と広い場所で餌の自食と給水ができているかの確認を行い、天気と相談しながらついに、先日、青空が広がる中、リリースすることができました!!お願い


本当はもう少し前にリリースする予定だったのですが、雨の日が続き、お天気が不安定だった為、日にちを伸ばすことに!その甲斐あって、当日は、これ以上ないほど綺麗な空が広がり、素晴らしいお天気でした!☀️☀️


空に向かってケースを開けると……

勢いよく青空へと飛び立ちました!!

そのまま、力強く森へと羽ばたいていきました〜クラッカー




いやあ……一瞬もこちらを振り返ることなく飛んでいきました笑い泣き 少し、あっけない気もしますが、これが一番良い形です!! 思わず手を叩いてしまうくらい力強く、綺麗に飛んで行ってくれました!

怪我の様子を見た時は、その日を乗り越えるのは厳しいかもしれないと覚悟もしていましたが、最後まで投薬、治療を頑張ってくれて無事、自然の中へと帰ることができました!


元気に羽ばたいていく姿を見ると、今までのお世話の中で大変だったことも忘れるくらい幸せな気持ちでいっぱいになりますニコニコ


これからは怪我なく、仲間たちと元気に青空を羽ばたいてね〜!!爆笑



最後までお読みいただき、ありがとうございましたひまわり



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