占星術的に運が良いというと太陽のアスペクトが良く、特に太陽と木星とのソフトアスペクト(120°や60°)があると総合的に見て運がいいと言えます。

 

同じ太陽と木星のアスペクトでも、太陽と木星のコンジャンクション(0°)の人は、木星の「発展・拡大運」が強すぎて、運の良さを自分の力だと勘違いしてしまう人もいるのではないかと感じます。

 

太陽と木星のコンジャンクションを持つ人が、他に例えば土星(ストレス・制限を与える天体)とメイン天体とのハードアスペクトやソフトアスペクトを持つ人だと、一時期勘違いすることがあっても、ある時、自分を抑えたり、自分を顧みたりしなければならない出来事にも見舞われます。

 

それに対し、土星のアスペクトがなく、かつ、他のメイン天体にも強いハードアスペクトが無い人は、がむしゃらに頑張らなくても、何となく周りに助けられたりして、うまく行ってしまうことが多いため、「自分は人とは違う」「自分には特別な才能がある」とか「自分には実力がある」という勘違いをしてしまったのかな?と思う人が時々見受けられます。

 

比較的身近な人間にも太陽と木星のコンジャンクションを持つ人がいます。

 

その人は、物凄く、怖いくらいに楽天的でした。

 

本来、楽天的というのは、良いことだと思っています。

 

ただ、それは、何らかの責任ある立場の人の場合はちょっと違うんじゃないかと思っています。

 

責任ある立場の人が、危機や懸念に対し、準備や行動をせず、現実を見ていないかのように、ただ楽天的である、という状況は「悪い楽天的」だと思っています。

 

危機的状況になっても具体的な行動を何もしない姿勢が、「どこまでも楽天的」というより、現実からの「逃避」とも「客観的視点の欠如」にも見え、提案や懸念を伝えても、無力感を感じ空しくなることもありました。

 

太陽と木星のコンジャンクションですが、以前はこのアスペクトを持っている人は強運で、羨ましい「人生楽勝!」のアスペクトというふうに思っていましたが、年月を重ねるにつれ「木星」が強すぎて、「本人の努力より周りのサポートや援助が多過ぎる」、本人から成長の機会を奪ってしまうかもしれないアスペクトと思うようになりました。

気を付けないと、努力より < サポート・援助が大なり

 

となってしまうのではないかと感じています。

 

それに、そもそも0°のコンジャンクションは、イージーモードもハードモードもどちらも起きうる安定感のないアスペクトです。

 

いくらベネフィック天体の木星がベネフィック天体の太陽と重なっていたたとしても、本質的な意味で木星の運の良さを生かせるアスペクトなのか?というと、どうやらそうではない、というのが鑑定していての実感です。

 

人間は基本的には楽天的で良いと思うんですが、楽天的なアスペクトだけでは、具体的・現実的努力や準備をしようという気に中々ならないようです。

 

人間を動かすエネルギーは楽天的でポジティブなものだけではなく、ネガティブなものである場合もありますよね?

 

先に触れた身近な人ですが、太陽と木星がオーブ1°でコンジャンクションしており、他天体にハードアスペクトはあるにはあるのですが、さほど影響が目立たなかったり、世代のアスペクトと言えるものだけなので、太陽と木星のコンジャンクションの影響が目立ち、いつも周りの人間がサポートしてあげているように見えました。

 

若い頃はいいのですが、ある程度立場があったこともあり、周りのサポートが当たり前になり、だんだん周りの意見も聞かなくなり、自分では何もしないし出来ないのに、言うことだけは誰よりも偉い人、という感じでだんだん裸の王様状態になっていってしまいました。

 

その人が、まだ人の話に耳を傾けていたころ、よく言っていたのが「楽しくしているといい流れがきて会社もうまく回っていく」ということでした。

 

本を読まない人なので、斎藤一人さんを知らないと思いますが、昔はちょっと斎藤一人さんっぽことを言っていました。

 

ただ、ある時、相性の悪い営業が入社しました。

 

相性が悪いとお互いの悪い所を刺激し合います。

 

その営業と関わる中で、徐々にその人のいい加減な所が目立ってきてしまい、その営業と社長が対立するようになってしまったのです。

 

普通は、社長と対立する社員なんて立場がない、と思うかもしれませんが、基本、気の優しい社長だったのと、非常に営業力のある営業担当者だったので、その営業を辞めさせることもできず、対立しながら長く会社を続けていました。

 

実質はその営業担当者が経営していたようなものだったそうです。

 

結局、会社をやっていくには、色々な人との関わり、つまり「相性」というものが非常に大事だな、ということですよね。

 

元々、優しい人でもあったのですが、それよりも目立ったのは、運が良く、いつでも誰かが助けてくれる人、周りが動いてくれてる人という感じでした。

 

ちょっと努力するだけで、物事がスムーズに進むことが多い人だな、という印象でした。

 

ただ、相性の悪い営業担当者が入社してから、その社長の性格の悪い面が前面に出てまさに木星が悪い部分を「発展・拡大」させていったようでした。

 

もはや「楽しい気持ちでいられる」状態ではなくなってしまったのだから、会社の経営にとって「いい流れ」も来なくなってしまったのでしょう。

 

その営業担当のせいで会社の経営が厳しくなったとも言っていました。

 

ただ、相性が悪くても、その営業担当者は営業力が非常に、かなりの売上を上げていたそうです。

 

が、社長はそれが自分の力と勘違いしてしまい、自分と異なる意見を受け入れなくなり、年月が経過するにつれ、益々その傾向が強まり、家族や身内も離れていき、行く所までいってしまったな、という感じでした。

 

これが太陽と木星のコンジャンクションではなく、120°や60°といったソフトアスペクトだけを持つ人だったら、こういう悪い出方はしないのかな、と思いました。

 

やはりソフトアスペクトは安定をもたらす配置ですからね。

 

振れ幅は比較的少ない人生になるのだと思います。

 

とりとめがなくなりましたが、西洋占星術では「木星」を生かして運勢を上げていくことができます。

 

出生図の木星のアスペクトが元々強い人は、運の良さゆえ、ブレーキを掛けるアスペクトが効いていないと、せっかくの運の良さが裏目に出るということが言いたかったのです。

 

また、やはり仕事をする相手との「相性」は非常に大事だな、という教訓でもあります。

 

相性については、いずれまたどこかでまとめて行きたいと思います。