何となく、自分の過去のブログを見ることがある。それは、過去の自分の日記を見返すような作業でもあり、それを読みながら「そこそこ、いいこと書いとるなァ」という自己満足の確認作業でもあったりするのだけれども…。
過去を振り返りたくなるということではないけれども、まぁ、自分もある程度、歳をとったということは認めないといかんという思いもある。
ということで、6年前の9月の一つである。
コロナ禍がまだ、社会に影響を及ぼしていた頃でもあるが、こんなことを書いていた。
「同世代という言い方がある。ボクらにとっての同世代というと、幅広く見て、昭和30年代生まれといっていいであろうか。ということは、東京オリンピック以前に生まれた世代といっていいであろう。そんな世代へ向けて季刊的に刊行されている雑誌として『昭和の不思議』(大洋図書・発行)というのがある。ボクも、「昭和のプロ野球」や「昭和の高校野球」「昭和の高校生たち」というようなテーマで、時に参加させてもらっている。
今回も「昔のパ・リーグは、元々無観客に近かったんじゃないの」みたいな話から、昭和のプロ野球とヤジみたいな話の特集と、玄人受けするパ・リーグの話という記事を書かせて戴いた。松永浩美の左右打席本塁打記録とか、東映の5打者連続本塁打とか、まあ、知る人ぞ知るというものである。
この雑誌は、まさに昭和時代のアンダーサブカルチャーを拾い上げていて、ボクのような下流の社会風俗に浸っている人間にとってはたまらない特集が多い。
「そんなことは知っていなくても社会生活では何も困らんけれども、知っていたらちょっと面白いかもしれない」という雑学である。そんなどうでもいいような情報が満載されている。
どうでもいいような情報は、どうでもいいけれども楽しく過ごしたいなという時にはとても有用な情報でもある。
今回では、こんなのも面白かった。
「川内康範 闇に葬られた2枚のレコード」
「『あしたのジョー』登場キャラのモデルを探せ」
「昭和歌姫2人の奇跡と悲劇 朱里エイコとしばたはつみ」
「裏本と裏社会 闇の営業マン“カバン屋”」
書き手としては、藤木TDCや本橋信宏、八木澤高明といったところが常連だ。比嘉健二編集長もボクと同世代である。そんなオヤジたちが寄ってたかってネタを集めたような雑誌といっていいであろう。ちなみに、矢吹丈のモデルは青木勝利という説には、大いに乗れる。青木勝利も世界王座は獲れず、東洋チャンピオン止まりだったしね。
こういう話をリアルで伝えられるのも、あと10年くらいということなのかもしれんなぁなどと思っている。かつてボクたち世代は、「明治は遠くなりにけり」という言葉や「懐かしの大正ロマン」なんて言う言葉を耳にしていたこともあった。そんなボクたちも初老と言われるような年齢、今では前期高齢者と言ったらいいのか…。そんな年齢になってきたけれどもね。
やがて「今はなき『昭和の大衆文化』語れる人いませんか」、なんて言われるようになるのかもしれない。そこまで、生きていようかなぁ。
「誰も知らない昭和のアンダーカルチャーを語る怪老人」
そんなのやってみたいなぁと思っている。
話を倍に盛ったって、誰も知らんくらいになっとるしね。」
そんな思いを、前期高齢者となる前から、思っていたということでもある。本当に、歳月は、知らん間にどんどんと過ぎていくということだわね。




