その方は日本人のカメラマンで、職業柄重たい荷物を運んでこられました
予想通り羽田で重量制限に引っかかり、受付の人と交渉をしていたそうです
粘った挙句、オーバーした荷物は宅配便で送り返すように言われましたが、ふと隣を見ると、アフリカ人が自分よりももっと大きな荷物を持って必死に交渉していました。結果、その人はどうにかうまく通過できたそうです
そしてそれを見て、自分も頑張らなくてはと励まされたそうです
努力の甲斐があって、関西空港で改めてチェックを受けるようにとの条件付きで、その場は通過できたようです
そしていざ関空に行ったところ、そこでは何のチェックも受けずに通過できてしまったとの事でした。
今回はラッキーだったそうですが、実はその方が機内で知り合ったケニア人は、そうは行かなかったようです。そのケニア人は長い間日本で働いていている人なのですが、重量オーバー分の荷物は言われたままに宅配便で送り返してしまったとの事です汗そのケニア人は、その成功話を聞いてかなりがっかりしていたそうです
同じアフリカ人でも、交渉の粘り勝ちの結果が出てしまったようですハートのエーススペードのエースもしかすると日本で長く働いていので、日本人の感覚が身に付いてしまい、交渉する気にはなれなかったのかも知れません
交渉に慣れているケニア人でも、日本に長く住んでいるとその感覚が鈍ってしまうのかもしれません
日本人とケニア人、日本の習慣とケニアの習慣の違いがはっきり感じられたお話でした