保護された当初はまだミルクを飲み、400グラムの体重で片手で持ち上げられるほど小さい赤ちゃんでした。それからこの5ヶ月ほどの間で、徐々に行動範囲を広げ、餌の種類も増え、やんちゃ振りには拍車が掛かりましたが、4匹とも元気に育ってきました。
9月中旬頃から、夜も近くの山林で過ごすようになり、戻らない日も増えてきました。自分達で餌を見つけ、テリトリーとなる居場所を見つけたのでしょう。
成長記録では正確な情報をお届けするため、なかなかリアルタイムなお知らせとはいきませんでしたが、野生で生まれた赤ちゃんタヌキがどんな姿をしているのか、どんな風に育っていくのか、様々な写真を通してお伝えしてきました。
タヌキと人間の共存には、しばしば問題が勃発することもありますが、今回保護した子ダヌキたちの姿を見て、少しでも愛着を持って野性のタヌキを見守っていただければと思っています。
今後ともご理解・ご協力宜しくお願い致します。
※写真:保護された当初と最近の子ダヌキたち


