【保護情報】一羽と一匹 パート2 | JWC NEWS

JWC NEWS

JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは晴れ

管理人の佐草です照れ

 

今日は早速ですが、一昨日保護されてきた子たちをご紹介したいと思います!!ご報告が遅くなってしまい、申し訳ありませんえーん

今回もいつぞやと同様、同じ日に一羽と一匹が保護されてきました!!

 

 

まず一羽目はキジバトです!!この子は上からの写真でも少し分かると思うんですが、右翼が脱臼しているようで上手く羽が仕舞えていませんでした。しかし、この程度であれば筋肉をつけてくれれば、また飛べるようになる可能性は十分にあります。なので、3日の検疫が終わり次第、様子を見ながら飛行訓練を行っていこうと考えていますニコニコ

 

次にご紹介する子は少しショッキングな症状の為、ご覧になる方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に連れて来られた子はタヌキの幼獣でしたが、脛の途中から右後ろ脚が切断されている状態でした。保護して下さった方は、発見場所が線路の近くだったことから電車に轢かれたのでは、と仰っていました。骨格からして、恐らく今さとやま保護センターにいるポンちゃんよりも2~3週間ほど早く産まれた子だと思いますが、疥癬症も併発している為、かなり痩せてしまっていました。夜、獣医師と共に傷口を確認すると、脚は生傷のままで骨も剥き出し状態と、予想以上に酷い状態でした。骨髄炎や他の感染症を引き起こす可能性がある為、本来であれば即刻手術が必要な状態です。しかし、疥癬症を併発している為、院内感染を引き起こす可能性がある以上、病院での手術は難しいのが現状です。幸い、食欲はあり排泄にも問題は無い為、今は抗生剤と駆虫薬の投薬で様子見し、獣医師にも毎日診察してもらっています。

可能であれば、の話ですが、現在さとやま保護センターでの手術も検討中です。まだ幼獣ということと、疥癬症で少し弱っている為、全身麻酔に耐えられるかというところですが、何とかいっぱいご飯を食べてもらって、体力をつけて手術に備えていければ、と思っています。

 

ということで、今回は保護されてきた子達をご紹介させて頂きました。タヌキの方はかなり難しい状態ではありますが、できるだけのことをしてあげようと思います。また何かありましたらご報告させて頂きます。

是非次回もお楽しみに!!

 

閲覧頂き、ありがとうございましたオカメインコ