近くに寄っても、そのシマウマは起き上がれず鳴く(吼える)だけの状態でした。車に同乗していたレンジャーによると、毒蛇に噛まれたのではないかとの事でした。そしてふと周りを見渡すと、ハイエナが様子を伺っています。そのまま展開を見守っていると、やはりハイエナがシマウマを食べ始めました。他の捕食者もいない状態で、ハイエナの独壇場です

ハイエナは生々しい音をたてて食べていました
ハイエナは最初は1頭でしたが、いつの間にか2頭に増えて一緒に食べています。顔を血で真っ赤に染めながら食べています。しかもすごい食欲です
さすがにハイエナも途中で水を飲みに行きました
ハイエナも食べ続けている一方なので、そろそろ撮影を終えようと車を出したところ、上空で待機していたワシ達が群がり始めました
すかさず車を戻し、また撮影を開始しました
最初はハイエナの周りで隙をついて肉を奪おうとするワシに対して、ハイエナが追っ払おうと、威嚇しています。僕らが車を少し動かした途端、ハイエナが警戒をしてその場を離れました。その隙をついて沢山のワシ達が群がって肉を貪っています
先ほどのハイエナを越える生々しさがすごかったです
すごい勢いで群がり、我先にと肉をついばむ様は圧巻の一言です。あのシーンを見るだけで、本当にサバンナの掃除役である事が良く分かりました。さすがに骨になるまでは撮影出来ませんでしたが、もうそれに近いくらいまで、ワシ達が肉をたいらげていました。サバンナではまさに食物連鎖を感じることが出来ます
