photo=recording work for next performance on July

 

音楽録音のピアノパート作業時に撮った写真です。本番が近づいてきました。ギリギリまで試行錯誤は続け、変化変容の現場としての公演でありたいと思います。(記:櫻井)

 

 

 

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Stage info.

櫻井郁也ダンスソロ新作公演

『心臓法則』7/13-14 開催 

(予約受付中)

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https://dance-sakuraiikuya-stage.localinfo.jp/

 

 

lesson.櫻井郁也ダンスクラス

レッスン開講中。踊ってみたい方はぜひ!

 

 

 

他者の体を受け止めて、

他者に体を受け止められて、

体は変化してゆく。

 

新作の振付を進めながら、そんな言葉を思い出した。2020年の秋に、自らここに書いた。(全文

大抵のことは忘れてしまうから、あちこちに書く。このブログもその一つだし、持ち合わせの紙切れに書いたものも数知れず溜まっている。体の奥にも溜まっているのか、忘れたつもりの何かを、踊りの作品をこしらえていると平手打ちのようにパンっと思い出すことがある。

「からだ」という言葉には、ちから、とか、あらわれ、とか、うまれ、という現象に連なるいろんなものが渦をなしているような、そんなふうに僕は「からだ」という言葉のことを幻想することがある

とも、そこに書いてあるが、体というのは同時に古い箪笥のような場所でもあると、思う。自ら発想しながら仕舞い込まれ発話に至らぬ言葉や、指先からこぼれたまま楽譜にも書き留めていない音列、ドストエフスキーや川端の階段を降りかけた足の湿り気、それらが迷宮化したまま体の抽斗や蝶番に封印されて、筋肉や骨と一緒に次第に衰弱したり結晶化したりしていて、それらを熱しほどくような手順が、作品なるものの工程には含まれているのかもしれない、と思う。やはり、面白い。

 

 

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photo=rehearsal for next performance on July

会場リハーサル(5/30)にて

 

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ソロ公演は今回の新作(7/13〜14)で3回続けての7月開催になるが、ダンスは身体と繋がっていて身体は季節に繋がっていることを実感。考えや行動にも何かしら季節のめぐりは関わりがあるのだろう。写真は前作(2022)の稽古、ちょうど詰めの頃の。(I.S)

 

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チラシの配布を開始しました

劇場ロビーや舞台公演での折込、アートショップなど、

お見かけになったら、ぜひ手にとってみてください

 

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新作解題

心臓法則⇄HEART LOW

webサイト詳細告知の開始に合わせて解題を掲載します。

 

 新作公演(7/13-14)のタイトルは『心臓法則』、英題は”HEART LOW”。いづれも僕の造語で、稽古中にメモした言葉から音や形を拾って組んだ。

 心臓=生存核、そこでは、何かが始まり、衰弱してゆく。低いつぶやき。きざみ、ずれ、狂い、転倒してゆく、音楽法則。未出現の存在たちが、命の時間と偶然について、、、、(ノート抜粋)

 ステートメントにも引用したメモだが、ここから、心臓、法則、低さ、という3単語を貼り紙のように並列した。この3つの言葉に感じたリズムや形が気になり、ブリコラージュして題名にした。日本語に反映したのは物質性、臓器としての心臓に対して形のない潜在的な何かとしての法則。質感、リズム、すべて漢字で。英語に反映したのはやや動きのある心臓的感覚、あるいは形のない心としてのheartと、心臓の低い音や減速感を思わせる低さ最低値としてのlow。心の最低値か、生存最低値か。秘密にしておく、という意を含むこともできるのか。同時に、このlowは法則(principleやtheorem)とは異なるが似た言葉である法(law)への遊戯的変形ともなり、the hearts lawに近づくと心臓法あるいは心の法律の出現か。hearts row 、raw heart、row raw law low、などなどいろんな音を呼ぶ。lowは減衰と秘密をさそい、lawは法にして、rowは列であり続きゆくもの、rawは生々しいリアルなものやことにつながり、いづれも心臓にどこか繋がり。結局、表記に決め、こちらは音感と図形感で大文字だけ。

 今回、踊りが先行して言葉が追いかけてきている。社会状況からも、私的な状況からも、そして自身の身体感覚の変化からも、命のことを思う機会が急速に増える。そのなかで踊りを探っていることもあり、消えゆく瞬間を捉えようとするのか、稽古するたび短い言葉が積もってゆく。コンセプトから形式が導かれるのとは別に、身体から表出されるものと言葉が、追いかけ合い、重なり、変質し合う。ということが多い。イメージからダンスができるというより、ダンスがイメージを呼ぶというのか。本作と前作の対照的なところかもしれない。思わず書いた言葉の積層が、散らばり溶け出し、音や文字が分解されたり組み合わされたりして、別の妄想を生み、さまざまな思いや体感に響きはじめる。

 題をつけたが、これはプロセスの一つ。導火線だ。上演まで続く作業のなかで、イメージも踊りも、どう変わってゆくだろうか。胸が騒ぐ。ここから。

 

 

 

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4月に入ったころに撮った写真。

夜の山に登り、街の光を見た。

静かさと闇のなかで、

植物の匂いや、何かはわからないが生き物の気配に、

包まれているような、気になった。

神域、という言葉がアタマに浮かんで、消えた。

 

 

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▶︎新作公演(7/13-14)のご案内を始めました。

過去作の記録や写真なども掲載しておりますので、ぜひ、ご覧ください。

 

 

 

芝居を観るのは街を呼吸することに近かった。

とここに書いたことがある。唐十郎さんの芝居のことだ。本当にそうだった。初めて観た記憶は鮮明で、未だ爽快さが残っている。40年ほど経つが、揺さぶられた感情に年月の影響はない。(記事

紅テント、そう呼ばれていた。夕暮れ時、新宿の花園神社に紅色のテントを建てて芝居を打つ。状況劇場という名が正式だったが、まさに状況そのものが生々しくそこにあることを体感した。

見知らぬ人同士が膝を抱え肩を寄せ合うように座ると、平手打ちのような始まり方で言葉の嵐になる。時に声が掠れるほど叫び歌い、ふいに天幕が飛ばされ新宿の喧騒が雪崩れ込んでくる。

行くたびに胸騒ぎがした。芝居が終わっても胸騒ぎはおさまらなかった。絶え間なく呼び交わし合う声。声から言葉が咲き乱れ、言葉とは熱なのだと思い知った。人と人のエネルギーが、何かを起こし続けるのだった。

もう一度、観たかった。

 

 

 

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