僕らの生は、いまいかに活き活かされ、生じて、いるのだろう。

僕らの意思は、どこに向かって飛び、どこに着地しようとしているのだろう。

僕らの想像力は、いかなる場所に、いかなる力の拡がりを、果たしているのだろう。

長く続くコロナ禍のなかで、

いつしか異常事態が日常になった暮らしのなかで、

そのようなことを、たびたび考え思うようになった。

そのようなことを、考え思い直さずにはいられないような状態に、

生活というものが、変化しはじめたのかもしれない。

グラッグラと、価値の根っこが、

いま、揺れているのかもしれない。

(メモ2021

 

 

 

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Stage info. 櫻井郁也/十字舎房:公式Webサイト

ただいま前回ダンス公演(2021年7月)の記録をご紹介しております。次回公演情報は、いましばらくお待ちください。

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2021年も、あと一ヵ月。

マスクをして生活するようになって、随分になる。

口元が見えないから、もっぱら眼の表情によって相手を認識する、

という特別な接し方で人に向き合うそんな時期を2年近くも過ごしてきた。

これは、僕の心に、まだうまく言葉にならないけれど、

ちょっとした発見や興味や異変を起こしている。

この2年間ほど、眼の語る様々について、また、眼というものの魅力について、眼が反映する人物像について、思いを馳せた日常は、かつて無かった。

これからの舞台創作や、踊りそのものに、かなりの確率で影響があるかもしれない。

(2021日記から)

 

 

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