~アフリカ猛禽類を救え!キャンペーン~報告その4~ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

現在、白内障の治療を行っているクラウンイーグルのRosy。

 Rosyと聞くと女の子なんだと思う方が多いと思います。実はRosyは立派なオスのクラウンイーグルなのです。今日はRosyの名前の由来をお話します。

 Rosyという名は一般的には女性の名前だという認識がありますが、サイモン・トムセット氏は昔からRosyという名は男性の名前だと思い込んでいたそうです。

 そんなサイモン氏とクラウンイーグルRosyの出会いは1977年。アバデア国立公園(ナイロビの北)で雨の中ずぶ濡れになったクラウンイーグルが保護され、サイモン氏が引き取ったのが始まりでした。発見時、そのイーグルは小さかったため、誰もがメスのクラウンイーグルだと思っていました。しかしワシやタカはオスよりメスの方が大きいという事を知っていたサイモン氏は、その子がオスだと一目で分かったそうです。

 その当時、サイモン氏は学校でRossieという名の女性に恋をしていたそうです。その彼女の名を呼ぶと、イーグルはいつも一緒に反応していたため、彼はRosyと名付けられました。

 Rosyは強く立派なオスのクラウンイーグルに育ちました。犬を襲ったり、人間に怪我を負わせてしまったこともあり、Rosyの鋭い眼光は多くの人を震え上がらせてきたのです。もちろん、最近ではサイモン氏にすっかり懐いてお行儀良く、仲睦まじい二人です。Rosyはサイモン氏のお気に入りの名前だそうです。