櫻井郁也ダンスクラス

参加要項(2023年〜2025年現在) 

(原則として、クラスはごく少人数で行ないますので、定員の場合などご了承ください)

 

【一般募集】

■オープンクラスは毎回フリー参加できます。当ブログおよびホームページをご参照ください。

■定期的な稽古は募集人数や内容などご案内しますので、オープンクラスで講師にお声がけください。

(初回はオープンクラスのみご参加可能となり、少し通っていただいて慣れてからのご案内となります)

(募集枠の有無や定員状況などは、お声がけいただいたときにご案内します)

 

※対象は、初心者や練習経験が浅い方、作品上演や指導などの活動を行ったことがない方です

作品上演や指導経験がある方、それに準ずる練習や活動をなさった経験のある方は、ただいまお受けしておりません。

※クラス内容と大幅に異なる分野(演劇・商業舞踊など)の出演経験などは上記の限りではありません。

 

稽古の種類や内容(click)

 

 

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【参加費・会場など】

下記リンクにてご確認ください。

レッスンWEBサイト

当ブログ内の記事

【参加費関連のお願い】

・会費の期日は「月末に翌月分払い」です。

・欠席分の振替は1年以内を目安にお願いします。(会費の日割はできません)

・月単位の休みは、前月アタマまでに期間と休会費(下記)のお支払い方法を申告してください。当月申告の場合、定額会費が発生します。

【見学、体験費】

※稽古見学は無料、体験は1回3500円。当日入会の場合は体験料不要となり月謝適用となります。(2023年10月より改訂となります。)

※複数内容ご体験を希望される場合は若干割引しますので、初回来場日に講師にご相談ください。

※チケットクラスは見学ができません。

※月謝受講の方は、休んだ分を他クラスに振替受講できます。ただし、回数を多く貯め過ぎた場合はお断りすることがあります。また、振替期間はクラス参加継続中のみです。

【参加条件】

・ただいまの新規入会対象は下記の条件を満たしている方です。

 ■初心者 または クラスで扱う分野の練習経験が比較的短期間の方(目安、1〜2年内)

  ■作品上演や指導などの活動を行ったことがない方

    ■以下の受講時のご注意や休会退会規程を厳守していただける方

    ■年齢は不問です。

    ■健康で自己管理の出来る方。

    ■運動が好きな方。

    ■参加者どうしでのマナーやエチケットを大切にしていただける方。


【参加時のご注意】

*定期の稽古は年間45回を原則に運営します。フリークラスは日程・回数とも随時発表です。

*他団体やサークルへの勧誘、チケットや物品などの販売、当方と直接の関係がないチラシ配布や宣伝などは一切お断りします。

*他の方に対して気分を害する言動や態度、めいわく行為、誹謗・中傷にあたる言動があった場合は、講師の判断で即時退会していただき以後の関係をお断りすることがあります。

*過度の欠席や遅刻をはじめ、レッスン進行やクラスの雰囲気を損なう可能性がある参加姿勢がある場合やマナーをお守りいただけない場合も同様に対応させていただきます。諸経費の払い戻しは一切できませんのでご了承ください。

*ケガの防止・体調管理を、各自の責任でおこなってください。

*セラピーや療法に属する学習や施術は一切行っておりません。

*すでにご自身の公演活動や講師などをしている方あるいはそのような経験のある方は、個人レッスンでの対応となります。

*上記の他、規定の会則をお守りいただけるようお願いいたします。

【休会・退会規定】

クラス運営維持のため2023年10月より休会退会規定を以下の通りに改定させていただきます。

※月単位の欠席に対して休会扱いをご希望の場合は「休み開始月の前月1日まで」にお申し出の上、期間中は1ヶ月の場合は通常月謝の50%、2ヶ月目以降は30%相当額のお振込をお願いします。前月2日以後のお申し出の場合は翌月分は通常の70%・以後30%を、前月20日以後のお申し出の場合は翌月分定額・以後30%を、当月申告の場合は当月と翌月分を定額・以後30%にて、お振込ください。お支払い分相当の回数は休会期間を終えた再開初日から1年以内に振替受講が有効です。請求書等が必要な方はお申し出ください。また、特別な事由により上記の支払いが困難な場合や入院やドクターストップなどでお休みの場合は個別にご相談してご無理のない対応をしますので、お申し出ください。

※退会の希望は、退会ご希望月の2ヶ月前の1日までにお申し出の上、退会前月分までの会費をお支払いください。また、お申し出の場合は退会と休会の区別をはっきりとお伝えください。「お休み」という表現の場合は上記の「休会費」が、お申し出が無いまま欠席が続いている場合は継続して「定額会費」が発生しますので、必ず手続きをお願いします。なお、退会後は振替利用は出来なくなります。

 

【申し込み&お問い合わせ】

レッスンWEBサイト


〈関連LINK〉

稽古関連のご案内・募集・スケジュールなど

ダンスアートユニット〈櫻井郁也/十字舎房〉・公式ホームページ
講師の公演サイトです

講師の作品歴など

 

 

 

 

 

 

 

きょうは「じゅうにがつようか」だったが、この日、かつて何があったか、そして、いかなる何かがいかにして、かつてのこの日をみちびいたのか、、、ということに思い馳せると、いつも奇妙な胸騒ぎに繋がる、これは何か。バッドシェバカンパニーの来日公演が中止になった残念さは、事由からもやはり考えさせられることあまりに多いが、いま社会に起きている事変のことあれこれ思い巡らせるうち、いま人間そのものにも何か変化が起きてゆくときなのだろうか、という予感もふと走り、それがなんだか作品づくりの稽古にも少し関わってきているかもしれない。新作の振付を始めているが、これまでとはまた異なる体感や心情が稽古のたび、ある。どういう流れが起こるか、、、。

 

 

 

 

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作品制作中に記されたテキストや写真なども掲載しておりますので、ぜひ、ご覧ください。

▶︎近日中に次回公演の開催日程をお知らせします。

 

 

冬の到来のなか、久しぶりに見たホックニーを思い出す。

11月、会期末に駆け込んだらとんでもなく混んでたけど、近年のなかでも特別に心震えた展示だった。

絵が微笑んでいる。まず、そう思った。《No.1182020316日「春の到来 ノルマンディー 2020年」より》が目に飛び込んできたのだった。コロナ禍が始まったあの冬に、ホックニーは自身が暮らす場所で描き上げたこの花の絵をオンライン上に投稿し、「春が来ることを忘れないで」というメッセージを添えたのだという。

MOTで開催され大変な話題となった『デイヴィッド・ホックニー展』はまさに最大規模だったがコロナ禍で無期限延期になっていたものが実現したものだった。

絵を見ることで、あんな風に喜びを感じたのは久々の経験だったし、芸術の力はいつか世界を回復させるに違いないという、ある種の予感と熱感覚が来た。

そして、画から、写真から、映像から、空間から、それらの経過を記録したビデオから、そしてそれらすべてが織りなす雰囲気とか気分から、「ひととなり」とでも言うほかないものを深く深く感じた。あれは特別な経験で、芸術はやはり「ひと」そのアラワレなのだと圧感した。rejoiceという言葉について大江健三郎の小説で経験したときの思い出もどこか重なった。

たくさんの苦しみ悲しみがいつしか静かな喜びを呼び込み、讃え寿ぎ愛でる力に転換されてゆく。毎日いろいろある。波風がたち、おだやかになり、夜が訪れて、いつしか季節が変わってゆく。そのような日常に対して、僕はどれくらいのことやものを大切にしてこれただろうか。そしてこれから訪れる瞬間瞬間を生き尽くすことができるだろうか。

淡く柔らかいのだけれど同時に深く切実な感情が、たかまっていった。げいじゅつが無かったら、たぶん人生はもっと暗い、と直感した。忘れられない時をもらった。ホックニーの絵に力があるのは、インタビューで語っているように、なすべき事を全身全霊でやっているからだろうと思う。ひとが好きなことを見つけ、信じ、力を注いでゆくことの大切さを改めて教わった。

ホックニーは83歳。「ありのままのあなたでいなさい」それが日本の若者への唯一のメッセージだという。

 

 

 

 

 

 

 

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蔡國強氏の個展「宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」で、とても深い感銘を受けた。

上掲は、この展覧会に先立つ6月26日いわきで行われたプロジェクトの新聞報道(LINK)だが、「ここの人々と一緒に時代の物語をつくる(展示紹介文より)」という氏の言葉が見事に反映して凄みを感じた。そしてそれは同時に長年にわたる積み重ねからこそ生まれてきた作品ゆえの美しさと力強さでもあると思った。

あきらめないこと、ブレないこと、とにかくやること、これらが芸術には最も重要な精神だが、この人の作品からはいつもこれらの人間的な力が強く感じられる。

30年前に四ツ谷の寺の地下で蔡國強の個展(1991年)を初めて見たとき、同じ時代を生きる人による作品の力に息をのんだ。その創作態度に、同じ時代を乗り越えようとする芸術家の生き様に、激しく背を押された。

あの時の作品も、今回の大規模な個展では再び紹介され、核の一つとして強い磁場を形成していた。続々と展開する傑作に瞠目しながら、ここでは一人の芸術家の駆け抜けてきた30年間という時の層を体験することもできる。巨大な空間に点在する爆発の痕跡は、生の痕跡にも重なっているように思えた。

また、2015年の個展『帰去来』で感じ書き留めた僕自身の言葉も、今回また強く蘇った。「私たち人間は、火を起こす力と火を消す力の両方を持つ存在であること。つまり、破壊者でありながら創造者であること。( LINK )」というような言葉だ。自分で思い書き留めた言葉というのは忘れてしまうことも多いのだが、やはり強い印象が残っていたのだろう。

ほかにも様々なことを思い出し、新たに思い、感覚感情が騒ぎ、そして考えさせられた。

火をめぐる思想のこと、世の中の流れのこと、自分自身の歴史のこと、蓄積されたものごとについて、経験について、行動について。

そして、この人がつくる作品から、目の前にある爆発の痕跡から、何かの生まれる力を信じよう、現在たったいま現れるものを祝福しよう、という声が聴こえてくるようだった。

 

 

 

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