ケニアでは現在、大きく分けて3つの政党が存在します。
・PNU(PARTY OF NATIONAL UNITY)
・ODM(ORANGE DEMOCRATIC MOVEMENT)
・ODM KENYA
PNUとODMは、日本で言う与党と野党の関係に似ています。
今回の大統領選挙で、PNUのキバキ氏が当選した為、
PNUが与党、ODMが野党というポジションになる予定でした。
しかし、選挙結果を不服としたデモが起こるなど、ケニアの情勢が悪化した為、今回から特別な体制を
取る事になりました。
それは、パワーシェアリングといって、キバキ氏が大統領、ODMのライラ氏が総理大臣となる事により、
権力を二分化するシステムとなった事です。
そして通常は、大統領となった政党から内閣が選ばれるのですが、
今回はそれぞれPNUとODMから半分ずつの人数が選出される事になっています。
しかし、問題はキバキ氏が大統領になってすぐに、内閣を自分の政党から選んでしまった事です

それにより、今回半分はODMから選ばれるはずの内閣が、選ばれず状態となっているのです

今現在はこの様な状態となっていて、ケニアの政治体制が整っているという事は出来ません

今後もこの動向を見守っていく必要があります。