(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した -9ページ目

(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

ついこの間始めたばかりだと思っていたこの会社も、干支で言うとひと回りを越えて、15年目に突入してしまった。その間には、コロナ禍や事務所の引っ越しも含めていろいろなこともあったかな。そんなことを思うと、まあ、よくここまで持っているかなというところだろうか。

 警察官を志望する若者ならば、誰しもが通らなくてはならないのが、警察官育成学校でもある「教場」と呼ばれる学校だ。神奈川県警の教場が、この映画の舞台となっていて、そこの教官である風間公親が主人公で、それを木村拓哉がコワモテ風に演じている。それが今回の『教場Ⅲ~ Requiem』(中江功・監督/君塚良一・脚本)である。Requiemとは「安息を…」という意味だ。

 教場とは、当人が警察官への適性があるのかどうかも判断していく機関でもある。映画の前半部分では、その教場での冷徹なまでの訓練や管理の厳しさを示しながら、そんな中で自分の思いや夢に向かって挑みながら努力していく若者たちの葛藤と、その教官の冷静沈着にして厳しい指導姿勢を表現していて、冷徹にさえ見えるその対応は観ていても緊張感はあった。そうした中で、当人の適性を判断していくということを言われれば、それもさもありなんとも思う。

 その一方で、寮で日々同じ時間を過ごしていくことで、生徒たちの結束力も強くなっていく。そう言う意味では、人間ドラマとしても深く厳しく本質を追及していたのではないかと思えた。

 そして、そんな訓練、授業に耐えてきた生徒たちが、いよいよ卒業を迎えたその日に事件が起きる。教官が関わった過去の事件に起因して、それに恨みを持っていると思われる犯人が何かを仕掛けてきていたのだ。ところが実は、それが思わぬどんでん返していなってく。

 そこからは、前半部分の展開とは異なってきて刑事アクション的な要素にもなってくるのだけれども、そこもこの作品としてもう一つの見どころになっていたのかもしれない。

 やがて、そういうことだったのかと納得はさせられる。

 映画としては、最後は生徒たちを無事に送り出し、また、新たな警察官志望者たちを迎えていくという形で終えることになる。いずれにしても、治安の安定と多くの人の安全と安心、そして生命を預かっていく警察官を養成していくことの厳しさは十分に垣間見せてくれた。

 ボクの大学の同期や先輩などにも警視庁はじめ、神奈川県警や長崎県警などで警察官となった人たちも何人かいる。そして、いずれもがきっちりと定年まで任を終えて退任していっている。体育会系でもあり、その中には体育連合会幹事だった者もいる。だから、その足跡には「さもありなん」とも思わせてくれるものでもあった。

 軟弱地盤育ちのボクとしては、彼らが警察官という職務を全うしていったことに対しては、敬意を表するとしか言いようがないなぁというところか。そんなことを、今さらながら改めて思わせられた作品でもあった。

 キャスト的には、最近、映画『恋愛裁判』で知った斎藤京子以外は、警察学校の生徒たちのほとんどが、役者としての名前もわからないくらいだった。だけど、先入観なしにニュートラルに観る者としては、そのことも却ってストーリーには入り込みやすかったのかなとも思えた。