イギリス・ランカシャーにおいてリスの痘瘡ウィルスが広まる | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

2011年8月、アインスデールのモスギエルアベニューでキタリスが死んでいるのが発見され、専門家が遺体の解剖を行った結果、リスの痘瘡ウィルスが原因だとわかりました。

キタリスの数は2006年と2008年に流行したリスの痘瘡ウィルスで激減し、数が90%も減ってしまいました。それから回復しようとしているところにまた痘瘡ウィルスが流行し始めたため心配されています。

キタリスの数が減っている理由はハイイロリスにあると言う動物保護家もいますが、それを裏付ける証拠はありません。ハイイロリスはこのウィルスに免疫があるため感染せずにキタリスに移してしまい、症状として昏睡状態になる以外に、腫瘍ができたり、目、鼻、口の周りに傷ができたりします。イギリスにおいてハイイロリスは害虫おされているため、ハイイロリスを排除しようという動きもあるようですが、痘瘡ウィルスに感染したキタリスがいる44の地区のうち、ハイイロリスも生息しているのはたったの4地区でした。

感染源がまだ特定していない中、町では「見ていてかわいい。おもしろい」と言われるハイイロリスを即座に排除してしまうのも考えものです。


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