
話によると、その友人の知り合いの子供が深刻な病気だとの事です
マラリアンダの診療所で診てもらったそうなのですが、どうやら至急、ナロックという大きな町に行くように薦められたとの事です
しかし、夜の時間帯にはナロックまで行くマタツはありません。その為、僕らにナロックまで連れて行って欲しいとの要請だったのです
話によると、まだはっきりとは言えませんがどうやら“てんかん”のようです。急に体を硬直させて、倒れてしまうとの事です。僕もこれまで、ケニアで何度か道端で倒れている人を見たことがあります。やはり体を硬直させていたので、同じ症状ではないかと思われます

6.7歳の男の子で、まだ声変わりもしていません。 最初女の子だと思っていました。突然の発作に備えて、数人の大人も車に乗り込み、ナロックへ出発しました
しかし道中、男の子は普通に話していましたので、安心しました
そしてナロックの病院に到着した時、病院の門番が門を開けてくれるのに時間が掛かりましたが、どうにか無事に病院に入ることが出来たようです。その後僕らは、またマラリアンダまでとんぼ帰りです
長い悪路の運転をドライバーのナバーラはよく頑張ってくれました
それにしても、やはりここマサイマラでは、急病の際の対応策が備わっていません。救急車など存在しないのです
この分野も今後の課題となりそうです