2017年9月6日


昼すぎからは内視鏡検査。

 
そのために前日は病院から出された食事と下剤。
この日は午前中から、大量の下剤を飲む。
 
点滴パックのような容れ物に、粉状のお薬が入ってて、そこへ2リットルの水を入れて飲むのです。

{166F8E4C-26E2-43F3-B51F-2836046C5687}

 
普段、そんなに水分を摂らない私にはそれを飲むというだけでキツいー(>_<)
 
とはいうても、4時間かけて飲むので、1時間に500ミリずつ。
ジュースのペットボトル1本ずつ程度かー…
ならば、できるかなー
 
なんて思って一口飲んでみる。
 
ま、不味い(笑)
 
香りはレモンというか、柑橘系。
味は、昔、ラムネを溶かして作るジュースみたいなカスカスの甘さの中に塩分混ざってる感じ…(´Д` )
 
伝わりにくいかしら(笑)
 
でも、とにかく不味い(笑)
もう、コップ1杯目で、苦痛(>_<)
でも、お腹を空っぽにしなあかんので、頑張るしかないー
 
と、頑張って飲み続けた。
 
説明書には、1リットリ飲んだあたりから、便意をもよおす、
と、書いてあったけど、まったく何もなし。
 
ホントに出るのか?
 
と不安がよぎる…(´Д` )
 
やはり、下剤効きにくいのかなー…
 
 
そして、何もお腹に感じないまま、4時間かけて飲み終えた。
 
しばらくして…
 
少し、お腹がグルグル言い始めた。
 
そして、お腹にキター‼︎
 
と、トイレに行き始めた。
 
水飲む。
トイレにいく。
 
を、1時間ほどの間に繰り返す。
 
1時間後、そろそろ病衣に出かけないとあかん時間が迫ってきてるのに、
なかなか、便が見本の通りの色にならなくて焦り始めた。
旦那ちゃんは、そのうちなるから大丈夫、と言うてくれてるけど、心配は拭えない。
 
少し、色が近づいたところで、早いけど病院に出かけることにした。
続きは病院で…と言うことで(笑)
 
内視鏡室で受付たあと、またトイレへ。
もう大丈夫かな、くらいまではきたと思いたい(笑)
 
戻ったら、前のおばあちゃんがトイレに行ったきり戻ってこないので、私が繰り上がって診てもらうことになった。
 
大腸の内視鏡検査は初めてやけど、戸惑う前にどんどん支持されて、そのままの勢いでスタート。
横向きで寝てるからモニターも見える。
へぇぇぇ、と自分の腸の中身を見つめていた。
 
途中で、やたら痛むとこに来た。
下腹あたりがめっちゃ痛い。
 
「痛みはありますか?」
 
と聞かれて
 
「痛いです」
 
と答えると、
 
この先進むの諦める、みたいな発言とともに、モニター見てたら、そこの組織を取って、クリップみたいなのがつけられている。
外科の先生に連絡を取ろうとしている。
なんか、皆さんバタバタしてませんか?
 
「あのー、何が起こってるのですか?」
 
と、聴くと、
 
「腫瘍が大きいので、次の検査などの準備をしようと思います。いいですか?」
 
先に言ってくれよー((((;゚Д゚)))))))
怖いからさー
 
そして、外科の先生は
「クリップの位置を特定するためのレントゲンを今日撮ります、検査室空いてるし、画材何回も飲むのは大変やから」
と言われる。
 
なんだかヤバそうなんですね。
 
その後、検査室に入る。
 
テレビで見たことある、グルグル回される検査台のやつ!
色んな角度で撮ったあと、
ここでトイレに行っておきますか?
と聞かれる。
検査薬が漏れたら結構大変やから、と。
 
検査室の片隅にトイレコーナーがあった。
 
言われるままに、そこで出していこー、と便座に座った途端に出てきたのは
大量の液体と、人生初であろう、とても長いオナラ(笑)
膨らましてたからねー。
言われるままにトイレに行っておいて良かった、と思いました(笑)
 
検査後、診察が入っていたので検査結果を聞く。
 
腫瘍、と言うよりも、ほぼ癌であろうと。
かなり大きくなっていて、腸が塞がりかけてるので、早い手術が必要になるので、すぐに外科の予約を入れますね。
 
と、衝撃の結果ながら、考える暇もなく先に進んでいくのです。
 
消化器外科の予約は明後日。
 
のんだか恐ろしい話になりそうだ…
 
2017年8月30日

いよいよ、PETの結果がわかる日。
ドキドキしながら、再診受付の機械に診察券を通す。

⁉️

乳腺科だけでなくて、覚えのない消化器内科の予約が入ってるやん!
なんでやろー…
っていうか、もう何かあるのわかるやん…
と、ダンナちゃんと不安を感じる。
で、診察票みたら、採血の指示があったのでまずは採血室。
それから診察の待合へ。

少し待って、名前呼ばれて診察室へ。
ダンナちゃん、怖いから行かない、と言い出す(笑)

もぉー(。-_-。) マジかー?

仕方なく一人で聞く。

大腸のところにかなりの集積が見られるのでー…

画像を見せてもらう。
ほんまや、めっちゃ赤くなってるとこある!

先生は、

前日に消化器内科の先生に相談できたので、予約を突っ込ませてもらったので、行って下さいね。

と、言われた。

これが、知らない予約の正体(笑)

でも数日後に予約とって、そこまでまた不安の日々を過ごすよりは全然マシやし、と、
消化器内科の予約時間まで待つことに。

消化器内科の診察。

PETでこれだけはっきり写ってるので、ガンだとは思いますが、
どれくらいのものかもわからないので、内視鏡検査をしましょう。

と、いうことで、内視鏡検査キットみたいな感じで、
検査前日の昼・夕食、寝る前に飲む下剤
そして、当日飲む下剤
を出される。

前日の食事まで出されるのねー
とびっくりしながら説明聞く。

そして当日に下剤が効くのか不安になりつつ、
おうちに帰りました。


人生初、PET検査。

受けることはないだろうと勝手に思ってたけど受けることになったねー、と

一人で思う。

 

処置室で検査薬を注入するための管を腕に入れてもらい、

検査室へ。

 

 

{2BB55424-6E47-456D-90E4-E775DC5F56B4}

 

 

 

 

検査室へ入るとまず、検査薬を注入。

PETの検査薬が体に回るまで個室で過ごす。

 

この間、水も飲んでいいし、携帯も見ていいといわれる。

電波大丈夫なの?

 

寝不足気味やったので、ぼーっとしてたら眠くてしょうがなかった。

 

検査の服に着替え、先にお手洗いで用を済ませておくように言われた。

検査薬が膀胱の尿にもかなり反応するらしい。

 

トイレで用をすませてから検査開始。

 

見た目も撮影方法もMRIと変わらない感じ。

なので特別緊張するわけでもなく、MRI検査のときのように…

 

寝てた(笑)

 

撮影は3回あった。

 

それでもなんだかあっさり終わった感じがした。

 

 

検査結果は1週間後。

どうなってんのかなぁ…

2017年8月21日


乳がんの3か月ごとの定期健診。

いつものように採血とホルモン療法の注射と、

今回はエコーでの検査もしてもらう。

 

だけだった…

 

腫瘍マーカーの数値が急上昇している、と先生が少し不安げ。

ここ何回かの検査でも少し高めやったけど、

急上昇してなくて横ばいなのであまり心配はないかな、と、

様子見やった数値が急に倍ほどの数値になったので、

すぐにPETでの検査をしましょう、と言われる。

 

なんだか怖いのですけど…

 

とりあえず、3日後にPETの検査が決まる。

案外早く入れてくれるもんなんやなぁ…

 

とノンキにしていたのやけど、

これが始まりでした。

乳腺科予約の日。
シャワーを浴びてるときに触ってみたけど、
やっぱりシコリはあるのです。

これが何なのか知りたい気持ちと、
最悪の答えが出たらどうしようという気持ちで
とっても憂鬱。

それでも、もしほんとにガンやったら、
逆にほっといたらもっと最悪になるし…

やっぱり、病院にいかなあかんかー…
と、覚悟を決めました。

受付を済ませて、乳腺科のある2階へ。
まず、超音波検査とマンモグラフィーの検査。
そして診察です。

女医さんでした。

超音波検査とマンモグラフィーの写真を見て、触診もして。
結果は異常なし。

え?
何もないってどういうこと?

触診にいたっては、シコリがわからない、と言われる。
骨のところにしか思えない、と。


だから、起き上がってたらわかるって…


でも、起き上がってるときには触診してくれないのです。

「でも、痛みがあるんですけど」
というと、
「乳がんなら、痛みはないです」
とのこと。
では、この痛みは何なのか知りたいと伝えたりして、いろいろ聞こうとすると、イライラした感じで、

「だからー、ガンやったら痛みはないし、ホルモンバランスの関係でも痛いときがあるから」

と、キツい口調で言われたのです。

こっちは、不安しかないから聞きたいだけやのに、なんでそんなキツく言われるのかわからなくて困りました。

「でも、100%ガンじゃないとは言い切れないので、また2ヶ月後に来てみてください」

と、最終的には2ヶ月後の再診になりました。

2ヶ月後って…


「乳がんだったとしても慌てるような進行ではないので、2ヶ月後でも大丈夫」
ということで。


ほんまになん?


なんか、ただただ傷ついただけのような気がした初診でした。

でも、ホントに乳がんじゃないの?

と、全く安心できない診察。
ていうか、私、女医さんでいい人に出会ったことないのです…(爆)

またか、と思いながらも、他の病院に行くという発想が浮かばなくて、2ヶ月後の診察を待つことになりました。

今思い返せば、
なぜ、他の病院にも行ってみなかったのかと思うのですが、
そこまで深刻に自分でも思ってなかったのかな…
ガンは見えない、と言われたから。

でも、それより何より、
お医者さんの言い様に傷ついたというのが一番だったのです。

私、なんか気に触ること言うたのかしら…?
相方ちゃんの留守中に見つけたシコリのこと、いつ伝えるべきか…
心配しすぎて落ち込みすぎはったら困る…

シコリを見つけてから、そのことも悩みの1つでした。
繊細すぎる彼、傷つけたくないし心配させたくないし。
でも、隠し事はしたことないし、したくないし。
しかも、彼は私のおっぱいを触るのが大好きなのです。

どないしよう…

帰ってくるまでずっと考えてました。
電話やLINEでは毎日話はしてるけど、電話口では言い出せない。
出先で心配させたくないし。

そして週末、
用事を済ませて帰ってきた相方ちゃんに、
お風呂から出て着替える時に何気に言う感じで伝えたのです。

「なんかおっぱいに硬いのある気がするねん」

驚いて触ってみる相方ちゃん。

「ほんまや、硬い…」

しばらくは絶句状態でありながらも、でも確認せずにはいられないっていう感じで、
ずっと触ってた相方ちゃん。

病院の予約もしてることを言うと、
一緒には行けへんけど、ちゃんと結果を報告してな、としきりに言うのです。

やっぱり、めっちゃ心配して動揺してるなー…

健診では乳腺炎かもしれん、って言うてはったし、まだ分からんのやで、と
少し望みがあるようには言うてはいたのです。

でも、自分自身ですら不安がいっぱいです。

ここは心配させないように、平気そうにしとかなあかんところなんでしょう。


できてたかなぁ、私…

でも、私自身も不安ではありながら、乳腺炎という望みも捨ててはなかったのも事実でした。
診察を受けるまでは何とも言えないけど、大丈夫。
と、勝手に思っていました。


だから…

笑ってたはず…


でも、そこから相方ちゃんの大好きな私のおっぱいは、簡単には触れられないものに変わっていったようです。

シコリの不安を持ちながらの健康診断。
乳がんと子宮頸がんはオプションではあるけど、毎年必ず受けるようにしています。

乳がん検診は超音波での検査。
受ける時にシコリのことを伝えて、右側の胸は特に注意して診てもらいます。

その他は、法定検診の範囲なので、血液検査や心電図、視力・聴力、と何事もなく進行。
触診もあるので、そのときもシコリのことを聞いてみました。

が!

バストのサイズが小さいワタクシ。
ダイエットでもさらに小さくなったおかげで、
仰向けになったら、更にビミョーなサイズ。
なので、シコリがわかりにくいらしい(爆)
これは骨では?とか聞かれる始末


その骨のちょっと上なんですけど…


首を傾げる医師…


マジで?
医者なのに分からんの?


それなのに、起きた状態では触って診てくれないのです。


何で?
起きてる時の方が分かりやすいやん…


結局、触診ではなんとも言えないし
超音波の画像でも、
はっきりしたものは写ってないのでやはり何とも言えない、
もしかしたら乳腺炎ということもあるかもしれないので、
やはり専門医に診てもらってください。
とのこと。

血液検査などの結果は、数週間後に郵送されるのを待つしかないのですが、
超音波検査ではっきりしたものが写ってない
というのがなんとも不気味。
では、このシコリと痛みは何なの?
というモヤモヤが残りました。

とりあえず、次週の乳腺科の診察が頼りです。
シコリを発見してからは、心がざわつく日々です。
健康診断があるにせよ、やはり気になります。

多分、自分で発見した方はわかると思うのですが、何とも言えないあの硬さ加減。
絶対普通じゃない、って思う程、エエ感じで硬い…
しかもおっぱいの下側、3分の2ほどの範囲で硬さを感じるのです。


これってけっこうデカいんちゃうん…


しかも、発見してから段々と痛みが出てきました。
ズキズキしたりチクチクしたり。
乳首の先だったり周りだったり。
触りすぎなのかもしれん、と思うけど、
やっぱり触って確認してしまうのです。


怖すぎる…
不安しかない。
相方ちゃんもいてないし…


やっぱり健康診断まで待てない、と、すぐに診てくれるような病院を探すことにしたのです。
いきなり大きい病院はダメかも、と思い、
小さめのクリニックや医院に片っ端から電話することに。

ネットで近所の病院を探して電話で症状を言って外来に行っていいかを聞く、を繰り返しました。
でも、
「乳がん検診をまず受けてください」
と言われ、その検診も予約がいっぱいなので1〜2ヶ月も先になるところがほとんど。

この頃、ちょうど、北斗晶さんの入院のニュースの少しあとで、乳がん検診を受ける人が増えているところだったのです。
そのことも電話口で言われました。


流行ってるから検診、でなくて診察してほしいのに。
もうすでにシコリらしきモノがあるって言うてるのに。

中でも、一番ショックを受けたのは

「出産された病院で診てもらってください」

と言われたこと。
その前に、出産経験の有無を先に尋ねたにもかかわらず、なのに。
出産したことないってさっき言うたやん!
電話に出た人がアホすぎなんや、と思うしかなく、そんな病院は行きたくないし、縁がないのだと自分に言い聞かせるしかありませんでした。
それでも悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。

子どもいてないのが、そんなにあかんの?

産婦人科で婦人科も併設してるとこにかけたのが間違いや、と思うことにして仕切り直し。

こうなったら、と乳腺科のある総合病院に電話してみました。
自宅から一番近いところは、やはり検診を、と言われたのですが、
もう1つのところは、乳腺科はまず外来で来てください、とのこと。
やっとすぐに診てもらえるとこを見つけた、
と一安心。
とはいえ、自分の予定と照らし合わせたら、
結局は健康診断の後しか行ける日がなかったのですが(笑)
それでも、数ヶ月先、と言われたところが多かったので、1週間くらいは待てる、って感じです。

場所もバイクや車で10分もかからないところ。
その後、通うことを考えての病院選びだったのです。

2015年10月中旬。
いつものようにお風呂に入っていました。
体を洗う時はマッサージやらなんやら兼ねつつ、たっぷりの泡で撫で洗いです。

そうそう、と数日ぶり
(と思っていたけど、何日空いたかはわからない)
に自己乳がんチェックもしてみました。
脇の下とおっぱいの周りをぐるりと撫でてみる、というだけですが。
年齢的に、たまにはしとかなくては、
と思っていたので、不定期ではあるけど何日かに一度くらい、お風呂のついでに。


あれ?


右側のおっぱい、下のほうが硬い気がする…


勘違いかも、と左側と比べてみる。


…やっぱり違う。
ちょっと前までこんなんじゃなかったはず…
怖すぎるからっ


どうしていいかわからずに、その日は一日中悶々と過ごしました。
留守中の相方ちゃんにも言えず。

健康診断の予約が月末に入ってるので、それで何かわかるかも…
と、健康診断にかけてみることにしたのです。
その時は…
2016年6月2日、乳がんの手術を受けました。
それから半年あまり。
今はホルモン治療で日々を過ごしています。
今さらやけど、やはり記録は残した方が良いのかなと思い立ってしまったので、
今までを振り返りつつ、これからの日々も見つめていこうと思います。