JapanラグビーリーグONEは一番上のDivision1からDivision3まである。昨季から新たなチームも加わったDivision3の試合も観てみたいと思っていたのだが、日程的に3月1日のAGFフィールドは行けるかなということで足を運んでみた。AGFフィールドは味の素スタジアムのサブ的な位置で歩道橋挟んで反対側のところにあるが、バックスタンドは芝生席となっていて、いくらか牧歌的でもある。このあたりも、Division3の会場の若干のマイナー感もあるのかもしれないなぁなんて言うことも思っていた。
選手入場、右の青系がホームのクリタWG昭島、白がルリーロ福岡
クリタウォーターガッシュ昭島 55(33―14/22―17)31 ルリーロ福岡
かつては栗田工業として社会人ラグビー時代から参戦していた歴史を持つクリタウォーターガッシュ昭島。創部は1962年という歴史を持つ。母体の栗田工業はあらゆる水にまつわる事業を行っているのでウォーターガッシュという呼称である。意味は「ほとばしる水の力」ということらしい。メインジャージも水をイメージした水色がベースとなっている。昭島市に拠点を置いて、地域に根差したチームとして、広く愛されるチームを目指している。
今季のクリタはここまで、やや苦戦しており、現状1勝6敗の勝点7でD3の6チーム中5位とやや低迷している。何とか浮上のきっかけが欲しいところだ。
中盤の攻防だが、やや粗いのかなという印象
2022年に創部して、昨季から参戦したルリーロ福岡(LR福岡)は、福岡県うきは市に拠点を置いて、久留米総合スポーツセンターをホームとしている。初参戦の昨季は3勝12敗、勝点13で最下位に沈んだ。今季はここまで2勝1分け3敗の勝点10で3位と健闘している。「ルリーロ」というのはチームのモチーフとなっているカワセミの羽の色の瑠璃色とフランス語で「笑い」という意味のLerireを組み合わせたものだということである。
先制したのは最初のチャンスを生かした2分の福岡だったが、すぐにクリタも返して5分過ぎて7対7。点の取り合いになっていくのかなと思われたが、12分にクリタはFB⑮杉山(東海大相模→東海大)が抑えて、ゴールも自身が決めた。杉山は、最後尾から一気に上がってきて攻撃に参加して、大事なところでトライに絡んでいっていた。
プレスキックも安定していたクリタFB⑮杉山祐太(東海大相模→東海大)
21分、25分にもFW勢がボールを奪って大きく回して、クリタがトライを追加した。29分には福岡もFL④上田(北越→流通経済大)がBK並みのステップを生かしてトライを返した。これに対して、クリタも32分に右10m付近のラインアウトからモールでそのまま押して最後はHO②栗原(正智深谷→大東文化大)が抑えた。前半はクリタは5トライ4ゴール。福岡は2トライにゴールのみだったが、野球で言えば打撃戦という様相の展開だった。
後半早々には、クリタはゴール正面のPGを決める。これで、3トライ&ゴールでも追いつかないセーフティーリードに近い形とした。⑮杉山のプレスキックも安定していた。
クリタウォーターガッシュ昭島の応援席
後半はその後、やや膠着状態となっていたが20分過ぎてお互いがトライを奪い合い試合が動く。後半30分過ぎには福岡はCTB⑫香川(東海大仰星→関西学院大)がさらにトライを返して追い上げた。残り10分の攻防は、クリタがLW⑪ティペネグレース(豪)が力づくで相手タックルを引きずりながらトライ。
そして、さらにお互いが一本ずつ奪い合ったが、最終的にはこの日は攻守に運動量が優っていたと感じさせたクリタが圧倒した形となった。
何となく、Division3の試合はやはりDivision1に比べると、試合展開としてはいささか大雑把という印象でもあった。結果的には、DF力の差が顕著に出てしまっているのかなという気がした。





