
しかし残念ながら、相変わらず毎日縄張り内で放牧をしているマサイを見かけます
特に今日は、ロッジのサファリドライバーからレンジャー達に、牛の群れやマサイが押し寄せて、ライオン達にストレスを与えているという連絡をもらいました
そのため現場に向かい、縄張り内で放牧をしないように話しました。しかし、これまでに既に何回もマサイの集落に行って、ライオンの縄張りで放牧をしないように伝えてきました
それなのに改善が見られず、毎日同じことの繰り返しになっています
集落の長(長老)が皆に伝えてくれているのかは不明です。それでも、毎日現場に行って呼びかけなかればならないのは、長老の監督不足ではないかとも感じてしまいます

レンジャー達もその事は理解しているため、明日は直接長老に会って話しをしに行くことになりました
そしてもう一つ必要と感じているのは、各集落のネットワークです
毎日の情報として、例えばどこどこの場所に今日はライオンがいる、ゾウやバッファローがいる・・といった連絡ができれば、人と野生動物との摩擦は事前に防げるはずです
まだまだこれから時間をかけてゆっくりと対話していく必要があるのだと思いました
