最近のマサイの若者 | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

先日、日本大使館で行われた講演会に出席しました耳マサイ族の第二夫人となった、永松真紀さんのとても興味深いお話を聞くことが出来ました。永松さんのHPも是非ご覧くださいパソコンhttp://www.masailand.com/ニコニコ

 その興味深いお話の中の1つをご紹介します。それはマサイの儀式の1つである成人の儀式です。長老から立派な成人となったことのお墨付きを貰う儀式です。

 その儀式の模様を写した写真のスライドを見せていただきましたが、そこには2種類の若者が写っていました。普段街で普通に見かける短い髪の毛の若者と、髪の毛を伸ばしたおしゃれ風の若者の姿でした。
 
 永松さんがその二人の若者の違いを説明してくれました。短い髪の毛の若者は、町で学生をしているスクールマサイでメモ、長い髪の毛の若者は、マサイ戦士としての厳しい修行を経験してきた伝統のマサイだとのことです。このマサイ戦士になるための修行期間は、なんでも出来る青春時代だそうです。恋愛やおしゃれなどが出来る青春の戦士時代ですかおドキドキ


 現在は、伝統を重んじるマサイ族にも街で勉強をする若者が増えていますメモ確かにマサイで生活するには、学校の教育よりも牛の牧畜、牛の解体方法、薬の作り方等を学ぶ方が有益ですリンゴしかし、ここ近年では牛のミルクも少なくなり、ウガリなどを買って食べているそうです。
 
 お金なんて必要なかったマサイ族も、現金収入が必要な環境に迫られていますお金近年、牧畜だけの生活では厳しく、自分達の生き方を選択せざるを得ない状況になっていますショック!

 それでも子供達に教育を施すための学校でさえ、そう簡単に作れるものではありません学校その様な状況の中でも、彼らは学校と放牧(伝統)の両立を目指して、一生懸命頑張っていますぐー私達日本人は、彼らから多くの事を学ばされます地球