
午前中、KWS(Kenya Wildlife Service)のレメック支局を訪ねました
治療を行う為には、このゾウが生息している地区、レメックの獣医師が診る必要があります
そしてその獣医の派遣は本部である、ナイロビのKWSから指令が出る形となります。そのため僕らは午前中、直接このレメック支局を訪ねて獣医師の派遣の要請をしました
無線で本部に連絡をしてくれましたが、あいにくレメックの獣医師の都合がつかず、連絡待ちとなりました
しかし、一刻も早く、そのゾウを見つけ、治療を行う必要があります
そのゾウが知らない場所で死んでしまい、密猟者などに象牙が取られてしまうのを防ぐためにも、ケガの状態によっては安楽死を選択せざるを得なくなる可能性もあります。連絡を待ちつつも、その日の午後、パンジャ(オスライオン)の様子をチェックしに向かっている途中、レンジャーから連絡がありました
僕らが午前中にレメック事務所を訪ねていた間に、獣医がそのゾウの治療を行ったということです。どうやら行き違いになってしまったようです
治療に立ち会えなかったことは、残念ではありますが、何より早々に治療が行われたことに安堵しています

このまま、完治し、再び元気に歩き回れるようになるといいのですが…
経過を見守っていきたいと思います